長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2018年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年08月

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長岡音声アシストの会



先日、新潟市の某映画館支配人から長岡音声アシストの会について問い合わせがありました。

市民映画館をつくる会の頃に長岡アジア映画祭や自主上映会の作品に、
目の不自由な方にも映画を楽しんでもらおうと、
長岡音声アシストの会の皆さんに、映画のシーンごとの情景を
映写に合わせてリアルタイムで読み聞かせをしていただいてました。

そのための台本制作から朗読までを長岡音声アシストの会の皆さんが行い、
それを実現するためには物凄い労力が必要だったと思うのですが、
たとえ必要とするお客様が一人であっても、
長岡音声アシストの会の皆さんは、一生懸命に目の不自由なお客様のためにと活動をしていました。

付け加えれば当時、長岡には盲目の市議会議員さんがおり、
その方の多大な支援があったからこそ実現したと思うし、
さらにアシスト上映を可能にするには
技術的な面でリリックホールや長岡市立劇場の裏方の職員さんの力添え、
機材を用意していただいた企業など、
沢山の方々のお力添えの賜物だったと。

現在、DVDやブルーレイの副音声や、
上映素材にもバリアフリー上映の一環としての音声アシストが含まれているのも増えてきたようでしたが、
よくよく思えばまだ全国的にこのような形での上映会は珍しかったと思うので、結構すごいことをやっていたんだと。

この音声アシスト上映で印象の残っていることに、
『ひめゆり』を上映した際に確か柴田昌平監督も耳にしていて、
感じたことを直接、音声アシストの会の皆さんに伝えてたり、
あと大林宣彦監督の著作に『なごり雪』上映会で音声アシストをしていたのを、
この映画のスクリプターとして参加していたのでトークに来てくださった呉美保監督(後に『そこのみにて光り輝く』で日本映画界の頂点に立たれた方)が大林監督に伝えたところ、
「目の見えない人にとって僕の映画はどのように観えるのだろうか」
こんな形で一考したことを書いてくださいました。

そんなことを思い出しながらも、現在は残念ながら長岡音声アシストの会は休止状態。
代表者の家庭の事情という話を耳にしたことがあり、
連絡することを控えていましたが、
今回、支配人の問いについては直接、代表者に尋ねた方がいいかと思い、
4,5年ぶりにかつての長岡音声アシストの会の会長にお電話したところ、
お元気そうで事情を説明し、現在の活動を尋ねたら、
音声アシストの会は休止状態だけど、
長岡市からの委託を受けて毎月発行される市政だよりを
目の不自由な方に向けて朗読しCDやテープに吹き込む仕事もしていると、
随分と精力的な活動をしており驚いた次第です。

昔の音声アシストの会のメンバーの一人がよくこちらの上映会に来てくださることをお話しし、
気が向いたら上映会にお越しくださいとお伝えし電話を切りました。

長岡音声アシストの会の時はこの代表は自らアシスト用の台本をDVDで映画を何度も繰り返しで見て書き上げていて、
どれくらいの集中力が必要なのかと思い、今のその情熱が失せずに市政だよりに向けられていることを知って本当に頭が下がる思いでした。
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『邪不圧正(Hidden Man)』



現在、中国大陸で公開が始まったばかりの『邪不圧正(Hidden Man)』という映画が気になっています。
監督は出演もしているチアン・ウェン、主演がエディ・ポン、リャオ・ファンという人気も実力もあるスターを起用、しかしなんとなくおいしいところをチアン・ウェンが持っていきそうな感じ(なんとなく)の本作、担当者が気になってるのは日本から澤田謙也隊長が出演、ポスターにも大きく名前が載ってることと、谷垣健治監督がアクション監督を務めているらしいことです。

澤田謙也隊長は『第6回長岡アジア映画祭』でチアン・ウェン監督、主演の『鬼が来た!』上映とともにお招き、谷垣健治監督は『第9回長岡アジア映画祭』で『ツインズ・エフェクト』のアクション指導者としてお招き、いわばどちらも日本を飛び出し中国、香港で活躍し、実際に目にして、お話しをさせていただいたお二方が揃って関係している映画ということで。

『鬼が来た!』は日中戦争時に大陸の農民と日本兵の悪夢的な交流と悲劇をモノクロで描いた異色作でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞するなど高く評価された作品、日本側の主演が香川照之さんで本作の詳細を念入りに記した撮影日記『中国魅了』を読むと、チアン・ウェンから目につけられボロ雑巾のように扱われ心身共に追い詰められていく香川さんの目からチアン・ウェンの大陸的なスケールのでかい怪物ぶりが伝わり、たいへん読ませてくれる一冊でした。
映画祭のトークでは香川さんの視点とは違う、澤田隊長の視点から『鬼が来た!』のエピソードをお願いしたら縦横無尽に語っていただき大変盛り上がりましたが、実際に心身ともに疲弊した香川さんなど破天荒な撮影が続いた中で日本側の俳優の支えになったのが、映画の役柄と同じ隊長だったと間近で見て確信、ともかく男らしい俳優だったと印象に残っています。
チアン・ウェンという規格外の映画人から再度のオファーがあったのは、やはり『鬼が来た!』の隊長の雄姿があったからではないかと。

一方『ツインズ・エフェクト』というアイドルとヴァンパイアとカンフーとジャッキー・チェンをごった煮ににしたような、ある意味、香港映画らしい映画のアクション指導として演出のドニー・イェンの右腕として以前から知る人ぞ知る谷垣健治さんが、お越しくださったのは今思うともしかしたら奇跡に近かったかもしれませんが、谷垣さんは後に「映画『ツインズ・エフェクト』について話そうと思っていたら、これまでの自分を話していた。」という旨で振り返ってましたが、この日のお客さんで日本を飛び出し、海外で活動している谷垣さんの話に結構感化された人がいたようでした。その後に谷垣さんはドニー・イェンと組んでアクション映画の最前線を構築、一方日本では『るろうに剣心』三部作でそれまでのチャンバラと完全に一線を画す時代劇を築き上げました。
海外で活躍する日本の映画人は以前よりも多くなってるハズですが、世界を股にかけてアクション映画に心血を注ぐ谷垣監督はその筆頭ではないかと。

とはいえ予告編を見ても、いったいどんな映画なのか掴めずにおり、
https://www.youtube.com/watch?v=jsAo26sh03o&app=desktop

おそらく抗日映画ではないかと思いますが、ただチアン・ウェン監督作では『太陽の少年』と『鬼が来た!』の二本は評価が高いものの、(おそらく当時配給を務め、きちんと戦略を立てて中国映画を売っていた東光徳間の役割が大きかったハズ)それ意外は日本では今一つのようなので、日本で劇場公開はきちんとされるのか、もちろん出来栄えにもよるのでしょうが。

ちなみにジャッキー・チェン主演『デッドヒート』では澤田隊長がヤクザ役でジャッキーと激闘を繰り広げてましたが、当時下積みの裏方仕事を谷垣さんはしていたものの、隊長とは接点がなかったそうなので、『邪不圧正』では二人はどうだったのかと、気になったりします。

