長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2013年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年09月

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可愛い悪魔



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-115.html
↑こちらでご紹介した“鎌倉座”の今月のご報告。
今回は大林宣彦監督の大ファンの方が貴重な幻の作品をご持参いただき観賞。

なんでもその昔の「火曜サスペンス劇場」で放映されたものですが、
さすがに大林監督だけにテレビドラマでなく、きっちり映画として魅せてくれました。

お話は己の欲望と我儘のために次々と殺人を犯す女の子“アリス”
彼女の犯行を疑いながらも自身はかつて精神病棟に入院してたため、
周囲が信じてくれずに途方に暮れてしまうピアノ教師(秋吉久美子 奇麗)の姿を描ききりますが、
そもそも子どもが連続殺人犯なことに加え精神病棟、幼児虐待、幼女への性的嗜好などを、
盛り込んでおり今なら全てタブーだろうけど、
当時でもかなりの冒険だっただろうと想像できました。

しかし大林映画らしく過剰に音楽を流しながらも優雅な遊び心を折り込み、
若き日の大林監督も登場する悪ノリもあって退屈させずに楽しめました。
もちろん世にも恐ろしいホラーではありますが。

アリスに求愛する怪しげなボートハウス主人になぜかみなみらんぼう氏が扮してましたが、
女の子に散々振り回されたあげく最後に殺されてしまうのはロリコンにとって本望ではなかろうかと。

そして避暑地の風景や洋館のゴシック風なところなど、どこか山本迪夫監督(長岡出身です)の「血を吸う薔薇」を想起させるなぁ、と思って見てましたがやはり謎の男は岸田森だそうで嬉しかったです。

大人たちを振り回す幼女が“アリス”ということだけで、彼女に注ぐ監督の視線もギリギリな感性・嗜好が覗かれおぼろげにアブなさも感じますが、 それを覆う“映像の魔術師”ぶりに脱帽してました。

とはいえかなり後味が悪いのは確かなのでデザートとして長岡ロケしたAKB48のPV「So long!」を流して、いろいろ思い返しながら見てました。
アリスへの視線、AKBへの視線、どちらも重なるものを感じて、そのブレなさはサスガではなかろうかと。

http://www.youtube.com/watch?v=eZ4jYWQh7tE

お食事をいただきながら感想を話し合ってましたが、自分は大林監督にはいろいろ複雑な思いがあるものの、知ってる大林監督のエピソードをいささか後ろめくも得意気に話しておりました。

そして「So long!」のロングヴァージョンの方はまだ見てなかったのでDVDをお借りしました。
ありがとうございます。

この日は少数参加でしたが、こんな感じで月に1回開いてますので参加をご希望の方はご連絡願います。

写真は鎌倉座の新メニューです。
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シネ・ウインド支配人とお話しする。

シネ-~1

シネ・ウインドへようやく「長岡アジア映画祭・プレイベント」の前売り券の清算に伺いました。
正直、長岡のことばかり手いっぱいで新潟のチケット販売は期待せずにいましたが、
予想以上に売れており、お買いもとめいただいた方、ありがとうございました。

シネ・ウインド支配人には最近では「モンサント不自然な食べもの」の上映にあたって
講師のご相談をした経緯があります。

ただし最近は諸事情で足が遠のいてるため支配人の方にこちらの考え、現状を話そうと、
お時間をいただきました。

感情的になり、ほとんど支離滅裂で聞いてて迷惑をかけたかと思い返してますが、
支配人の方に今後もどうぞよろしくお願いしますとお伝えしました。

冷静に話しを聞いてアドバイスいただいた支配人の方をこれからも信頼していこうと思いました。
お忙しい中、ありがとうございました。

http://www.cinewind.com/

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Stella



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-119.html

「間に合わなくても行ったほうがいいんじゃないか、最後のお別れなんだから」

亡くなったみどりさんのお通夜が始まる時間に間に合わないため、
どうしようかとみどりさんが亡くなったことを教えてくれた方に相談し、
アドバイスをもらい失礼のないことに気をつけて参列しました。
ありがとうございます。
ちょうど向かう時に虹が出たので、みどりさんとのお別れにふさわしいのではないかと思いながら。

笑顔の遺影のみどりさんを見つめ、少々長いお坊さんの説教を耳にしながら、
「キャラメル・ママ」という大きな花を咲かせたみどりさんの人生は本当に立派だったと、
そして改めて最後に交わした言葉の数々を思い出してました。

参列者の中で声をかけていただいた人がいましたが、
以前、長岡アジア映画祭にお世話になったレストランの方でした。
本当に久しぶりの再会で帰りの車に乗せていただき、
キャラメル・ママの常連でもあるためみどりさんのことを伺ってました。

おぼろげに長岡出身じゃないのに長岡にお店を出した経緯や
他の県に療養で滞在してたこと、しかし長岡花火に合わせて帰ってきてたらしいと知り、
やはり心は生粋の長岡人でもあったと思いました。
そして本当に“情”のある方だったんだと。

その方は月に一回ほどキャラメル・ママでライブをやってるそうなんで、
機会があえばみどりさんの導きとして行ってみようかと。
できたらみどりさんの追悼みたいな形で開いてほしいと思ったりしました。

葬儀場のロビーには笑顔しかないみどりさんの写真の数々が並べられてましたが、
その中にベット・ミドラーの「ステラ」のポスターが貼られてある、
キャラメル・ママの外観の写真があり、ちょっとグッと込み上げるものがありました。

活動を始めた市民映画館をつくる会が
1990年に「ニューシネマパラダイス」と二本立てで上映会を開いた作品です。
ということは会の立ち上げ時から応援していただいたのかと。

こんな昔話を書いて感慨深くなるのはもう自分だけかもしれませんが、
改めてみどりさん、ありがとうございました。

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憂鬱ロケット

「神奈川芸術大学映像学科研究室」の坂下雄一郎監督
「神奈川芸術大学映像学科研究室」の坂下雄一郎監督

S東京特派員のSKIPシティDシネマ国際映画祭2013の巡礼記。

“「神奈川芸術大学映像研究室」坂下雄一郎監督

ある大学で助手として働く3人の男女が主人公。学生の面倒を見たり事務仕事に追われたりといった地味ではあるがあまりよく知らない助手という職業の日常を描いた映画で、これはかなり新鮮でした。映画を作る人たちを描いた映画はけっこうありますが、直接映画制作にかかわるわけではない大学の助手という職業を取り上げた初めての映画ではないでしょうか。彼らや教授、職員、学生の描写はモデルがいるんじゃないかと思えるほどリアルで生々しいです。大学の官僚的な仕組みや事なかれ主義、いいかげんな学生たちに悩まされる日常は映画制作というイメージからはかけ離れた地味だし楽しさもない。でもそんな中でもよろこびはある。生きがいはあるのだ、というようなすがすがしいイメージで締めくくられていていい映画でした。この作品はDシネマ映画祭で審査員特別賞を受賞しました。 ”

以上の件を読んで目に留まったのが坂下雄一郎監督の名前でした。

坂下監督は4年前の「第11回長岡インディーズムービーコンペティション」にて
「憂鬱ロケット」で奨励賞を受賞しています。

http://www.mynet.ne.jp/~asia/14th/11th_compe/14th-11thcompe.htm

当時は確か大阪芸大生で受賞の知らせを電話したくらいが接点になるかもしれませんが、
プロの映画監督を目指し、ずっと撮り続けていたようで巡礼記で目にして嬉しく思いました。
しかも最初は作品名だと思わなかった「神奈川芸術大学映像研究室」はとても面白そうで、
賞の受賞を機にSKIPシティDシネマプロジェクトとして劇場公開が決定したようなので、
ぜひ機会があったら観てみたいと思いました。

http://www.skipcity-dcf.jp/sdcp.html

http://www.skipcity-dcf.jp/pdf/IDCF2013%20Release_20130722_SDP.pdf
↑こちらのプロフィールを読むと「ビートルズ」という監督作で昨年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭の北海道知事賞を受賞とあり、今年の同賞は「冬のアルパカ」なので何か奇縁を感じました。
ついでに書けば前回のSKIPシティDシネマプロジェクトの「チチを撮りに」の中野量太監督は「ロケットパンチを君に」で「第8回長岡インディーズムービーコンペティション」を受賞しているので何か繋がりみたいなのがあるような錯覚を覚えました。

坂下監督の「憂鬱ロケット」は青春の閉塞感を捉えて地味ながらも跡に残る印象を持った作品でした。
それが「神奈川芸術大学映像研究室」は評を読んでるだけでも浮き足立つような気がしてとても期待を寄せるに充分な作品に思えました。
やはり観てみたいものだと。坂下監督のご活躍を期待します。

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第22回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 映画祭巡礼記

昨日に続いて今回は「第22回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」とSKIPシティDシネマ国際映画祭への特派員の総括です。

http://www.skipcity-dcf.jp/

ありがとうございました。またよろしくお願いします!

