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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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芬陀利華



11月18日 被爆ピアノコンサートin長岡

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1711.html
↑こちらで紹介しました「被爆ピアノコンサートin長岡」のNHK新潟のニュース。
被爆ピアノと調律師・矢川さんを中心に紹介され、演奏者には平和学習で広島を学んだという中学生と原爆で叔父を亡くしたというピアノ講師をしているご婦人に焦点をあてていました。

中学生は “「ベルガマス組曲」よりプレリュード”を演奏。
リハーサル時の演奏する後姿を見てて、とても大人っぽいのではて?あの女性は演奏者にいたっけ?
とスタッフ一同不思議がってたら中学生とわかり驚いてました。
調子に乗って五藤監督に映画『被爆ピアノ』のヒロイン候補にどうかと勧めてました。

また原爆で叔父を亡くしたご婦人は応募いただいたメールをそのまま各地の被爆ピアノ演奏会で朗読活動を行っている飯島晶子さんが、そのまま語り余計にこの演奏会にふさわしい深みのあるときとなりました。

「今、イエス様よりお許しをいただきました」

奏者のご婦人はピアノを弾く前に十字架に祈り、そう話されてから
仏教賛歌「芬陀利華(ふんだりけ)」を演奏。

初めて聴く曲でしたが仏教賛歌とはいえピアノ演奏にふさわしい、どこか華やかさも感じる音色が奏でられました。
ご婦人は原爆で亡くなった叔父への鎮魂の思いで奏で、それはまさしく万感の想いとなって客席にも伝わったかと思います。

キリスト教の教会なのに仏教の音楽を弾かれるとはと矢川さんも感心していましたが、
確かに仏教の曲を弾くことを希望され、はたして教会で大丈夫なのかと余計な心配をしながら、
牧師様に尋ねたら「思いがあることなので、それは全然構いません」というお返事をいただきました。

世界中、社会や民族、宗教でどこか窮屈な思いをすることが多々ありますが、
こんな寛容さを認める教会にて仏教賛歌を耳にするのも平和ならではだと思いました。

率直に言えばテレビの方はもっと時間をとってもいいと思うほど裏側から見てれば濃厚な演奏会でしたが、
被爆ピアノの紹介という点で、この放送を契機に被爆ピアノと映画化が知れ渡ってほしいと思いました。

あと五藤監督がこの日、ずっとキャメラを回し演奏会の様子や演奏者にインタビューをしていたので、
監督の視点でこの日の出来事が映像化されるのか、
それともなんらかの形で映画化本編に組み込まれるのか、
いづれにしても気になります。

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