あと谷垣監督は来月、中国・香港で公開されるらしいドニー・イェンの新作『大師兄 Big Brother』もアクション監督を担当。
https://www.youtube.com/watch?v=cj6Bg_pEYig&app=desktop

ドニー・イェンが高校教師を演じるらしい学園ものアクションのようで、楽しみですが、その後はいよいよ谷垣健治監督としてドニー主演作を手掛ける『肥龍過江』が公開されることと覆います。
ドニーの現場を体験しながら映画を学んでいくうちに、その仕事ぶりがドニーから大きな信頼を得て今回主演作の監督として抜擢された谷垣監督がドニー及び世界中のドニー・イェンのファンの信頼に応えるような映画であるべきことを期待しています。

ちなみにチアン・ウェンとドニー・イェンというとルックスは全く似てないけど二人は『スター・ウォーズ』のスピンオフ『ローグ・ワン』のてなもんやコンビとして共演してたんだと、まぁどちらも監督となるとオレサマになるようですが、二人の間で仕事をこなしてた谷垣監督はやはり、すげーぇと。

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あの人に会いたい



「あんなところと戦争したって勝てっこない」
と言っていた ところが(戦争が)始まっちゃった。
始まったら みんな大賛成になったんです。

=============================

今朝、お仕事へ行く前にNHKをつけていたら10分の短い枠の中で、
NHKに残された膨大なアーカイブの中から、故人の言葉を抜粋し功績をしのぶ番組「あの人に会いたい」は
亡くなったばかりで、まだ実感のない高畑勲監督を取り上げていました。

子どものころにたくさんの死体を見て震えていたという岡山空襲の体験がなければ、
代表作の『火垂るの墓』を作ろうとは思わなかった、と述べながら、
冒頭の言葉、『火垂るの墓』に通底してた日本人の同調圧力について警鐘を鳴らしていました。

高畑監督が安保法制関連法案でザワツイてた頃から
反戦映画として名高い自作『火垂るの墓』で戦争は止められない、
という発言を自身が繰り返しのべてたのが印象に残ってます。

「攻め込まれてひどい目に遭った経験をいくら伝えても、これからの戦争を止める力にはなりにくいのではないか。なぜか。為政者が次なる戦争を始める時は「そういう目に遭わないために戦争をするのだ」と言うに決まっているからです。自衛のための戦争だ、と。惨禍を繰り返したくないという切実な思いを利用し、感情に訴えかけてくる」
2015年 元旦 神奈川新聞インタビュー

その高畑監督が目をかけ注目していたのが三上智恵監督の一連の映画であり、
http://lite-ra.com/2017/04/post-3070.html
↑こちらの昨年『標的の島』公開時の高畑監督×三上監督対談でも『火垂るの墓』では戦争が止められないことを強調しています。

『標的の島 風かたか』は三種類のチラシデザインがあり、
その中から担当者は高畑監督のコメントを太字のゴシック体で書かれた
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1918.html
↑こちらのデザインをリソグラフで印刷してあちこちで配布しています。

正直、『標的の島』という映画の知名度など『ジュラシックワールド』の足元にも及ばないのは承知の上なので、
受け取った方がチラシにある高畑監督の名前で少しでも関心を持っていただければという思いと、
このチラシを手にするだけでこちらは高畑監督が本作を紹介することを背中を押してくれるような気がしています。

そんなことを思っているので、今朝、高畑勲監督の姿を見て言葉を聞いて、
改めて励みになった気がしました。

最後にまた『標的の島』に寄せた高畑監督のコメントを再掲します。

高畑 勲(アニメーション映画監督)

この映画の明るさはすごい。抵抗し、ごぼう抜きにあいながら、人々は歌う、踊る、笑う。一人一人が昂然と胸を張っている。みんなのあふれ出す命の輝きに胸打たれ畏敬の念を覚える。本土から派遣された機動隊員の顔の死んだような無表情に、私たち本土の人間の沖縄に対するうしろめたさを重ね合わせずにはいられない。辺野古・高江だけでない。沖縄県の島々を自衛隊が新たに基地化し、国は沖縄全体を仮想敵国の“標的”にする気なのだ。この映画はそれを教えてくれる。

*『標的の島 風(かじ)かたか』長岡上映会

日時 8月15日(水)18時~ 上映開始

上映後 福本圭介氏講演 :「今、私たちは沖縄の声にどう応答するべきか」 

プロフィール 福本圭介(ふくもと けいすけ)
1970年、香川県生まれ。新潟県立大学准教授。
2016年に仲間と「沖縄に応答する会@新潟」を立ち上げ、沖縄の米軍基地問題の本当の当事者である本土住民に「じぶんの荷物はじぶんで持とう」と訴えている。専門は、英語圏文学、思想。新潟市在住。

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

料金 前売1000円、 当日1300円 障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生(学生証提示願います)500円

前売券プレイガイド アオーレ長岡西棟3階ながおか市民協働センター(長岡市)みずすまし(三条市)シネ・ウインド(新潟市)

『標的の島 風(かじ)かたか』
*2017年 キネマ旬報文化映画映画部門第二位

監督・ナレーション 三上智恵 

2017年 日本映画  作品時間119分
配給 東風

イントロダクション

「標的の島」とは、沖縄のことではない。
それは今あなたが暮らす日本列島のこと。

2016年6月19日、沖縄県那覇市。米軍属女性暴行殺人事件の被害者を追悼する県民大会で、稲嶺進名護市長は言った。「我々は、また命を救う“風かたか”になれなかった」。「風(かじ)かたか」とは風よけ、防波堤のこと。
沖縄県民の8割の反対を黙殺した辺野古の新基地建設、全国から1000人の機動隊を投入して高江で強行されるオスプレイのヘリパッド建設。現場では多くの負傷者・逮捕者を出しながら、激しい抵抗が続く。さらに宮古島、石垣島でミサイル基地建設と自衛隊配備が進行していた。

なぜ今、先島諸島を軍事要塞化するのか? それは日本列島と南西諸島を防波堤として中国を軍事的に封じ込めるアメリカの戦略「エアシーバトル構想」の一環であり、日本を守るためではない。基地があれば標的になる、軍隊は市民の命を守らない—沖縄戦で歴史が証明したことだ。だからこそ、この抵抗は止まない。この国は、今、何を失おうとしているのか。映画は、伝えきれない現実を観るものに突きつける。

歌い、踊り、咲き誇る文化の力。
「最前線」に集まる人々、新たなる希望。

監督は『標的の村』『戦場ぬ止み』の三上智恵。大学で民俗学も講じる三上が描くのは、激しい抵抗や衝突だけではない。エイサー、パーントゥ、アンガマ、豊年祭。先祖から子孫へと連なる太い命の幹、権力を笑い飛ばし、豊穣に歓喜する農民の誇りと反骨精神。島々の自然と歴史が育んだ豊かな文化がスクリーンに咲き乱れる。そして、県民大会で古謝美佐子が歌う「童神(わらびがみ)」、辺野古のゲート前でかき鳴らされる三線の音色。
高江のテントで「兵士Aくんの歌」を歌う七尾旅人のまわりには全国から駆けつけた若者たちの姿があった。この一年で安全保障政策を大転換したこの国で、平和と民主主義を守る闘いの「最前線」はどこか? それに気づいた人々が、今、沖縄に集まっているのだ。