東京国際レズビアン&ゲイ映画祭会場の青山スパイラルホール

この後の1本は第22回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映されたもの。22回という回数がすごいです。私が行くようになったのは3回ぐらい前からではじめて行った時は性マイノリティに関してとくに関心もなく、アジア映画が上映されるからというだけの理由で行っただけなので場違いなんじゃないかとちょっと気にしてたのですがそんな心配はぜんぜんいらなかったですね。むしろ今まで経験したことがないくらい上映中の観客の反応がよくて、すっかりこの映画祭のファンになってしまいました。この映画も大受けで場内爆笑の連続。たいへん楽しい映画体験になりました。

「ウィル・ユー・スティル・ラブ・ミー・トゥモロー?」台湾 アーヴィン・チェン監督

リッチー・レンとメイヴィス・ファンが扮する夫婦とその妹と婚約者の2組のカップルを中心にした群像恋愛ドラマ。

リッチー・レンは一人の魅力的な男性に出会ったことから封印してきた同性愛者として目覚め、妹は何度も結婚寸前までいきながら結婚に踏み切れない。そこに気弱な婚約者を応援するゲイの友人たちが絡んだり、妹が見ている韓流ドラマの主人公の幻が現れたりしてとにかくにぎやか。アーヴィン・チェン監督は多彩な登場人物を見事にさばいています。リッチー・レンの上司の退場の仕方や結婚恐怖症の妹がハマっている韓流ドラマの主人公の幻が妹の前にあらわれたりするファンタジックな味付けが現代のおとぎ話のような気分を醸し出していて、悩める男女たちがそれぞれの着地点を見つけるラストはほろ苦くも幸せそうで幸せな気分になれる映画でした。妻役のメイヴェスがタイトルになった曲を歌う場面があるのですが、これが監督の前作「台北の朝、君に恋する」にもあったゆるーいミュージカル調なのもいい感じでした。90年代アイドルだった彼女が最近映画で活躍しているようで昔CDも買っていた私としてはちょっとうれしいです。

最後にSKIPシティDシネマ国際映画祭について。この映画祭はデジタルで撮影され上映されることが条件になっている映画祭です。こういう技術面に着目して作品を選んでいる映画祭はユニークだと思います。映画祭が始まった頃はビデオカメラで撮影した作品なんてフィルム撮影に比べたら格下というのがまあ一般の考えで私も興味はあるもB級の作品ばかりじゃないかと思っていました。しかし実際に見て考えが変わりました。標準画質のビデオで撮影された作品は画質が良くないなりにフィルム作品とはぜんぜん違う表現方法でもって映画を作ろうとしていたし、HD撮影の作品もフィルムとは違う特性を生かしフィルムではできないような絵作りの魅力がありました。要はフィルムとは別の表現の作品だったわけです。今はデジタルの性能も向上し劇場用の商業作品で使われてもまったく何の問題もないクオリティのようですがたぶんフィルムとの差はまだ残っているはず。そこにまだまだDシネマの独自さ、面白さを感じさせる作品が出てくる余地がありそうでこれからもこの映画祭は注目していきたいと思っています。

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SKIP CITY 国際Dシネマ映画祭2013 映画祭巡礼記

お待たせしました。S東京特派員の映画祭巡礼記。
今回はSKIPシティDシネマ国際映画祭2013と「第22回レズビアン&ゲイ映画祭」を2回に分けて掲載します。
まずはSKIPシティDシネマ国際映画祭2013です。

http://www.skipcity-dcf.jp/

SKIP シティ国際Dシネマ映画祭会場の多目的ホール入口

去る6月にSKIPシティDシネマ国際映画祭に行ってきました。2004年に始まり今年が10周年。長編コンペと短編コンペがメインの映画祭で長編コンペは海外9作品、国内3作品の12作品。短編コンペは日本国内が対象で12作品(3~5本を4つのプログラムに分けて上映)。このうち長編コンペでは「アメリカから来た孫」「チャイカ」「狼が羊に恋するとき」「隠されていた写真」、短編コンペは「短編4」を見てきました。また国内からのコンペ作品「神奈川芸術大学映像研究室」は同時期に渋谷のユーロスペースで開催されていた「東京藝術大学大学院映像研究科第七期生修了作品展」でも上映されていたので、そちらで見た感想と合わせて他の3作品「友達」「バイバイ・マラーノ」の感想も書きたいと思います。あとついでといっては失礼ですが東京で開催されていたレズビアン&ゲイ映画祭でも唯一の長編アジア映画「ウィル・ユー・スティール・ラブ・ミー・トゥモロー?」も同じ期間に上映された映画ということで取り上げてみたいと思います。


ではまずDシネマ国際映画祭の作品から。

「アメリカから来た孫」のチュー・ジャンタオ監督
「アメリカから来た孫」中国 チュー・ジャンタオ監督

長い間音信不通だった息子がいきなりアメリカ人の嫁をつれてきた。しかも既婚者で子持ち。息子たちからこどもを数日預かることになったおじいさんとアメリカ人の孫との交流を描いた映画。というストーリーながらこの映画、児童向けではなく、人嫌いで孤独な老人が(義理の)孫と暮らすことによって周囲との絆を取り戻していくというおじいさんが主人公の映画でした。しかし良心的な作品で堅実な作りで好ましくはあるともののコンペに選ばれるほどかな…と思って見ていたのですが、映画の後半にびっくりするような展開があり、かなり新鮮に感じたし感動しました。また舞台になったほのぼのとした田舎の生活も魅力的でした。


「チャイカ」のミゲル・アンヘル・ヒメネス監督
「チャイカ」スペイン・グルジア・ロシア・フランス ミゲル・アンヘルヒメネス監督

娼婦として生きるヒロインと出会った船乗りの男は妊娠している彼女を連れ男の故郷に帰る。しかしそこにはすでに男の居場所はなかった…

チャイカとはロシア語でかもめのこと。そしてソ連初の女性宇宙飛行士が乗ったロケットの名前でもある。そこでのコールサインの言葉の「私はかもめ」はチェーホフの名作「かもめ」からとられている。男の故郷の村の近くには宇宙ロケットの発射基地があり、発射の際に切り離された残骸が落ちてくる。人類の進歩が信じられた時代は去り基地の周りの住人の生活は貧しいままだし、行方の定まらない生き方もチェーホフの昔からなにも変わらない。監督はスペイン人ですがグルジアの荒野に落ちたロケットの残骸で遊ぶ子供たちを写した写真に魅了されたのがきっかけだとか。この作品は長編最優秀作品賞を受賞しました。


「狼が羊に恋をするとき」のホウ・チーラン監督
「狼が羊に恋するとき」台湾 ホウ・チーラン監督

台北の中にある予備校街を舞台にそこで暮らすはめになった青年を主人公にした恋愛映画。台湾映画得意の青春映画でこういう一般商業映画が選ばれるところにDシネマの普及の様子もうかがえるのと、近年の台湾映画のレベルの高さが見えるように思えます。街路でのロケもちゃんとエキストラを使って撮影しているようですし、手間のかかる人間を使ったストップ・モーション・アニメなどけっこう大変なことをやっています。主人公の青年を演じるのはクー・チェンドン。東京国際映画祭で上映された「あの頃、君を追いかけた」がこの後公開されますがこの作品も続けて公開してほしいものです。ちょっと変わり者の予備校の職員の映画のヒロインを演じたジエン・マンシューもチャーミングでした。
若いころのレネ・リュウに似ています。


「隠されていた写真」のマチェイ・アダメク監督

「隠されていた写真」ポーランド・ドイツ・ハンガリー マチェイ・アダメク監督

机の中に隠されていた自分の母親と見知らぬ男がいっしょに写った写真を見つけた少年はその秘密を知ろうと母親が暮らしていて今は祖母が住む実家に行く。そこでのさまざまな人との出会いや、両親のいままで知らなかった過去を知って成長していく少年のひと夏を描いた映画。主人公の少年役のマチュユ・ワゴジンスキは幼いときに演技経験があるだけでその後は俳優にならずにいたのを監督が口説いて出演させたそうです。ただたっているだけのような特に演技らしい演技をさせないという監督のねらいどおり、存在感があってよかったと思います(そしてこれが彼はまた普通の生活に戻るのでこれが最後の出演作になるのだとか)。脇をポーランド映画を見ている人にはおなじみの名優が出ているとのことですがポーランド映画に疎いので私にはそのあたりの豪華さがわからなかったのは残念でした。少年の子供らしい思い込みとか共感できて見た人だれもが自分の若かったころを思い出させるような映画で田舎の町の様子や海水浴場など景色も夏らしい雰囲気を出していてよかったです。


左から津田寛治監督、有馬達之介監督、「三歩下がって」主演の真辺幸星さん、高橋雅紀監督。
左から津田寛治監督、有馬達之介監督、「三歩下がって」主演の真辺幸星さん、高橋雅紀監督。

「短編4」

「三歩、さがって」高橋雅紀監督。出産と育児を取り巻く問題をひと組の若い夫婦を主人公にして楽しく描きだした作品。

「不肖の娘」有馬達之介監督。性的なコンプレックスを抱える女性主人公の行動を性描写も厭わず描いた映画。こういう過激な映画がなんの予備知識もなく突然見せられるもいいですね。ピンク映画オマージュのようにも思えました。

「カタラズの街で」津田寛治監督。今は画家となった男が自分の原点になった福井で暮らした中学時代を振り返る、というストーリー。福井市のアートイベントの企画として制作された映画で福井の街そのものが主人公。それを際立たせるためセリフはなし、音は街の生活音のみというユニークな作品。今回上映されたのは本来は50分ほどのものを再編集した短縮バージョン。監督はこちらのほうがよくなったと気に入っているとのことでした。