『標的の島 風かたか』公式HP http://hyotekinoshima.com/

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=FKqFSGS3bu0&feature=em-share_video_user

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail nagaokatsukurukai@gmai.com
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

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7.13



西日本豪雨の状況が日毎に、甚大な被害が明らかになっていくようで、
改めて被災された方々にお見舞い申し上げます。

報道番組を目にし、否応なしに2004年に中越地域を襲った7.13水害を思い出します。
奇しくも6月30日、7月1日の被曝ピアノコンサートでお会いしたお二人が
7.13水害で被災された方と知り、関心を持って被害の状況を聞いていました。

一人は当時、勤めていた会社が水没、
もう一人の方はかなり深刻な被害に遭い言葉を失っていました。

担当者は三条在住、しかも嵐南地域だったため床上浸水となり、
その夜は避難所に泊まり、ご近所同士で励ましあった覚えがあります。

洪水となる前、尋常でない大ぶりの雨の中、
『第9回長岡アジア映画祭』に広告協賛をいただいた焼き鳥屋さんに版下の確認をした覚えはあるのですが、
その後に飛んでとっ散らかった自宅の後片付けをしながら、
チラシの校正をしていたことも思い出しました。

その後、この時の映画祭ゲストの『最後の恋、はじめての恋』の当摩寿史監督は
三条高校出身のため、お電話した際、母校の様子を尋ねられ、
当時、三条駅前にあった三高も床上浸水の被害だったと話すと、
監督はしばし絶句をしていたことも。

などと書きながら、当時は水害に遭っても映画祭に力を注いでたようで、
いろいろと思ったりしました。

しかし報道で目にする炎天下で砂埃舞う中の水害ゴミの凄まじさをモニター越しで目にし、
あれは匂いが物凄いことも実感として残っています。

あれからもう14年ですか、同じ年の秋に今度は中越大震災が発生し、
また避難所に泊まったことも併せて思い出しましたが、
7.13で味わった難儀な思いと人からいただいた親切は忘れずにいたいと、
7月13日に振り返っておりました。

ちなみに被曝ピアノの矢川光則さんにお電話したら、
広島だけど矢川さんの住んでる地域は被害がなかったそうで、
お元気な様子でした。

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『はじめてのおもてなし』 in えとせとら



いつも良質なドキュメンタリー映画を定期上映している柏崎のカフェ・えとせとらですが、
次回は2016年度のドイツ映画興収No1ヒット作『はじめてのおもてなし』です。
コメディとはいえ難民問題をテーマにしながら大ヒットしてしまうのがドイツの懐の大きさでしょうか。

et cinema vol.42

『はじめてのおもてなし』

ミュンヘンの閑静な住宅地に暮らすハートマン家のディナーの席で、母アンゲリカは難民の受け入れを宣言。教師を引退して生き甲斐を見失った彼女は、夫リヒャルトの反対を押し切って、ナイジェリアから来た難民の青年ディアロを自宅に住まわせる。家族ははじめてのおもてなしに張り切るが、大騒動が起きてしまう。さらに、ディアロの亡命申請も却下に。果たして、崩壊寸前の家族と天涯孤独の青年は、平和な明日を手に入れることが出来るのか──?

http://www.cetera.co.jp/welcome/

日時 8月26日(日) ①10時~ ②13時~

前売 1000円(茶菓子つき)   当日1500円

会場・問い合わせ et cetera えとせとら
柏崎市新橋3-29
電話 0257-21-8558

*『標的の島 風かたか』長岡上映会の前売券は柏崎ではえとせとらで発売中です。

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『標的の島 風かたか』 アオーレ長岡 大型ビジョンにて予告編放映開始



アオーレ長岡の映像担当の職員さんから大型ビジョンでの放映始まりますよ、
と声をかけられ、ナカドマで待機。

しかし米百表フェスや新日本プロレスの予告動画は頻繁に流れても、
一向に『標的の島』が流れる気配がなく、
ちょっと踏み込んでいる予告編なので忖度されてしまったか?
などと脳裏を過ぎったら無事に流れてきて一安心でした。

今回、いつも予告編制作を依頼している方がチラシにあった伝えたいメッセージを強調したいと
力を入れていただきました。ありがとうございます。

大型ビジョンの他、シネ・ウインドロビーでも流してもらえる予定です。

「標的の島 風かたか」 2018年8月15日長岡上映会予告
https://www.youtube.com/watch?v=FKqFSGS3bu0&feature=em-share_video_user

*『標的の島 風(かじ)かたか』長岡上映会

日時 8月15日(水)18時~ 上映開始

上映後 福本圭介氏講演 :「今、私たちは沖縄の声にどう応答するべきか」 

プロフィール 福本圭介(ふくもと けいすけ)
1970年、香川県生まれ。新潟県立大学准教授。
2016年に仲間と「沖縄に応答する会@新潟」を立ち上げ、沖縄の米軍基地問題の本当の当事者である本土住民に「じぶんの荷物はじぶんで持とう」と訴えている。専門は、英語圏文学、思想。新潟市在住。

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

料金 前売1000円、 当日1300円 障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生(学生証提示願います)500円

前売券プレイガイド アオーレ長岡西棟3階ながおか市民協働センター(長岡市)みずすまし(三条市)シネ・ウインド(新潟市)

『標的の島 風(かじ)かたか』
*2017年 キネマ旬報文化映画映画部門第二位

監督・ナレーション 三上智恵 

2017年 日本映画  作品時間119分
配給 東風

イントロダクション

「標的の島」とは、沖縄のことではない。
それは今あなたが暮らす日本列島のこと。

2016年6月19日、沖縄県那覇市。米軍属女性暴行殺人事件の被害者を追悼する県民大会で、稲嶺進名護市長は言った。「我々は、また命を救う“風かたか”になれなかった」。「風(かじ)かたか」とは風よけ、防波堤のこと。
沖縄県民の8割の反対を黙殺した辺野古の新基地建設、全国から1000人の機動隊を投入して高江で強行されるオスプレイのヘリパッド建設。現場では多くの負傷者・逮捕者を出しながら、激しい抵抗が続く。さらに宮古島、石垣島でミサイル基地建設と自衛隊配備が進行していた。

なぜ今、先島諸島を軍事要塞化するのか? それは日本列島と南西諸島を防波堤として中国を軍事的に封じ込めるアメリカの戦略「エアシーバトル構想」の一環であり、日本を守るためではない。基地があれば標的になる、軍隊は市民の命を守らない—沖縄戦で歴史が証明したことだ。だからこそ、この抵抗は止まない。この国は、今、何を失おうとしているのか。映画は、伝えきれない現実を観るものに突きつける。