この後は東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻第7期生修了作品展(渋谷ユーロスペース 7/6~7/19)で見た映画です。

「神奈川芸術大学映像研究室」坂下雄一郎監督

ある大学で助手として働く3人の男女が主人公。学生の面倒を見たり事務仕事に追われたりといった地味ではあるがあまりよく知らない助手という職業の日常を描いた映画で、これはかなり新鮮でした。映画を作る人たちを描いた映画はけっこうありますが、直接映画制作にかかわるわけではない大学の助手という職業を取り上げた初めての映画ではないでしょうか。彼らや教授、職員、学生の描写はモデルがいるんじゃないかと思えるほどリアルで生々しいです。大学の官僚的な仕組みや事なかれ主義、いいかげんな学生たちに悩まされる日常は映画制作というイメージからはかけ離れた地味だし楽しさもない。でもそんな中でもよろこびはある。生きがいはあるのだ、というようなすがすがしいイメージで締めくくられていていい映画でした。この作品はDシネマ映画祭で審査員特別賞を受賞しました。


「友達」遠藤幹大監督

主人公は売れない俳優。彼が知人から紹介されたのはお客と希望する状況でそのお客を相手に一対一で演ずる奇妙な仕

事。たったひとり相手の仕事と落ち込む主人公が自分の演技がお客を変えていくことで手ごたえを感じ、やがて俳優という仕事にやりがいを取り戻していく。と、ここまではいい話みたいですが実際の映画はかなり不吉なトーンの映像でやはりというべきか、後半ひとりのお客の出現から主人公はどんどんおかしな状況に放り込まれていき、現実と虚構があいまいになっていきます。このあたりは考えようによってはかなり恐い気がします。でも主人公が一線を越えてしまったのかどうかは明確にはされず、判断は観客に任せられて終わります。スパーンッと断ち切るように終わるこういう終わり方嫌いじゃないです。というかけっこう好きです。


「バイバイ・マラーノ」金允洙監督

出産間近の婚約者がいるのに会社を首になった主人公は発作的に家出をする。たどりついたのは盗品を売りながら暮らす男たちが住む一軒家。そこに近くの村に住む娘も加わり主人公と彼らの不思議な生活が始まる。つらい現実を直視できずに逃げ出した主人公なので見知らぬ土地で初めて知り合う人たちと新たな関係を築きしだいに平安を得ていくのを見てもちっともうれしくなく(置き去りにした婚約者はどうするんだ)という思いがひっかかり、ずっともやもやしていたのが終盤なるほどそういうことかと遅ればせながら気づいたあとにさらにそれをひっくり返す衝撃がまちかまえていてこれにはやられました。なにを言っているかぜんぜんわからないと思いますがぜひ機会があれば見てもらいたい作品です。不思議な村の荒涼とした風景もですが映画の冒頭からざらついた画面の撮影もよかったです。


「ビューティフル・ニュー・ベイ・エリア・プロジェクト」黒沢清監督

父親から受け継いだ湾岸開発を進める開発会社の若き社長(柄本祐)は港湾で働いている若く美しい娘にはげしく心ひかれる。

香港映画祭に依頼されて作られた約30分の短編。スタッフが藝大の生徒によって制作されているのでここで上映されました。しかしこれは黒沢清ファン必見の映画ではないでしょうか。湾岸地域の無機質な雰囲気や映像とセリフの落差が生み出すおかしみなどいつもの黒沢清の意匠がちりばめられているのも楽しいのですが、後半別の映画が始まったかと思うほどがらりと変わっていつもの黒沢清じゃないのがとにかく驚き。依頼が香港だからでしょうか?恋愛、ギャグ、社会派、ファンタジーなどがとんでもない飛躍で結びついていて、こういうハチャメチャができるのも短編ならではだと思います。またヒロインを演じた三田真央の身体能力もすばらしかったです。

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ひこうき雲



長岡駅前に「キャラメル・ママ」という洒落たカフェがあります。
洒落ているのでこちらは気後れし、
眺めて歩いてるだけという時期がありましたが、
常連までいかなくてもいつしか足を運ぶようになってました。
市民映画館をつくる会の活動として、
プレイガイドやポスター貼りにお願いに行くようになったからです。

もうできて何年になるのかある日、店長のみどりさんに尋ねたことがあります。
お返事は忘れちゃいましたが、たくさんの年月を
みどりさんはキャラメル・ママでお客さんをおもてなししたと思います。

みどりさんが昨日、亡くなったとお世話になってる方から電話が届きました。
しばらく何を言ってるのかわかりませんでしたが、
お話しを何度もしたことがあり協力・支援していただいた方がいなくなったと思うのは、
大変寂しいことだと今、実感しています。

みどりさんはヨガをやってるとかでとてもスレンダー、
気風のいい姉御肌でカッコ良くステキでした。
と、同時に文化活動に大きな理解を示し、
たくさんのイベントを支援、時に店内でもチャリティライブを開いてたと思います。

長岡アジア映画祭には広告協賛のご協力いただいてました。
映画祭には何度も来ていただいた他、
「第16回」で確か「ミツバチの羽音と地球の回転」を観に来て賞賛してたことを覚えてます。

最後に話したのは今年の春。
「また長岡アジア映画祭を始めたい」とこちらが話すと
応援の言葉をいただき、その後は気分よく結構長居をしてたことを思い返してます。
もちろんそれが最後とはこちらは全く思ってませんでしたが。

写真はお店をブログで紹介したいからとみどりさんに話して承認いただいたもの。
みどりさんにはお客さんを演じていただきました。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-481.html
↑こちらに掲載しましたが、この記事を読み返してこんな思い出もあったんだと。

本日、お店を訪れましたがみどりさんは長岡に住んでる人ではなかったと初めて知りました。
なぜ長岡にお店を出したのか、なぜ長岡であんなに一生懸命だったのか
とうとう尋ねる機会も無くなりました。

“キャラメル・ママ”という店の名はユーミンのバックバンドから取ったと聞いたことがあります。
今、キャラメル・ママが演奏しユーミンが唄う「ひこうき雲」がエンディングに流れる
宮崎駿監督「風立ちぬ」が公開されてます。
物語の世界観にふさわしく曲が流れると鳥肌が立ちましたが、
みどりさんは観たんだろうか、観てほしかったと。

ありがとうございました。
ご冥福を祈ります。

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ヤンごとなき!



新潟の人気ローカル番組「ヤンごとなき!」の公開収録があり、
バックスクリーンも登場するというので駆けつけました。

この夜はヤンさんの歌う「焼酎一杯8円おじさん」の替え歌を
http://www.youtube.com/watch?v=ajKWghc2Iq4
新潟の芸人さん及び女子アナが歌い競い合うという企画。

新潟モンなら誰でも知ってるMCのヤンさんはすでに芸歴長く
“新潟のやしきたかじん”というのか、
新潟芸人をぐいぐいと仕切るやり手ぶりでしたが、
番組で強烈な毒舌ぶりが印象強い西脇理恵さんは
ナマでみると下ネタもOKで毒を放つ姿はテレビよりもアクが強かたったです。

こんな二人に挟まれ、さらに巨大芸能事務所所属ということで、
バックスクリーンのお二人は多大なプレッシャーが掛けられてました。
はたして放映日にはカットされずに無事に出演を果たしているのか?

収録前に会場にはとてもお世話になってるマネージャーさんがいたので、
「長岡アジア映画祭・プレイベント」でお二人が出演した
JIMOTO CMを上映させていただいたお礼をお伝えし、
また何かあれば協力をお願いしました。

http://www.youtube.com/watch?v=swRWroUsT4Y&feature=share

収録後はお二人にご挨拶に伺い、
某ローカルアイドルのメンバーが
ヤンさんは来たけど大谷さん(右)は姿を見せず寂しがってたと、
アイドル好きの大谷さんにお伝えしました。

あと小千谷出身・星野さん(左)は新潟競馬のお仕事を機に、
競馬狂となり、今時珍しい破滅芸人の片鱗を漂わせてましたが、
最近、万馬券が当たったとかで羽振りがいいようです。
ホントに破滅してしまうのではと、それもネタとしてありかと思ってましたが、
やはり何か持ってるようでした。

バックスクリーンと猫デココ(三条・下田出身)の
「よしもと新潟住みます芸人ライブ」が来月あるのでご紹介します。

「よしもと新潟住みます芸人ライブ」

9/7(土)15時30開演
チケット ¥1,500(1ドリンク込み)
会場:LIVE HOUSE 新潟 SHOW! CASE!!
出演:猫デココ、バックスクリーン、その他

https://twitter.com/ynn47_niigata/status/371137761559838720

YNN新潟『バックスクリーンの新潟より愛をこめて』
http://www.ustream.tv/channel/ynn-niigata-ch

「ヤンごとなき!」公式HP http://uxtv.jp/bangumi/yangotonaki/

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ヨコハマメリー



発売中のキネマ旬報の中村高寛監督の連載は特に興味深く読みました。
その前に中村監督の代表作「ヨコハマメリー」は深く記憶に残ったドキュメンタリーでした。
洋装で顔を白塗りした老女、横浜伊勢佐木町の街角に立ち、いつしか消えていった伝説の娼婦“ヨコハマメリー”の足跡を彼女と関わった人々の証言とともにヨコハマという街の断面を描き、観ていてスリリングに引き込まれていきました。
米軍相手に身体を売ってた伝説のメリーさんが写真で登場し、戦後こうして生きるしか術がなかった女性の吐息が聞こえたかのようでしたが、ラストにすでに伝説と化した人が姿を表すに至って心の中で歓声を挙げたことを覚えてます。

キネ旬ではその中村監督の次回作を産む苦しみを延々と書き連ねているのですが、
今号は日本映画大学ドキュメンタリーコースの講師として生徒たちとともに山古志で映画撮影の合宿に入る経緯が書かれています。
日本映画大学の前身、日本映画学校OBである橋本信一監督や松根広隆キャメラマンは山古志の人たちに依頼されて「掘るまいか」「1000年の山古志」を撮影した経緯があり、
その流れで山古志入りしたようですが、興味を覚えたのは講師、生徒とも合宿をしながらの映画撮影とのこと。
だとすると「冬のアルパカ」撮影でもお世話になったあの合宿所かなぁ、と思いました。できたら生徒の皆さんは参考までに「冬のアルパカ」を見てもらえたかと気になったりしました。
今号はプロから見ても無謀に写る撮影までの経緯で、すでに5月に撮影は終わったようですが、次号はおそらく撮影の様子が書かれてるのではないかと。
楽しみに待ちたいと思います。
そして完成した作品はぜひ観てみたいです。

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世界館のクロサワ



「長岡アジア映画祭・プレイベント」での「ほかいびと」上映前に
主演・田中泯さんの長岡のお客様に向けたビデオレターを流しました。
それを撮影したのが4月28日の高田世界館での「ほかいびと」上映会。
田中泯さんが北村皆雄監督とトークをするというので、
北村監督より撮影の許可を了解いただき実行委員がビデオカメラを手に駆けつけました。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-14.html

高田世界館では定期的に映画上映会を開催しており、
そのスタッフの方々に撮影の際は大変よくしていただきました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

NPO法人 街なか映画館再生委員会 http://www.baba-law.jp/sekaikan/

高田世界館は現存する劇場では日本で最も古いらしく、
現在は街づくりの拠点の一環として定期的に
映画上映会やライブ、DJイベントなど盛んに使用されており、
映画館を舞台にした「シグナル~月曜日のルカ~」も撮影されました。

さらに今も35mmの映写機を残してあり、
来月は黒澤明監督の大傑作4本を貴重な35mmフィルムで上映するそうなのでご紹介します。

『高田世界館102映画祭』

日時 9月7日、8日

会場 高田世界館

上映作 
「酔いどれ天使」 7日 15時~、8日 13時~
「羅生門」 7日 13時~、8日 15時~
「生きる」 7日 10時~、8日 17時~
「天国と地獄」 7日 17時~、8日 10時~、 

料金 1作品 500円 、4作品だと1500円

問い合わせ 09025624475 

おそらく黒澤明監督作への強い思いは皆様、持ってるかと。
担当者は市民映画館をつくる会が出来た頃に「天国と地獄」の上映会を開いて足を運び
観終えてそのあまりの面白さに興奮し、当時のメンバーと熱く語ったことがあります。
あの人たちは今、どうしてるかと。

また高田世界館では昨年も往年の名作を35mmフィルムで上映し「飢餓海峡」に足を運びましたが、高倉健さんを容易に近づけさせない強烈な三國連太郎さんの姿に圧倒されました。
それだけに訃報を聞いた時は格別な思いを抱きました。

画像は高田で田中泯さんを囲んで実行委員メンバーの記念写真。
本当に渋く素敵な方でした。
これからも活躍を期待してます。

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あなたの事情は関係ないから 持ち込まないでください



市民映画館をつくる会の頃は『長岡アジア映画祭』にあわせて事務所にて
「アジア映画の映茶会」というのをやってました。
事務所にスクリーンを下げてプロジェクターにて映写。
上映後にお茶でも飲みながら参加者で感想を語り合う、というもの。

現在はそれに似たようなもので「鎌倉座」というのを月1のペースでやってます。
ただモニターは小さいのですがお店を借りて、
お茶はお酒になっちゃいましたが、
気楽に映画観賞は変わらないと思ってるので、
参加をご希望の方はお問い合わせください。

電話09045204222
E-mail nagaokatsukurukai@gmail.com

写真は昨年の12月のときのもの。
あの“亀の翁”です。

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ロマンスの途中



たまにこのブログを読んでる方から、
「プロフィール写真の女の子は誰なのか?」と
尋ねられることがあります。

東京特派員(女性)の娘さんで愛称“ひなパンダ”なのですが、
ともかく無邪気で元気いっぱいで一緒にいて誰もが楽しく感じる稀有なコです。

これまで杉田愉監督は以前からファンで実際に
自作が上映されたTAMA CINEMA FORUMで両親とともに訪れたひなパンダと感激の対面を果たし喜んでいました。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1626.html

また原田裕司監督は「冬のアルパカ」公開初日に駆け付けたひなパンダと
なぜか劇場の外で「プリキュアごっこ」の相手を喜々とさせられてしまいました。

お父さんが映画出演を熱望しているのもあり、
これを目にした映画関係者の目に留ってくれないかと密かに願っております。
関心を持った方はこちらまでご連絡願います。

などというのはヨコシマですが、無邪気で元気にすくすく育ってほしいと思ってます。

お盆で帰省した際に会ってかけっこやかくれんぼして遊んだので、
その際に撮影した写真をプロフィールに変更します。

ちなみに東京特派員のお母さんから上映したいと思ってる映画を
東京で観た際の感想を改めて聞いてみましたが、
やはり長岡で上映したいなぁと思いました。

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たむたむ

以前にも書きましたが元シネ・ウインド支配人の橋本さんとの再会がきっかけで当会は動きはじめました。
その橋本さんは勝手に音信不通だと思ってたのですが、
新潟で“たむたむ”という映像サークルで活動しており、
主な活動は昔の古いフィルムや映像、写真を収集・保存を目的にするなど、
大変興味深い活動をしているようです。

その“たむたむ”のメンバーで「長岡アジア映画祭・プレイベント」に当日だけでなく、
わざわざ新潟から駆けつけて準備をしてくれた
Akagawaさんに"たむたむ”の活動についてこちらに書いていただきました。
今後、イベントの告知やレポートもお願いしようと思ってます。

ちなみに橋本さんは現在、太平洋側へお仕事に。
無事にお元気で戻ってほしいですが。



たむたむ新潟映像ギャラリー準備会

20年近く活動休止していた『たむたむ』。
名前を新たにして、昨年6月から活動開始。
以前はフリーペーパーを発行。地域の映画館や映画の情報を発信していた。映画の上映スケジュールは勿論、お得な割引券も載っていた。
『オリーブ少女』の映画コラムも読み応えがあった。
活動を開始したのは、フィルムや古い映像、写真を保存する必要を感じたから。

活動を開始してから1年。
代表、長谷川にある写真が舞い込んだ。
看板から沼垂だと思われる写真でパレードに像が行進。
他にも『宇宙館』と看板に書かれたテント前での集合写真。写真の持ち主からは、情報は得られなかった。
どちらも白黒写真で、昭和30年頃の様に思われる。
メンバーの1人『沼垂の今昔を語る会』の幹事、佐藤と共に、写真から昔を捜索中。
情報を募集中。

tmtmpop@aurora.ocn.ne.jp

たむたむ代表のプログ
http://www.facebook.com/l/tAQEXkT64AQH8RKYY2Y-6787oOB4MeCrRQYGWEXhKP1-vsA/nekoyan.de-blog.jp/blog/

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さよなら渓谷



東京特派員から「まだ新潟で公開されてないの?」と半分、呆れられてた「さよなら渓谷」が
新潟県では8月31日よりイオンシネマ新潟西で公開されます。

モスクワ国際映画祭審査特別賞を受賞した本作。
というのもこの映画は全編に渡って新潟県で撮影されたらしいので、
東京特派員からすればとっくに先行公開されてるのかと思われても無理もないと思いました。

あと担当者は三条在住なのですが、
キネマ旬報の本作の特集号の撮影レポを読んでたら、
昨秋に三条のシャッター通りで撮影されたと初めて知り、
いわゆる地元住民といっしょに盛り上げて作るご当地映画と違い
ひっそりと撮影を終えてたんだなぁと思いました。

にしても三条で撮影されたのなら地元の劇場でも公開してほしいと思ってましたが、
9月28日よりイオンシネマ県央で公開されると今ほどHPを開いて知り、ホッとしました。
はたして全国、いや世界的に三条のシャッター通りが映し出されることは、
地元民にとっても複雑な気がしますが、おそらく賛否ある明朗簡潔な映画ではないと思う、
本作がこちらでもヒットしてほしいと思います。

ついでに先日、別の東京特派員が帰省の折に寄った際、
東京で本作を観賞したそうで、こちらの第一の疑問
「この映画は新潟が舞台という設定なのか?」について尋ねてみました。

予告編にある稲刈りが終わった田んぼと背後の山並みはよくみる、
新潟平野の風景でもあるので。
返答はここでは書かないことにします。

「さよなら渓谷」公式HP http://sayonarakeikoku.com/

そしてこの映画が気になる大きな理由としてもうひとつ。
主演が大西信満さんなことです。
「第15回長岡アジア映画祭」で「キャタピラー」の上映とともに、
若松孝二監督とゲストでお越しくださいました。