歌い、踊り、咲き誇る文化の力。
「最前線」に集まる人々、新たなる希望。

監督は『標的の村』『戦場ぬ止み』の三上智恵。大学で民俗学も講じる三上が描くのは、激しい抵抗や衝突だけではない。エイサー、パーントゥ、アンガマ、豊年祭。先祖から子孫へと連なる太い命の幹、権力を笑い飛ばし、豊穣に歓喜する農民の誇りと反骨精神。島々の自然と歴史が育んだ豊かな文化がスクリーンに咲き乱れる。そして、県民大会で古謝美佐子が歌う「童神(わらびがみ)」、辺野古のゲート前でかき鳴らされる三線の音色。
高江のテントで「兵士Aくんの歌」を歌う七尾旅人のまわりには全国から駆けつけた若者たちの姿があった。この一年で安全保障政策を大転換したこの国で、平和と民主主義を守る闘いの「最前線」はどこか? それに気づいた人々が、今、沖縄に集まっているのだ。

『標的の島 風かたか』公式HP http://hyotekinoshima.com/

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=FKqFSGS3bu0&feature=em-share_video_user

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail nagaokatsukurukai@gmai.com
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

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9/8 ながおか市民活動フェスタ 『冬のアルパカ』『雪合戦』『モノクロームの少女』上映



恒例となってるアオーレ長岡を会場に長岡の市民団体が多数参加するお祭り"市民活動フェスタ”に
4度目の参加で、今年もシアターにて映画上映会を開催します。
日時は9月8日(土)です。

上映作品として昨年に引き続き長岡・山古志ロケ映画で原田裕司監督作『冬のアルパカ』

小林茂監督作で『こどものそら』から『放課後』『自転車』に続く最終章『雪合戦』

五藤利弘監督の長編デビュー作の栃尾ロケ映画『モノクロームの少女』(画像)

各監督からご協力をいただき、以上を予定しまだ詰めなくてはならないことがありますが、
スケジュールなど正式に決まりましたら、またこちらに掲載します。

この中で『モノクロームの少女』は公開から9年、その間に出演した加藤武さん、そして大杉漣さんまでも亡くなり、
追悼の意味も込めて上映したいと思っています。

五藤監督も駆けつけてくださる予定でいるので思い出を語っていただければと。

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池谷です。元町プロダクションがNHKの番​組で紹介されます!

『延安の娘』『蟻の兵隊』『先祖になる』『ルンタ』の池谷薫監督は
神戸の大学へ赴任とともに、新たな出会いの元、ドキュメンタリーのムーブメントを起こそうとしています。
その活動の様子がテレビで紹介されると池谷監督からBCCメールが届いたので転載します。



【転送大歓迎】

BCCでメールを差し上げる失礼をお許しください。

西日本を中心とする集中豪雨は各地に甚大な被害をもたらしました。

被災された方々に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈りいたします。

そんなときのお知らせで大変恐縮ですが、

僕が主宰する映像制作サークル「元町プロダクション」の活動が

NHK-Eテレ「ハートネットTV」で全国放送されることになりました。

放送日:7月12日(木)午後8時00分~午後8時30分

タイトル:「人間を撮る 自分を見つめる ~元町プロダクションの人々~」

番組ホームページでの紹介:https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/heart-net/676/

元町プロダクションは昨年開講した「池谷薫ドキュメンタリー塾」から生まれました。

メンバーは10代から80代までの老若男女25名。

僕の「他者にカメラを向けることは、自分を見つめることでもある」という信条に共感し、

神戸元町映画館を拠点にオリジナリティあふれる作品づくりに励んでいます。

阪神・淡路大震災で娘を亡くした建築家夫妻が「家」をテーマに家族の絆を探し求める作品。

同性をパートナーとする30代女性が自分のアイデンティを母親の人生に重ね合わせようとする作品。

そこには、その人にしか撮れない自由な精神があり、それを支える覚悟があります。

「人はなぜカメラを持つのか」――その答えはまだ見つかっていませんが、

神戸から新しい映像文化を発信する元町プロダクションの活動を、一人でも多くの人に知ってほしいと願っています。

お忙しいところ恐縮ですが、ぜひこの番組をご覧いただき、ご意見ご感想をお寄せください。

今年は猛暑が予想されています。ご自愛専一にてお願い申し上げます。

感謝を込めて

映画監督/甲南女子大学教授

池谷 薫(いけや・かおる)

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あかごまの担々麺か夏 翻れ



7月1日
アオーレ長岡での被爆ピアノコンサートを終えて上機嫌の矢川さんをホテルまで送る途中、
なぜか下ネタで意気投合してしまい、仲良くなった気がしてしまいましたが、
矢川さんは翌日に能登のコンサートに向けて朝4時に出発とのこと。
そのエネルギーにやはり頭が下がる思いでした。

その後に五藤利弘監督から電話があり、待ち合わせてラーメンでもとなったものの、
日曜夜の殿町はラーメン屋さんに限らず閉まってる店が多いのが、いつも不便に思うなか
明かりが灯っていたのがアオーレすぐ近くのはダイニングバーの‟あかごま”

こちらのイナセな店長が五藤監督の高校の確か同級生のようで、
五藤監督の映画上映会の際にはチラシを置いていただくお願いをよくするので、
今回、監督は持参した被爆ピアノ協賛金募集のチラシ
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1869.html
↑こちらをお店に置いていただけないかと依頼。

もちろん店長は快く引き受けていただき、
監督ともども、このお店の名物の特製担々麺を注文しいただきながら、
あれやこれやと二日間に渡る被爆ピアノコンサートの感想を互いに話しあってたところ、
店長が先のチラシの申込書に必要事項を書いて協賛金を監督に渡しに来てくださいました。

多分、監督はチラシを置いていただき、お客さんに映画化を知ってもらうことが優先だと思ってたハズですが、旧友の計らいに感激したようすでお礼を述べておりました。

その後に隣のテーブルに仲間同士のお客さんが集まり賑わいましたが、
そのうちの一人が偶然、監督の高校の後輩で殿町にお店を構えてるとのこと。
先方は監督を知ってたようで挨拶をした後に店長から先のチラシを渡され見入った後に、
こちらも賛同されて協賛金を監督に渡しに来ました。

このやりとりを間近で見ていて、やはり五藤監督は故郷の長岡の人たちから応援されるのが一番うれしいのだろうと確信、担当者は以前は辛口にチャレンジしていましたが、最近はそんな意気込みが失せて画像のマイルド味の特製担々麺が余計に旨く、コンサートの成果とともに殿町は気分よく夜が更けていきました。

https://akagoma.gorp.jp/

矢川さんのいる広島はじめ西日本大豪雨が甚大な災害となってるようで、被災された方々にお見舞いを申し上げます。

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被爆ピアノ 沖縄を行く



『被爆ピアノ』調律師・矢川光則さんは、
今回、長岡に来る前には一週間ほど沖縄で演奏活動をしたそうで、
ここ数年は毎年、沖縄へ行ってるそうです。
今年のメインは
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1931.html
↑こちらで紹介した読谷村波平のチビチリガマ前での演奏会。