実は「キャタピラー」の陣中見舞いに居酒屋かちんこへ若松監督を訪ねた時に、
大西さんは同席しており、
その頃から若松監督へ心酔していることが伺えました。

舞台では「撮影からだいぶ時間が経ったので手足が生えてます」
と、若松監督はジョークで大西さんを紹介してたのが印象に残っていますが、
大きな力のある俳優だけに「さよなら渓谷」はまた代表作になったと思います。
誰よりもぜひ若松監督に観てほしかっただろうな、と大西さんの心情を察したりしてます。

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圧倒的なスタイル



♪繰り返す毎日にいつしか埋もれていた
当たり前の様に感じてしまってた
輝いてたはずの ときめきはどうしてるの
言い訳の言い訳を考えてばかりで
大切なモノを見失わないでいて

来年、長岡アジア映画祭の開催を目指しています。
しかしその前にできたら上映会を開けたらと思ってます。
申請書などを提出し、お返事をまっているところで、
お返事の結果でまた今後の活動を検討していけたらと。

♪先の見えない世の中と言うけれど
気づけばいつでも先ばかり気にして
自分で引いていた見えないボーダーラインに悩み
一人きりになって 弱気な時思い出して

上映したいと思ってるのは市民映画館をつくる会で活動していたときの
長岡アジア映画祭で上映を諸事情で断念してしまった作品。
いろいろ考えましたが、もしかしたらこの機会を逃すと、
長岡での上映は難しいんじゃないかと。だったらこの機に動くしかないのではと。

♪周りの声に惑わされても
決めるのは君さ Always
あきらめるに早すぎる始まったばかり
oh yeah

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もういちど、日本



先の8月15日に放映された柴田昌平監督演出『もういちど、日本』の「栃尾の油揚げ」
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2013-08-15&ch=10&eid=12287&f=1852

冒頭、かの松たか子が栃尾のあぶらげについて語るナレーションにまず驚きましたが、
俯瞰でとらえた栃尾の姿がいかにも日本の原風景のような山里のように紹介され見入ってました

柴田監督と栃尾の繋がりはまず五藤利弘監督の『モノクロームの少女』を観て
感銘を受け推薦文を書いたのがきっかけだったと思います。

そして去年の夏に山古志・栃尾をご案内した際に栃尾の人たちに触れてさらに関心を持ち、
ちょうど取材を重ねていた『新日本風土記』の一編「日本列島 だしの旅」の中に
『もういちど、日本』でも取り上げたお寺の精進料理としての“あぶらげ”を紹介してました。

http://www.nhk.or.jp/fudoki/121102broadcast1.html
↑こちらには触れてないものの、監督は栃尾のエピソードについて“番組の腰になる”として紹介いただきました。

柴田監督と五藤監督はその後、NHKの番組で一緒に演出を手がけたそうです。
こんなつながりの話を聞いて嬉しく思いました。

それにしても番組を見て栃尾のあぶらげを食べたくなりました。
普通に居酒屋でビールとともに納豆やネギを挟んでももちろん美味しいのですが、
出来立てだからでしょうか、栃尾でいただくと一層うまいと思ってます。

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花の夢



本日は『終戦の日』

長岡アジア映画祭の頃は意識して戦争をテーマにした作品を上映作の中に選んでました。
アジアの歴史と戦争は一際、大きな関係にあることとして、平和について考える機会のひとつとして。

第二次世界大戦に絞れば「キャタピラー」「海角七号」「台湾人生」「ひめゆり」「蟻の兵隊」「花の夢」「土徳」「鬼が来た!」「ナヌムの家」等々、、、

劇映画からドキュメンタリーまでありますが、一貫してるのは「終戦の日」を経ても当事者は決して戦争の記憶は失われることなく、戦いは続いているということではないかと思います。

上映した作品の中で「花の夢-ある中国残留婦人-」という小さな作品があります。

都心のアパートに猫と暮らすおばあちゃん栗原貞子さん。
かつてはお国のためにと使命に燃えて満州に渡り、「大陸の花嫁」として見知らぬ相手と結婚。
しかし夫は出征した後にソ連が侵攻。
身重ながらいのちからがらの過酷な日々を送ったあとに生きるために中国人の貧しい農民と再婚。
さらに文化大革命が待ち受け日本人であるために迫害を受ける、、、

若い女性が聞き取ったすぐ隣の戦争、
普通のおばあちゃんが実は辛い思いをたくさん抱えた大きな体験をしたことに
驚きを覚え取材を重ねて完成した作品です。

聞きなれない副題の“中国残留婦人”とは終戦時、残留した13歳以上の日本人女性を指し、
12歳以下の“中国残留孤児”と違い、13歳以上であれば正常な判断ができる大人とみなし、補償も一線を画してるとのこと。
中国に残され帰国を希望する中国残留婦人に日本政府は一切連絡をせず、
いわば国に棄てられた『棄民』として大陸で生きたそうです。

栗原さんに孫ほどの世代の若い東志津監督が記録していきます。
「満州」も「中国残留婦人」も知らなかった監督は
いつしか同じ女性として敬意を込めて取材を重ね記録していきます。

この映画を観てて大きな感銘を受けるのは栗原さんが結婚した中国人男性の姿。
日本人、中国人という括りでなく大きな人間愛を紛れもなく感じさせてくれ、
さらにラストシーンにはこの旦那さんと結ばれなかったら誕生しなかったでろう
栗原さんの家族が登場しさらに深く感動しました。

“なんでこんな戦争をしたんだろう”

栗原さんはつぶやくのですが、大きな重みを持って響きました。
「終戦の日」に思い出したい作品のひとつです。

東志津監督はゲストとしてお話くださいましたが、
次回作について尋ねたら「秘密です」と話したのが印象に残ってます。
確かこの映画の完成、公開後にフランスへと映画留学に旅立ったハズですが、
次回作を待ち望んでる監督の一人です。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-311.html

「花の夢-ある中国残留婦人-」 
公式HP http://www2.odn.ne.jp/ise-film/works/hananoyume/hana1.htm

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長岡ロケなび5周年記念 新潟県ロケ地映画祭inT・ジョイ長岡



長岡のフィルムコミッション“長岡ロケなび”の5周年を記念して、
新潟県でロケされた映画を集めてT・ジョイ長岡で上映されます。

以下、T・ジョイ長岡の公式サイトからご紹介します。

==================================
http://t-joy.net/site/nagaoka/information/

「新潟県ロケ地映画祭inT・ジョイ長岡」
開催のお知らせ

昨年も開催してご好評いただきました「ご当地映画祭」が今年も開催決定!
題して、「長岡ロケなび5周年記念 新潟県ロケ地映画祭inT・ジョイ長岡」!
今年は昨年以上のボリュームで、9月に開催いたします。

■日程
9月14日(土)~9月23日(月・祝) 10日間

■料金
一律 1,000円 ※前売券はご利用いただけません。

■上映作品
「この空の花」(ロケ地:長岡市)
「聯合艦隊司令長官山本五十六」(生まれ:長岡市)
「ゆめのかよいじ」(ロケ地:長岡栃尾)
「シグナル 月曜日のルカ」(ロケ地:上越市)
「図書館戦争」(ロケ地:十日町市)

上記作品を、一日2回のローテーションにて上映いたします。
上映時間につきましては、決定し次第当HPにて紹介いたします。

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上映作のうち「ゆめのかよいじ」の五藤利弘監督によれば、
「ゆめのかよいじ」上映に合わせて素敵なゲストもお越しくださるそうです。
正式に決定されましたら、こちらでもご紹介できたらと思ってます。

「ゆめのかよいじ」HP http://yumenokayoiji.jp/

ちなみにこれを書いてる担当者は長岡ロケなびの正会員になったハズなので、
次の機会は「冬のアルパカ」も入れていただきたいと提案だけでもしたいと思いました。

長岡ロケなび HP http://locanavi.jp/

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クニ子おばばと不思議の森



柴田昌平監督が演出したNHKスペシャルのドキュメンタリー番組
「クニ子おばばと不思議の森」がこの度、富山で開かれた世界自然・野生生物映像祭で
日本環境賞(Best Japanese Environmental Film Award)を受賞したそうです。
おめでとうございます!

http://www.naturechannel.jp/index.html

柴田監督作「森聞き」にも登場した宮崎県椎葉村で焼き畑を営む椎葉クニ子さんの足元から取材した番組です。
焼き畑というと教科書では海外で森林破壊とセットのようなイメージがありましたが、

“宮崎県椎葉村。その最深部の山奥に、今も夏になると山に火を放ち焼き畑を作る「おばば」椎葉クニ子さん(87)が暮らしている。焼き畑と言っても南米や東南アジアの大規模開発に使われている略奪的な焼き畑ではない。毎年焼く場所を変えながら少しずつ畑を作り、4年収穫したら放置して森に返す。そして30年周期で山全体を一巡する。それは森の豊かさを保つ営みであることを、かつては誰もが知っていた。”