6月30日の栃尾でのコンサート後に矢川さんはDVDを取り出しモニターに映し、
この時のニュース映像を見せながらお話ししてくださいましたが、
このニュース番組はてっきり沖縄の放送局が制作したものかと思ったら、
広島のテレビ局が沖縄まで取材に来て制作したそうで、
やはり広島は原爆に関して特段に力を注いでるんだと垣間見る思いがしました。

矢川さんは毎年、沖縄へ行ってるだけに耳にした沖縄戦の凄惨な話、
米軍に追い詰められ家族同士で自決、いわば殺しあうさまを話し、
空襲と違う地上戦だから、こんな悲惨なことがと熱く真剣なまなざしで話してたのも印象に残りました。

こちらは次回に沖縄の記録映画を上映することを伝え、
沖縄に以前から関心がありながらも沖縄へ一度も行ってないのがコンプレックスと話すと矢川さんは

「机の上で頭でっかちになってちゃダメだよ。
実際の現場を見て感じないと、まるっきり違うんだから。
来年また沖縄行くけど、どうだ?」

などと言ってくださり、矢川さんと沖縄の旅も絶対タメになるだろうと心動かされました。

ちなみに7月1日のながおか平和フォーラムで被爆ピアノの準備と撤収を手伝った際、
それを見ていた長岡市の職員さんから
「お疲れ様。矢川さんと一緒に全国を回ってるんでしょ」
などと言われ傍目に助手と見られていたのかと、ちょっとビックリしておりました。

画像は長岡を終えて栃尾へ向かう際に矢川さんが運転するトラックの助手席に座り、
いろいろと話し込んでた時のものです。

*『標的の島 風(かじ)かたか』長岡上映会

日時 8月15日(水)18時~ 上映開始

上映後 福本圭介氏講演 :「今、私たちは沖縄の声にどう応答するべきか」 

プロフィール 福本圭介(ふくもと けいすけ)
1970年、香川県生まれ。新潟県立大学准教授。
2016年に仲間と「沖縄に応答する会@新潟」を立ち上げ、沖縄の米軍基地問題の本当の当事者である本土住民に「じぶんの荷物はじぶんで持とう」と訴えている。専門は、英語圏文学、思想。新潟市在住。

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

料金 前売1000円、 当日1300円 障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生(学生証提示願います)500円

前売券プレイガイド アオーレ長岡西棟3階ながおか市民協働センター(長岡市)みずすまし(三条市)シネ・ウインド(新潟市)

『標的の島 風(かじ)かたか』
*2017年 キネマ旬報文化映画映画部門第二位

監督・ナレーション 三上智恵 

2017年 日本映画  作品時間119分
配給 東風

イントロダクション

「標的の島」とは、沖縄のことではない。
それは今あなたが暮らす日本列島のこと。

2016年6月19日、沖縄県那覇市。米軍属女性暴行殺人事件の被害者を追悼する県民大会で、稲嶺進名護市長は言った。「我々は、また命を救う“風かたか”になれなかった」。「風(かじ)かたか」とは風よけ、防波堤のこと。
沖縄県民の8割の反対を黙殺した辺野古の新基地建設、全国から1000人の機動隊を投入して高江で強行されるオスプレイのヘリパッド建設。現場では多くの負傷者・逮捕者を出しながら、激しい抵抗が続く。さらに宮古島、石垣島でミサイル基地建設と自衛隊配備が進行していた。

なぜ今、先島諸島を軍事要塞化するのか? それは日本列島と南西諸島を防波堤として中国を軍事的に封じ込めるアメリカの戦略「エアシーバトル構想」の一環であり、日本を守るためではない。基地があれば標的になる、軍隊は市民の命を守らない—沖縄戦で歴史が証明したことだ。だからこそ、この抵抗は止まない。この国は、今、何を失おうとしているのか。映画は、伝えきれない現実を観るものに突きつける。

歌い、踊り、咲き誇る文化の力。
「最前線」に集まる人々、新たなる希望。

監督は『標的の村』『戦場ぬ止み』の三上智恵。大学で民俗学も講じる三上が描くのは、激しい抵抗や衝突だけではない。エイサー、パーントゥ、アンガマ、豊年祭。先祖から子孫へと連なる太い命の幹、権力を笑い飛ばし、豊穣に歓喜する農民の誇りと反骨精神。島々の自然と歴史が育んだ豊かな文化がスクリーンに咲き乱れる。そして、県民大会で古謝美佐子が歌う「童神(わらびがみ)」、辺野古のゲート前でかき鳴らされる三線の音色。
高江のテントで「兵士Aくんの歌」を歌う七尾旅人のまわりには全国から駆けつけた若者たちの姿があった。この一年で安全保障政策を大転換したこの国で、平和と民主主義を守る闘いの「最前線」はどこか? それに気づいた人々が、今、沖縄に集まっているのだ。

『標的の島 風かたか』公式HP http://hyotekinoshima.com/

予告編https://www.youtube.com/watch?v=3a1h48_dQhU

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail nagaokatsukurukai@gmai.com
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

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『台湾映画祭2018』 in 高田世界館



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1935.html
↑の東京特派員夫妻の「台湾巨匠傑作選2018」のレポを読んで懐かしい思いがぶり返してたら
高田世界館で7月14日~7月20日に『台湾映画祭2018』が開催されると知りました。
http://takadasekaikan.com/archives/7669

上映作品は『52Hzのラヴソング』『ママは日本に嫁に行っちゃダメと言うけれど。』『藍色夏恋』『恋人たちの食卓』『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』『湾生回家』『海の彼方』と新旧の傑作、話題作にドキュメンタリーも含めた多彩なラインナップ。

このうち『52Hzのラブソング』は『セデレック・パレ』のウェイ・ダージョン監督による『ラ・ラ・ランド』らしいとか、
『恋人たちの食卓』を長岡の南アジアレストランのご主人に勧めたら大傑作!(コックさんのお父さんが料理道具を収めてる様がプロから見るとホンモノとのこと)と喜んでもらったとか、担当者は次女役のン・シンリンに当時お熱だったけど、確かにあれはオチも含めて非の打ちどころのない傑作、その後に世界を股にかけて映画を撮ることになるアン・リー監督の才能は本作を観ればよくわかる、、、などと書くと長くなりかねませんが、この中で特に思い入れがあるのは『藍色夏恋』と『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』。

『藍色夏恋』は確か県内では東京公開を経て新潟市のワーナーマイカル小新で公開されたハズ。
冒頭からヒロインの一挙一動の仕草に目が離せなくなり、瑞々しい青春の美しさを台北の澄み切った風景の中で存分に堪能できた傑作で、その翌年の『第9回長岡アジア映画祭』でビデオ化されてても上映を決め、さらに当時、この映画を配給していたムービーアイが主演のチェン・ポーリンの日本のマネージメントを担当していたので、上映依頼とともにチェン・ポーリンから長岡のお客様へビデオレターをいただけないかと併せて頼んだら承諾をいただきました。
結構なお客さんが足を運んで上映前のビデオレターを見てもらいましたが、嬉しかったのが当時のマネージャーさんからチェン・ポーリンが映画祭でこの映画を上映することを大変喜んでいたと話してたことでした。
やはり俳優さんは自分の映画が上映されると喜ぶものなんだと確信を抱きま、ついでにマネージャーさんは当時のチェン・ポーリンは『ツインズ・エフェクトⅡ』に出演するためカンフーの猛特訓をしていると話した後に共演してるジャッキー・チェンの息子はカンフーできないんですよ、ボヤいてたことでした。
まぁ、ジェイシー・チャンは『早熟』という傑作があるとはいえ、未だに親の七光りというか俳優の覚悟となるとチェン・ポーリンに軍配があがるよな、とその後の二人の活動を見て間違いはなかったように思います。
今でもグン・ルンメイとチェン・ポーリンの名を見ると嬉しくなるのは本作が今もステキな映画として記憶に刻まれてるからだと。

一方、『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』は1967年の香港の黒澤明こと巨匠キン・フーの大傑作。
しかしそれは日本で80年代に入ってからようやくキン・フーが評価されたからであって、公開時やブルース・リーの大ブームに乗っかって、この邦題でキワモノ扱いされたりと、日本ではキン・フーが不遇の扱いを受けていたことが惜しまれます。
最初の公開時、1968年にきちんと評価されていれば、アジア映画が偏見なしに日本に入ってこれたと思うのですが。

日本で本作が脚光を浴びたのは80年代後半からの香港映画ブームの立役者“香港のスピルバーグ”ことツイ・ハーク製作でリメイクされた『ドラゴン・イン』が観た人たちの間で大評判となり、併せて武侠映画の巨匠として、香港の黒澤明として伝説化されていたキン・フーに脚光が浴び、ついに95年の東京国際映画祭で35㎜フィルムで上映という快挙が実現。
担当者もこの機会にと胸がいっぱいとなり足を運んで勧善懲悪の大活劇に大興奮して劇場を出たところ、目の前にいたのが山田宏一先生でした。
普通なら身分不相応として名乗ることもないと自覚していますが、映画の後の興奮状態のままの怖いもの知らずで「先生、いかがでしたか?」とお声をかけたら「君も観たのかね?いやー凄かった」と先生も興奮しながら握手をして(!)話してくださいました。
後にキン・フーという映画作家に惚れ込んで宇田川幸洋先生と大著『キン・フー武侠電影作法』を書きあげた山田宏一先生ですが、最近お元気なんだろうかと気になっています。

21世紀にかつてその名前を聞いただけで幻でありながら興奮させてくれた巨匠キン・フーがスクリーンで観れるなどホントに嬉しいことだし、さらに高田世界館で観るのは余計に相応しい気がするので、なるべく行きたいよなぁ、と。

余談ですが高田世界館もロケ地に出てくるNegiccoのこちらの↓MV
Negicco「愛、かましたいの」MV
https://www.youtube.com/watch?v=RySaoprLFrA

『残酷ドラゴン  血斗竜門の宿』が上映されるとなると、 闘う女を撮り続けたキン・フーへのオマージュのようにも、、、
さらに余談でヲタ活に高田へ行った際にこのMVに出てくる上海で食べたラーメンは特筆モノでお勧めできるほどうまかったです。

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らこって 2018年 7月号



「長岡アジア映画祭実行委員会!です。
8月15日にアオーレ長岡市民交流ホールAにて『標的の島』上映会を開催します。
沖縄の米軍基地問題をテーマに撮りつづけている三上智恵監督の3作目で、
これまで1作目、2作目を長岡で上映してきたので、
3作目を無視することはできませんでした。
今も沖縄では戦争が続いているという現状でもあると知ってほしいと思い、
意見はあるでしょうが敢えて終戦記念日に上映します」

ここ3か月連続でながおか市民協働センターの広報誌“らこって”のチラシ組み作業に参加。
https://nkyod.org/racotte-list/129461
『標的の村』上映会のチラシも一緒に組んでいただきましたが、
最後に各イベント紹介に映画について、このように理論整然と話したかったのですが、
まぁ、相変わらずしどろもどろとなった事態でしたが、
多少は皆さん聞いてくださったようでした。

今回はフードバンクにいがた 長岡センターの代表もチラシ組みに参加、
『わたしはダニエル・ブレイク』上映会以来、久しぶりなんで隣に並んで、お話ししながら作業できて楽しかったです。
また機会があればフードバンク上映ができたらと思ってました。

今回のチラシ組作業したイベントは。

*宋富子(ソン・プジャ)講演会
8月18日14時開演
会場 長岡市立中央図書館講堂
入場料 500円
主催 宋富子講演会実行委員会
問い合わせ TEL・FAX0258-37-4282
https://nkyod.org/ticket-list/94562
 
*ながおか若者会議×アルビレックスBB バスケを通して長岡を盛り上げよう
第2回『私たちの提案~アルビBBを通じたまちづくり~』
7月24日(火)19時~21時
会場 NaDeC BACE
定員 40人(先着)
主催 ながおか・若者・しごと機構
電話 0258-86-6608
https://www.city.nagaoka.niigata.jp/bosyu/wakamono-albirexbb.html

*お寺で抹茶と和スイーツ 和菓子づくりと茶道の体験会
8月25日(土)10時~12時
会場 勝覚寺
参加費1,500円
主催 むらまつくらぶ
電話 09027589190
http://muramatsu.site/2018/06/26/300825otera/

*RUN TOMO2018
認知症の人や家族、支援者、一般の人がリレーしながら、一つのタスキをつなぎゴールを目指すイベントです。
日時 9月7日 現在、エントリー募集中
主催 NPO法人認知症フレンドシップクラブ RUN伴新潟2018実行委員会
問 電話 0258-72-2500
https://www.facebook.com/run.tomorrow.niigata/

*被災者支援23年 ・活動事例写真展 「あなたも出来る被災者支援」
日時 7月25日~7月30日10時~17時
場所 長岡震災アーカイブ きおくみらい
問 NPO法人ふるさと未来創造堂 電話0258395525
https://www.facebook.com/kiokumirai/?hc_ref=ARTLZ103IDtVjV1mK8UZkv7O5cXJigI2TAP1tj9t9SlE5-My7Rg89neC_3xM-_aAhhA&fref=nf
*アップダウンヒル長岡2018 
日時 9月16日
スタート、ゴール 長岡市営スキー場
主催 長岡ランナーズ
https://udh-nagaoka.net/

*フードドライブ
9月16日午前7時半~午前9時
アップダウンヒル長岡会場 
場所 長岡市営スキー場 B駐車場
問 フードバンクにいがた 長岡センター
電話 09021426199

*『標的の島 風(かじ)かたか』長岡上映会

日時 8月15日(水)18時~ 上映開始

上映後 福本圭介氏講演 :「今、私たちは沖縄の声にどう応答するべきか」 

プロフィール 福本圭介(ふくもと けいすけ)
1970年、香川県生まれ。新潟県立大学准教授。
2016年に仲間と「沖縄に応答する会@新潟」を立ち上げ、沖縄の米軍基地問題の本当の当事者である本土住民に「じぶんの荷物はじぶんで持とう」と訴えている。専門は、英語圏文学、思想。新潟市在住。