↑作品解説にあるように
http://www.asia-documentary.com/works/kuniko_obaba.html

実は代々の知恵が積み重ねられ森を再生することを目的にした、
とても豊かで芳醇な栽培方式だと教えられた素晴らしい作品でした。
最初に放映されたのが2011年の秋、あの311から半年後でもあったので、
見ながらも原発の大事故という大惨事がどうしても離れられず、
福島だけでなく日本全土の作品に出てくる豊かな森に放射能が降り注いだことを思うと、
本当に取り返しのつかないことが起きたと実感してました。
しかし本作は大きな反響があり、その後何度も再放送されたようです。

またナレーションをかの菅原文太兄ィが担当。
しかもカタツムリの擬人化という難役でしたが、これが素晴らしくハマっておりました。
映画界に見切りをつけたと発言している兄ィが
あえて柴田監督たってのオファーを受けたことだけでも、特筆といっていいかと思います。

そしてもちろんクニ子おばばの愛嬌と人柄がほっこりさせてくれます。

すでに海外でも何度も賞を受賞しているようですが、
れに値する素晴らしい作品だと見た人は誰もが思うのハズです。

また宮崎駿監督作を想起させるという感想も聞こえ頷けるので、
すでにDVDも発売しており、子どもたちにぜひ見てほしいとも思いました。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-94.html
↑こちらで紹介した柴田監督が演出した「栃尾の油揚げ」の番組名は『もういちど、日本』
5分のミニ番組なれど語りが松たか子ということは「新日本風土記」の繋がりだと思いますが楽しみです。

8月15日(木) 放映
Eテレ 午前5:55
BSプレミアム 午前7:10 午後4:50
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2013-08-15&ch=31&eid=10610&f=1852

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『花火降る夏』



今年は長岡花火が見れず、
市民映画館をつくる会が無くなってからは
どんどん縁遠くなっていくような気がしてました。
(しかし今年は長岡花火の日にNegiccoのパーティに足を運んでましたが)

そんなことを思ってたら新潟在住の映画祭実行委員から、
新潟花火を見ましょうとお誘いいただき喜んで参加いたしました。

信濃川河川敷のやすらぎ堤を陣取っていただいたのは、
なぜかネパールの方々、
ビニールシートに並んだサモサ、モモ、えびせん等のネパール料理のおもてなしを
受けて、発泡酒を片手に花火鑑賞となりました。

舌鼓を打ちながらそういえば長岡には南アジア料理・GANESHがかつてあり、
これらのお料理を食べてたことを思い出して懐かしんだりと。
神戸を引っ越したご主人と奥様、このブログを読んでましたらご連絡願います。

そして長岡花火は市民映画館をつくる会のメンバーで毎年見てたものが、、、
などと脳裏を掠めていましたが、
今はこうしてネパールの人たちを新潟花火を見れることを喜びたいと。

なぜかわからないけど「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」をテーマにしたらしい花火や、
定番のナイアガラに大きな歓声が上がり、これが最後かと思いきや、
ダメ押しに盛大な花火が連打となりさらに大きな歓声とともにお開きに。
長岡花火を基準に考えてはいけませんが、
河川敷を埋めた大勢の観客とほどよくごったがえす中、
帰路に向かいながらいい花火だったと思いました。

「また来年も来いよ!」
「いや、来年はどこで何やってるかわからないし、、、」
「そんなことはいいんだよ、来年も必ず見に来いよ」

場所取りをしてた新潟弁を話す大工さんらしいネパール人から
握手をして力強く誘われたのは本当に嬉しかったです。

お誘いいただきありがとうございました。
ちなみにネパールではこのような花火大会は無いそうです。

今回はまだお酒が残ってるので書いててしどろもどろとなりました。

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「渡されたバトン」in三条



原発建設をめぐって四半世紀にわたるたたかいで、
住民投票を実現し原発建設を阻止した巻町(現、新潟市西蒲区)の実話をベースにした
「渡されたバトン さよなら原発」が三条でも上映会が開かれるのでご紹介します。

4月には長岡、加茂、柏崎で上映会が開かれ盛況のようでした。
またそれぞれ「長岡アジア映画祭・プレイベント」のチラシをお客様に配布いただきました。
主催者、実行委員の皆様ありがとうございました。

映画を観てたらケーシー高峰さんが登場した際はなごんでしまいました。

「渡されたバトン さよなら原発」三条上映会

日時 2013年9月16日(月・祝)
1回目 10時半~ 2回目 13時半~ 3回目 19時~

会場 三条市中央公民館 大ホール

前売券 1000円 当日券1500円 高校生以下800円
*製作協力券でも入場可 *障害がある方で介助の必要な方は無料

チケット取扱所 三条市総合福祉センター、野島書店、みずすまし 他

主催 「渡されたバトン」上映実行委員会

連絡先 09072771901

HP  http://www.cinema-indies.co.jp/aozora3/index.php

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ZENTAI



つたない文章ですが、これが誰かの目にとまり「冬のアルパカ」が広がれば幸いです。
https://twitter.com/110koichi/status/365984569993854976

昨日、「冬のアルパカ」が上映された韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭レポートを掲載した伊藤公一さんから、冒頭のお返事をいただきました。

つたない文章と謙遜しておりましたが、「冬のアルパカ」の韓国のお客さんがヒロインの郁子に感情移入をして見入ってる様子が手に取るように想像でき、またおそらくこれまで何度も観たであろう「冬のアルパカ」が異国の劇場で観たことによって違う印象になったことがとても共感できました。
そしてComedyというジャンルで上映されたのかと。
改めてありがとうございます。
最後の日韓の映画人での交流も楽しめました。
また海外の映画祭に参加されましたらぜひレポートをお願いします。

伊藤さんは「冬のアルパカ」で借金の取り立て屋を熱演。
冒頭、物語を知らない人が観たらタイトル通りのドキュメンタリー映画なのかと思ったところへ登場し、容赦ない暴力を突き刺して圧倒させてくれます。
しかし紆余曲折を経て最後にヒロインを包み込む抱擁シーンで僅かなハッピーエンドの光を射してくれます。

ただし初対面の時に山古志ロケに向かう車の中でお話しをさせていただいたときに、
原田裕司監督の前作「壁女」にも出演してたことを知り驚きました。
どんな役なのか思い返してたところ「冬のアルパカ」のヤクザな姿と真逆のヲタク風青年を演じており、そのギャップにさらに驚かせられました。
また「壁女」の前の原田監督の作品で「コーヒー」という純愛変態映画があり、ここでは全裸にまでなり「冬のアルパカ」のヒップホップシンガー役の大迫一平さんとまさに競演というか狂演をしており、大変幅広い役をこなす俳優さんなんだと感心しました。

主に舞台で活躍してる伊藤さんの最新映画が「ゼンタイ」
「二十歳の微熱」「渚のシンドバット」「ハッシュ!」「ぐるりのこと」と寡黙ながらも、
全て傑作を手がけてる橋口亮輔監督の最新作で伊藤さんは全身タイツ愛好家の一人として登場するようです。
今後もますますのご活躍を祈念してます。

http://zentai-movie.com/

そしてレポートの中で伊藤さんが韓国の短編映画「Dirtyharry」「Two Boys and a Sheep」に目にとまったように、プチョンで「冬のアルパカ」を目にとめた人の中からまた次の映画祭へと紹介され繋がっていくことを期待します。

写真は「冬のアルパカ」が昨年世界最初に上映された下北沢トリウッドにて。
ゆうばりでの受賞を記念し今年1年ぶりに凱旋上映された際のもの。
左が原田監督で右が伊藤さんです。

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「冬のアルパカ」富川国際ファンタスティック映画祭上映レポート 伊藤公一さんより

*「冬のアルパカ」が韓国の富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭で上映され、
映画祭に参加した主演の伊藤公一さんよりステキなレポートが届きましたので掲載します。
映画を通しての日韓交流も嬉しい気持ちにさせてくれます。
伊藤さん、ありがとうございます!

プチョン国際ファンタスティック映画祭公式HP http://www.pifan.com/

「冬のアルパカ」予告編 http://www.youtube.com/watch?v=5b6l8w5U5SE

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富川国際ファンタスティック映画祭

韓国のプチョン映画祭にて「冬のアルパカ」が上映されるという事と、韓国映画が好きなので沢山観れたら良いな、と思い25日の上映に合わせて初韓国、行って参りました。

当日、12時に原田監督と会場で待ち合わせをしましたが僕が泊まっていたホテルからは電車で1時間程かかり上映会場のブースも11カ所あり大変迷いました。
原田監督に会えた時は日本で会う時より何故か数倍嬉しくなりました。

「ご飯でも食べよう!」という事になり僕が「韓国映画でよく観るジャージャー麺を食べてみたい」と。2、3件の店に入り「ジャー、ジャー、メン?」と2人して聞きましたが無くて、全然違う料理を頂きましたがお箸が鉄で重い以外は大変美味しく頂きました。

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お箸の「鉄」であれですが、「鉄男」で学生時代に衝撃を受けた塚本晋也監督も映画祭にいらっしゃっており、そういえば原田監督と一緒に塚本さん演出の舞台を観に行ったなぁ、と。塚本さんは舞台時に見た時より痩せていて、ゲッソリしておられました。

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で、映画祭。14時、17時と短編映画を十数本拝見しましたが、英語も韓国語もわからない僕で内容がわかってないかもしれませんが大変面白かったです。英題しかわかりませんが「Dirtyharry」「Two Boys and a Sheep」という韓国映画が個人的には好きでした。