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

料金 前売1000円、 当日1300円 障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生(学生証提示願います)500円

前売券プレイガイド アオーレ長岡西棟3階ながおか市民協働センター(長岡市)みずすまし(三条市)シネ・ウインド(新潟市)

『標的の島 風(かじ)かたか』
*2017年 キネマ旬報文化映画映画部門第二位

監督・ナレーション 三上智恵 

2017年 日本映画  作品時間119分
配給 東風

イントロダクション

「標的の島」とは、沖縄のことではない。
それは今あなたが暮らす日本列島のこと。

2016年6月19日、沖縄県那覇市。米軍属女性暴行殺人事件の被害者を追悼する県民大会で、稲嶺進名護市長は言った。「我々は、また命を救う“風かたか”になれなかった」。「風(かじ)かたか」とは風よけ、防波堤のこと。
沖縄県民の8割の反対を黙殺した辺野古の新基地建設、全国から1000人の機動隊を投入して高江で強行されるオスプレイのヘリパッド建設。現場では多くの負傷者・逮捕者を出しながら、激しい抵抗が続く。さらに宮古島、石垣島でミサイル基地建設と自衛隊配備が進行していた。

なぜ今、先島諸島を軍事要塞化するのか? それは日本列島と南西諸島を防波堤として中国を軍事的に封じ込めるアメリカの戦略「エアシーバトル構想」の一環であり、日本を守るためではない。基地があれば標的になる、軍隊は市民の命を守らない—沖縄戦で歴史が証明したことだ。だからこそ、この抵抗は止まない。この国は、今、何を失おうとしているのか。映画は、伝えきれない現実を観るものに突きつける。

歌い、踊り、咲き誇る文化の力。
「最前線」に集まる人々、新たなる希望。

監督は『標的の村』『戦場ぬ止み』の三上智恵。大学で民俗学も講じる三上が描くのは、激しい抵抗や衝突だけではない。エイサー、パーントゥ、アンガマ、豊年祭。先祖から子孫へと連なる太い命の幹、権力を笑い飛ばし、豊穣に歓喜する農民の誇りと反骨精神。島々の自然と歴史が育んだ豊かな文化がスクリーンに咲き乱れる。そして、県民大会で古謝美佐子が歌う「童神(わらびがみ)」、辺野古のゲート前でかき鳴らされる三線の音色。
高江のテントで「兵士Aくんの歌」を歌う七尾旅人のまわりには全国から駆けつけた若者たちの姿があった。この一年で安全保障政策を大転換したこの国で、平和と民主主義を守る闘いの「最前線」はどこか? それに気づいた人々が、今、沖縄に集まっているのだ。

『標的の島 風かたか』公式HP http://hyotekinoshima.com/

予告編https://www.youtube.com/watch?v=3a1h48_dQhU

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail nagaokatsukurukai@gmai.com
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

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ながおか平和フォーラム事業 広島原爆の被爆ピアノ演奏会



7月1日 ながおか平和フォーラム事業 広島原爆の被爆ピアノ演奏会 
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

この日、ある意味今回の被爆ピアノ来岡のメインイベントといっていい、
ながおか平和フォーラム事業での被爆ピアノ演奏会。

担当者は『標的の島』のチラシ配りがまず頭にあったものの、
物販やら撤収やらと、お手伝いもでき、そのぶんこういう行政のイベントの裏側をつぶさに見ていました。

あと同郷もあって五藤監督を応援、支援、支えている中澤さんが、
この日に鎌倉から五藤監督のある意味、晴れ舞台でもあるのでやってきて、コンサートの様子を撮影。
ファインダーから監督を見てこんな感想を話してました。

「監督はいつも以上に緊張してたよね」

長岡戦災資料館に収められてる長岡空襲で亡くなった方々の遺影が並ぶせいもあるように思いましたが、
被爆ピアノを故郷の方に聴いてもらいたいという思いが、
さまざまな人を動かしていき長岡空襲の追悼行事にまで発展していったのは感慨深いように思いました。

長岡市の事業ということで長岡市庶務課のみなさん、
そしてこの日の名司会を務めた方が平和の森コンサートの実行委員ということで、
さらに被爆ピアノは長岡の地にも根付いていくように思いました。

ちなみに矢川さん、五藤監督の鼎談をされたのが、この四月から戦災資料館の新たな館長となった方。
前任は長岡の消防局のトップだったそうですが、
矢川さんのお父さんは消防士だったそうなので、この話はまたいづれ。

担当者は前夜の栃尾、この日のアオーレと被爆ピアノコンサートを目にし、
大いに参考となりましたが、
ちょっと矢川さんと仲良くなれたのが嬉しかったです。

| 未分類 | 19:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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第二回被爆ピアノコンサート 栃尾



6月30日夜 被爆ピアノコンサート 栃尾

長岡のコンサートを終えてピアノをトラックに撤収。
そのまま助手席に乗せてもらい矢川さんの運転で栃尾の日本キリスト教団・栃尾教会へ。

ここは長岡と同じ教団になりますが、長岡より大きく広く、ここも素敵な教会でした。
そして五藤監督をずっと応援しており、
今回の栃尾コンサートの主催者であるあぶらげやさんの豆撰さんの目と鼻の先にあり、
何度か豆撰さんに行きましたが、こんな近くに教会ってあったっけ?と今まで気づきませんでした。

19時からの開演で席は全て埋まり、
松谷みよ子さんが被爆ピアノをテーマに書いた絵本の「ミサコのピアノ」から読み聞かせからスタート。
続いて参加者が思い思いにピアノを奏でる素敵な空間となりましたが、
トークで五藤監督が、
「この栃尾で撮影した『モノクロームの少女』で父親役で出演した大杉漣さんが、
この被爆ピアノの映画化をぜひ演じたいと言ってくれ、
今夏撮影予定だったのが残念ながら漣さんは亡なり、
映画は延期になったものの、
映画化を励ましてくれた漣さんの想いも含め撮影したい。
そして完成をしたら漣さんとの縁がある栃尾の皆さんにもぜひ観てもらいたい」

と栃尾との繋がりを含めて映画化への想いを語っていたことが印象に残りました。

最後はお客さん、参加者みなさんでピアノ伴奏とともに「ふるさと」を合唱。
この栃尾で被爆ピアノとともに歌うと、改めていい歌詞、いい曲だと実感しました。

この夜は豆撰さんに大変お世話になりました。
どうもありがとうございました。

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「台湾巨匠傑作選2018」 映画祭巡礼記



S東京特派員の映画祭巡礼記。

今回はケイズシネマで開催された「台湾巨匠傑作選2018」が届きました。
さらにS特派員(K)と奥様の(H)との共著で届けられましたが、次回は同じ作品を巡ってご夫妻が感想を書きあうというのも面白うに思いました。
ありがとうございます。またよろしくお願いいたします。

http://taiwan-kyosho2018.com/
↑こちらの公式HPを開いたら、今回の特集上映には“レジェンド”のキン・フーの大傑作二本は別格としてホウ・シャオシェン、エドワード・ヤン、ツァイ・ミンリャン、アン・リーの絶頂期の代表作が続けざまに上映され、これらが日本公開時に時折、東京まで足を運んで観に行った担当者にとってとても思い出深い作品なので、タイトルを眺めながら名シーンが浮かんだりして感慨深いものがありました。
特に『恋恋風塵』のラストシーンを超えるラストシーンは、これからも出てこないだろうと。