上映の合間、原田監督と話している時にいきなり男性に声をかけられ「Excuse me.Can you speak English?」って聞かれて、僕が「アッ、リトルッ。」なんて答えたら男性が「Are you Directer in korea?」って。原田監督が「違います。He is acter.」そしたら、男性が「あ、日本の方ですか?」って。ずーっと日本語で原田監督と話してたんやからわかっとったやろ!という嫌がらせかな、と思ってたんですが(日本人)男性が僕に「どっかで観た事あるんですけど、、、?」って。どうやら「壁女」を拝見されてた男性らしく、「壁女」の広がり具合に驚きました。そこで聞くのがいつも「あの女優さん良いですよね。」

そう、仁後亜由美という怪獣です。

その男性が「大杉漣さんとか、あぁゆう良い俳優さんが主演でスポット浴びる事は少ないですけどあの女優さんにもそうなって欲しいですね、ファンなんです。」って。原田監督も「そうですね、僕もそうなってほしいし、なってくれると凄く嬉しいです。」と。
なんだか聞いてる僕も嬉しくなる会話でした。

ただ終始、その男性は「仁後さん」の事を「ヒゴさん、ヒゴさん」と言っていてホントにファンなのか怪しいところですが仁後さんがダチョウ倶楽部の一員っぽくて会話中、笑いを堪えておりました。

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そして20時。「冬のアルパカ」を含め5作品の上映。パンフレットにその映画の内容やジャンルなどが表記されておりLove,Fight,Zombieなどあるんですが「冬のアルパカ」はComedyのジャンルでした。
客席は8割ほど埋まっており韓国人の方がもちろん多いですが色々な国の方も居て、どう受け取られるんだろう?と楽しみでした。
僕個人もこんなに大きなスクリーンで音も良い劇場で「冬のアルパカ」を観るのは初めてだったので凄く感慨深かったです。

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 上映中、アルパカの可愛さや、やはり怪獣、仁後亜由美演じる郁子の姿に笑いが起きます。ここまでは予想はしていました。しかしお金を騙し取られた時に会場から「Ahhhhh」「Ohhhhhu」と感嘆の声が漏れたのです。とてもビックリしたというか文化の違いを感じました。韓国映画を観たりすると葬式でギャーギャー泣きながら感情を露わにしたり、韓国人俳優の感情の豊さについていけない時もありますが(笑)、日本の映画館では聞いたことない感嘆の声は、皆さんが郁子を想う気持ちで観てるんだと。
最後の方では客席から鼻をすするような音が聞こえたりして、もらいすすりをしてしまいました。
見終わった後にオープニングの郁子とアルパカの散歩シーンが違う印象に感じたのは初めてです。
上映直後拍手が起きたのですが5番目の上映だったので拍手が起きたのが「冬のアルパカ」にむけてなのか終わったからなのかはわかりませんが至福な時間でした。

上映後、原田監督がドイツの映画祭で知り合ったというニックネームがミニーの韓国人監督とミュージカルにも出演してる俳優、ハンナさん、イルハンさん、そしてメイクのユミさん達とプルコギを食べに行きました。
食事中に盛り上がった話題は、あぁーやっぱり原田組だなぁ、と思ったんですが「ウンコ」と「浣腸」の話でした。ちなみに「カンチョ(ウ)」は韓国ではチョコスナックの意味らしくハンナさんがお土産にチョコスナックをプレゼントしてくれた。これまた抱擁なんていう不慣れな風習で皆さんと抱き合い「カンチョー」って叫んで解散した。

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 素敵な映画祭、素敵な夜、素敵な人達だった。

I LOVE KOREA.

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「雪の中のしろうさぎ2」(案)



昨日紹介しました地域発信型映画。
http://www.yoshimoto.co.jp/sumimasukoubo/chiikieiga.html
自分だったらどうするかと考えてましたが、
まず浮かんだのが安直ですが「雪の中のしろうさぎ」の続編。

得体の知れない風来坊が田舎町にやってきてヒロインというより、
マドンナに惚れて振られて一騒動ってもちろん五藤監督が敬愛する
寅さんへのオマージュだと思いますが、
これを新潟県に限定し、
各地の名物や人情、自然の美しさを取り入れてシリーズ化も可能ではないかと。

主人公の岩尾望さん扮する"山田太郎”はエセ芸術家という設定。
これがいつばれるかが毎度の作品の要にして、
ここに寅さんのようにマドンナとつかの間の恋物語を挟め、
その土地の人情の機敏に触れたりするエピソードを取り入れたりすれば、
地元の人も全国の人も観て楽しめる映画になるのではと。
ついでに「モノクロームの少女」「ゆめのかよいじ」と
栃尾ロケ映画には必ずあぶらげを登場させた五藤監督だけに、
このシリーズも(もう決めたりしてますが)やはり名産品を食べるシーンを入れて
観客のおなかをグーグー鳴らしてほしいと。
ちなみに「雪の中のしろうさぎ」ではへぎそばや妻有ポークが登場してました。
などと書いててやはり安直ですが同じ監督や続編はダメという縛りはないと
思うので検討の価値があるのではと思ったりしました。
仮にロケ地が長岡だったら?三条だったら?と想像は広がりました。

「雪の中のしろうさぎ」十日町凱旋上映に足を運んだ際、
上映後に長野県境地震への募金を呼びかけに出てきた
岩尾さんと少しお話させてもらったことがあります。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1409.html

岩尾さんは今はももクロにご熱心と聞きましたが、
当時は筋金入りのBerryz工房のファンで知られており、
こちらはハロプロをずっと応援していたので、
テレビでよく紹介していただくお礼をお伝えしました。
その際に共演のあべこうじさんが当時、モー娘。のリーダーだった高橋愛サマと
舞台共演のため十日町に来てなかったので、
「高橋愛さんと共演してるあべさんが羨ましくありませんか」
などと下世話な質問をしました。
「そんなことありませんよ~」と笑いながら否定してて、
あ~、やはりBerryz工房が大好きなんだなぁと思いましたが、
しかしまさかこの時の舞台で共演したあべこうじさんと高橋愛サマが、
その後に私生活でもくっついてしまうとは夢にも思いませんでした。

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地域発信型映画


(c)2011「雪の中のしろうさぎ」製作委員会

昨日、書きました吉本興業はご存じのように沖縄国際映画祭を毎年開催しています。
その中で地域発信型映画を製作、上映しています。
主旨は「自分たちが住む街のさまざまな魅力を全国に伝え、地域を活性化させたい」とうもので、
吉本興業が全面的にバックアップしています。

昨日の記事のバックスクリーンさんとの縁に繋がった
「雪の中のしろうさぎ」も新潟県十日町を舞台に地域発信型映画の1本として制作され、
長岡出身の五藤利弘監督が演出しました。
http://www.youtube.com/watch?v=TexW_z3i1bo

30分という短編の中に激しく降る雪をはじめ、謎の特産品"ちんころ”にクライマックスは雪原カーニバルのスノーキャンドルを再現と十日町らしさを劇中に織り込んだラブコメディ。
可憐な石橋杏奈さん、音楽を担当したスネオヘアーさんが唄う主題歌「眠りにつく頃」も絶品でした。

現在、地域発信型映画のエントリーを募集しているそうです。
詳細はこちらから↓
http://www.yoshimoto.co.jp/sumimasukoubo/chiikieiga.html

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理想の上司



吉本興業の“あなたの街に住みますプロジェクト”として新潟県に派遣された
住みます芸人“バックスクリーン”のお二人。

以前にも書きましたが「第16回長岡アジア映画祭」で
「雪の中のしろうさぎ」の上映とともに小千谷出身の星野さんが
音楽を担当したスネオヘアーさんの大ファンということで
前説と“「雪の中のしろうさぎ」応援団”として宣伝にご協力いただきました。
そもそも「雪の中のしろうさぎ」が吉本興業の“地域発信型映画”でもあるので、
ありがたいことに映画祭に参加いただきました。

二年前の夏になりますが、いくらご厚意といってもやはりきちんと挨拶をしなければ。
しかし先方は誰もが知ってるエンターテイメントの大企業、
いろいろありそうで、こんなこと今だから書けますが正直恐る恐るといった感じで新潟支所に挨拶に伺いました。
ところが迎えていただいたいわばバックスクリーンの上司である所長が
こちらの緊張が杞憂になるほど、とても気さくで親しみ易い方でした。

まだ新潟に来て1年も経ってない頃のようでしたが、
日頃人見知りが激しいこちらが思わず饒舌になるほど
大変話しやすい雰囲気を醸し出していただいたばかりか、
やはりというかお話しも大変面白く、また懐が深いことが察しられて
一流企業で地位のある方は違うんだなぁと失礼なことを思いました。
おそらく大変偉い方だと思うのですが、そんな畏まったことはなく、
こんな上司の元ならのびのびとお仕事ができるだろうとバックスクリーンと
そのマネージャーさんのことを羨ましく思いました。

その後は「冬のアルパカ」にバックスクリーンが出演していただいたり、
この前のプレイベントでは沖縄国際映画祭でも上映された
JIMOT CM COMPETITIONの作品を上映させていただいたりとご協力をいただきました。
http://www.youtube.com/watch?v=swRWroUsT4Y&feature=share

その所長がこの度、新潟を離れると知ったのでお別れの挨拶に伺いました。
相変わらず気さくでこちらの近況、プレイベントの報告と
「冬のアルパカ」が韓国で上映されたことをお伝えしたらどちらも大変喜んでいただき、
こちらも嬉しく思いました。

そして何よりも感謝していること。
去年こちらが沈んでいた時に励ましていただいたお礼を改めてお伝えしました。
謙遜されてましたが、沈んでいたこちらを気にかけてたばかりか励ましていただいたことは今も糧にしてます。

バックスクリーン星野さんがユーストで話してましたが、
この方を会社の中でも悪く言う人はいないそうで、なるほどなぁと思いました。

次の赴任地の名刺をいただきましたが、びっくりしたのはその肩書。
「もっといろいろ忙しくなるなぁ」と笑いながら話してましたが、
いや、そうじゃなくてこの肩書は凄すぎるんじゃないかと。

「君はこうした方もいいんじゃないか」
様子を見かねてアドバイス下さいましたが本当に有難かったです。

「なんか相談事があったら遠慮せずにメールしてや」
もちろんリップサービスだと思うものの、
本当に困った時に話だけでも聞いてくれるんじゃないかと思う心根のある方だと。

ありがとうございました。新天地でのご活躍を祈念いたします。

YNN新潟『バックスクリーンの新潟より愛をこめて』
http://www.ustream.tv/channel/ynn-niigata-ch

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土徳 ~焼け跡地に生かされて~



明日は広島に原爆が投下されて68年目。

「延安の娘」「蟻の兵隊」の池谷薫監督の父親は広島で被爆をしたものの、
父親はずっとそのことについて黙っており、池谷監督が高3の時に初めて知らされ、
なぜそんな大事なことを言わないのかと、激しく責め立てたそうです。
後遺症のことを考えて黙ってた父親、今なら気持はわかり責めたことを悔やむ息子。
お互い親子だから踏み込めない葛藤を抱えたのだろうと想像します。

この池谷監督の葛藤を読んで想起したのが「第8回長岡アジア映画祭」で上映した
青原さとし監督の「土徳 ~焼け跡地に生かされて~」でした。
父親と衝突した家を出た青原監督が病に臥せたことをきっかけに家に戻り、
父親の姿をキャメラに撮り、原爆投下とその後の広島の復興の証言を記録していきます。

“人はいつか自分の足元の原点を見すえないと一歩も進めないときが来るのであろうか。広島、原爆、寺の息子、病気の父。これらを手繰りよせるプロセスは苦しくも、幸せな発見がある。気管切開した父が一語一語息子に語る姿は美しい。青原監督の新しい旅立ちを体感する映画である。”
http://www.mynet.ne.jp/~asia/8th/8th_ev.html

↑映画の上映に際し小林茂監督が寄せていましたが、
広島を知るうえでもとても貴重な映画だと思うので多くの人達に
見てもらいたい作品だと原爆の日を前に思ってます。

“相変わらず「核」廃絶でなく「核兵器」廃絶とかかげているヒロシマに、ずるがしこさを感じる”

↑青原監督のフェイスブックにありましたが、ヒロシマへの思いにおそらくかなり複雑な事情があると読み取れました。

「土徳 ~焼け跡地に生かされて~」
公式HP http://dotoku.net/dotoku/01.html

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天使世代



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-73.html

↑こちらの記事を書いていただいた長岡出身の東京特派員が長岡花火を見るために帰省。
しかしこちらは今年は都合で見れず、不憫に思ったのか翌日メディアシップのホールにて
スーパーハイビジョンで撮影したという長岡花火の上映があるというので、
新潟の実行委員も誘って見に行きました。

http://www.nhk.or.jp/niigata/event/pubview2013/pubview2013.pdf

スーパーハイビジョンとはハイビジョンの上を行くNHKが新たに開発したという代物。
満席の館内は息を呑んでフェニックス、この空の花、三尺玉の鮮明な画像と
臨場感極まりない音響、あのドーンと胸や腹に響く長岡花火の迫力ある音とともに見入ってました。
会場のメディアシップも新しく、その中の映像ホールも感心を持って見てましたが、
長岡花火だけでいいものを、オマケ映像の割には長い昨年の紅白歌合戦の模様が最後に流れ、
結局NHKの番宣かよとモヤモヤしたものを残しました。

その後に東京特派員にこれからの活動の夢を語りましたが、
いろいろと複雑なものがあるので迷惑をかけたかもしれません。

また映画祭レポートを書いてもらうお願いをしてるので楽しみに待ちたいと思ってます。
そして夜も更け新潟の実行委員とともにお楽しみの場所へ行き癒されてきました。

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雪国木羽屋根物語~新潟県松之山町~



昨日書きましたが先日亡くなった姫田忠義監督に柴田昌平監督は無給でいいからと直訴し、
姫田監督が設立した民族文化映像研究所(民映研)で学びながら映像を作りつづけたようです。
「ご飯よりもいかにフィルム代にまわせるか」に神経を注いでたと、
笑いながら当時の苦労話を柴田監督は振り返ってました。

また以前の長岡アジア映画祭で監督作「土徳~焼け跡地に生かされて~」や
「雪国木羽屋根物語~新潟県松之山町~」を上映した
青原さとし監督も姫田監督に師事、柴田監督の先輩にあたるそうです。

「雪国木羽屋根物語」は”かやぶき”でなく”木羽ぶき”という独特の屋根を
修理する木羽職人・倉重徳四郎さんの貴重な仕事を撮影したもの。
失われゆく日本の貴重な民族文化を映像に残すという、
姫田監督の志を受け継ぐ作品だと思います。

http://dotoku.net/dotoku/koba-kaisetu.htm
その後、小林茂監督が現在も撮影中の「風の波紋」を松之山で撮ることになり、
撮影のお邪魔した折、「雪国木羽屋根物語」の中で倉重さんの助手のような形で、
仕事を学ぶ方が「風の波紋」で焦点を合わす人だったり、
またその方の仲間で東京から移住した女性がやはりかつて民映研に所属し、
「雪国木羽屋根物語」はその方と青原監督の繋がりで制作されたと知りました。
後になってこういうエピソードを知ることがよくあり、
映画は縁なものと思ったりします。

その方の松之山の自宅に姫田監督は招かれ、
代表作「越後奥三面」の上映とともに集落の人と語り合ったそうです。
すでに車椅子だったそうですが、こういった活動をおそらく生涯に渡って貫き通したであろうと想像すると畏敬の念を覚えます。

青原監督、柴田監督もその志を継承し、映画上映にはなるべく立ち会う姿勢は素晴らしいといつも拝見しています。
これからもご活躍を期待します。

などと偉そうなことを書いてますが、
恥ずかしながら姫田監督の代表作「越後奥三面」はまだ未見です。
ただ映画は縁なものなのでいつか成就できる思ったりしてます。

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「栃尾の油揚げ」



昨年「ひめゆり」「森聞き」の柴田昌平監督を山古志・栃尾にご案内したことを以前書きました。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-49.html

その際、柴田監督は栃尾の風習に関心を抱き、その後去年のちょうど今頃NHKの『新日本風土記』の「日本列島 だしの旅」のために栃尾まで撮影にきてました。
http://www.nhk.or.jp/fudoki/121102broadcast1.html

しかし油揚げのためお豆腐屋さんを取材しながらも
使われなかった素材をまとめて「栃尾の油揚げ」としてNHKのミニ番組を制作し放映が決定したそうです。

栃尾へ行った方はよくわかると思いますが、
ともかく町中が栃尾独特の大きな“あぶらげ”だらけといっても過言でありません。
放映を楽しみにしたいと思ってます。

放映日は8月15日(木)
Eテレ 午前5:55
BSプレミアム 午前7:10 午後4:50

柴田監督はテレビではNHKを中心に活動し良質のドキュメンタリー番組を発表しています。
中でも「クニ子おばばと不思議の森」は焼き畑農業が土と生きた人たちの知恵の積み重ねで育まれたとても豊かな栽培方法であることを教えてくれたすばらしい作品でした。
http://www.asia-documentary.com/works/kuniko_obaba.html

またテレビドキュメンタリーの中で異色といっていいのが「トラック野郎 中国横断5000キロ」
2001年の作品で東から西まで広大な中国大陸を駆けるトラック運転手に焦点をあてて同行。
道中、さまざまなアクシデントに見舞われたりしながら車窓から発展を遂げる中国を目にしていきます。
しかし肝心のトラック運転手は大変キツイ仕事とはいえ恵まれた労働条件ではなく、
豊かさを目指しながらもなかなか報われない庶民に視線を注ぐのは
柴田監督らしいまなざしだと思って見てました。
そして何より中国を横断するだけでまさにロードムービーになってしまう面白さで、
見終えて人に紹介したくなる作品でした。
http://www.asia-documentary.com/works/track.html

柴田監督は現在、NHKとフランスとの国際共同制作作品を北海道、京都と飛び回りながら撮影中のようです。
どんな作品が生まれるか期待をして待ちたいと思います。

・先月末の豪雨によって栃尾や長岡で大きな被害が発生しました。
お見舞いを申し上げます。

・柴田監督の師匠である姫田忠義監督が7月31日に亡くなりました。
日本区各地で撮影した優れた記録映像を残し「越後奥三面」など新潟にも縁の深いドキュメンタリー作家でした。
ご冥福を祈ります。

http://www31.ocn.ne.jp/~minneiken/

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