あと、それらより下の世代の『藍色夏恋』の瑞々しさと眩しさは、たぶんずっと色褪せないだろうと思ってます。

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新宿ケイズシネマで4月28日から「台湾巨匠傑作選2018」が開催されました。
そこで上映された作品のうち何本か見れた作品があったのでその感想を書きたいと思います。

ここ数年過去の台湾映画のデジタルリマスター化が進みあまり現在では見られなくなった名作が次々と再上映されるようになりました。
最近の話題は4時間もある大作『クーリンチェ少年殺人事件』でしょうか。
この映画を生み出した台湾ニューシネマや台湾映画史に関するドキュメンタリーを含めてざっくり台湾ニューシネマ以降の台湾が一望できる特集だったと思います。

『あの頃、この時』2014年 ヤン・リーチョウ監督
台湾金馬奨50周年を記念して製作されたドキュメンタリー。
第1回は1962年。行政院新聞局が創立、台湾語映画は対象外、授賞式は蒋介石の誕生日とかなり政治的な初期、徐々に民間に運営が移行、現在は中国語映画全体をもっとも公平に評価する映画賞を目指すまでに至る映画祭の歴史が台湾の現代史と重ねて振り返られる。
50年にわたる台湾映画史と台湾現代史が一望される。(K)

『台湾新電影時代』2014年 シエ・チンリン監督
台湾ニューシネマとはなんだったのかを海外に与えた影響と当事者たちの証言で綴ったドキュメンタリー。
この映画を見ての私なりのニューシネマについての理解はこんな感じです。
「いままであった商業的な制約なしに自由に作られた映画が海外映画人、映画ファンには新鮮に映り、台湾や台湾映画の存在を国際的にアピールすることになる。ただしこうした国際的な評価を得たことが台湾映画界に与えた影響は功罪もあった」(K)

『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』1967年 キン・フー監督
実は今回の上映では見ていないのですが去年のリバイバルで見たのでその時の感想です。
邦題でわかるようにちゃんと日本で公開された映画ですが私が最初に見たのは80年代でレーザーディスクでした。キン・フーが台湾の黒澤明なんて紹介された頃です。
荒野に一軒だけ建つ旅籠の中という限定空間で繰り広げられるアクションのアイデアの密度にクラクラしたのを覚えています。
その頃見ていた香港の武侠映画で娯楽としては残酷でハードすぎる映画が時々ありましたがそれの源流にして完成形のようなアクション映画です。
ラストの最強の敵ボスとの延々と続く死闘が壮烈。(K)

『侠女』1971年 キン・フー監督
これも武侠映画ですが前編後編あわせて3時間という大作。
後年の香港映画のようなアクション俳優の演技やワイヤーアクションを使わず編集とトランポリンで超人的な剣士たちの死闘を表現します。
どちらかというと華麗なアクション。
竹林でのアクションシーンなど語り草になるような名場面が多いです。
また原作の超自然的な要素はなくしてひたすら人間同士の闘争に変えたことでラストに驚愕の展開が。
これには本当にビックリしました。(K)

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『光陰的故事』1982年エドワード・ヤンほか
台湾ニューシネマの最初の作品として有名な映画。4本の短編を集めたオムニバス映画で、60年代から80年代までを舞台にした子供から20代までを主人公にしてノスタルジックな過去から発展した都会の生活まで台湾の成長を描く構成。
第2話がエドワード・ヤン監督のデビュー作。
最終話の都会に引っ越してきた若夫婦の妻役がシルヴィア・チャンでした。(K)

『坊やの人形』1983年 ホウ・シャオシェン、ソン・ジュアンシャン、ヤン・レン監督
前年の『光陰的故事』に続くオムニバス映画。今回はすべて黄春明原作。
60年代を舞台にしたノスタルジックな3本立て。
すでに長編3本を監督しているホウ・シャオシェンの『坊やの人形』、ソン・ジュアンシャン『シャオチの帽子』は日本、『スーパーシチズン超級大国民』のワン・レンの『りんごの味』はアメリカというように当時の台湾の屈折が物語の背景に見えるのが興味深い。(K)

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『風櫃の少年』1983年 ホウ・シャオシェン監督
田舎の町で暮らす少年たちが都会に出て仕事を始め恋もしたりしたもののあまりうまくいかずまた故郷に戻って生活する、という特にドラマチックなストーリーがなく日常生活を淡々と描くという典型的な台湾ニューシネマの特徴が見れる映画。
主人公を演じたニウ・チェンザーは『モンガに散る』『軍中楽園』などで知られるいまやすっかり台湾の有名映画監督です。(K)

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『台北ストーリー』1985年 エドワード・ヤン監督
都会で生きる一組の恋人。
男は過去に生き、女は台湾にとらわれず生きようとする。
当時の価値観の混乱を表しているようなストーリー。
海外からの文化があふれる台北の町並み、寒々としたオフィス街などロケーション撮影でとらえられた台北の風景が魅力的。
主人公を演じているのはなんとホウ・シャオシェン。
予算がなくてスター俳優が使えなくて素人を器用するのも台湾ニューシネマの特徴。これがリアリティーを出してもいます。(K)

『恐怖分子』1886年 エドワード・ヤン監督
初めてこの映画を見たのはレーザーディスクで、その後1996年に劇場公開されたときにも見ましたがとにかく難解というかよくわからない映画という印象でした。画面も暗かった…
今回のデジタルリマスター版は他の同時期の台湾映画のリマスターと同じ傾向なのですが、フィルムでの上映と同等の映像を目指しているような映像なのであまり印象は変わらず。
むしろ最近WOWOWで放送されたもののほうがはっきりした映像でこの映画の本来の意図が伝わったように思いました。
これがいいことなのかどうかは難しいことだと思いますが。(K)

『ナイルの娘』1987年 ホウ・シャオシェン監督
日本初公開時に見てるのですが内容をすっかり忘れてました。
当時あまりよかった記憶がなかったのですが今回見返してみてけっこう面白いと思いました。
現代の台北が舞台の女子高生が主人公の青春ものという映画で、日本ではベネチアグランプリの『悲情城市』という大作の直後に公開されたので損をしたのかもしれないです。
実際の制作順は『ナイルの娘』のほうが早く、『悲情城市』の原型的な部分が感じられたしホウ・シャオシェンの80年代台北の描写も興味深い見所だったと思います。
ちなみにこの頃の日本に於けるホウ・シャオシェンの映画の公開本数はすごくて89年が2本で90年がなんと4本。大ブームだったといえます。(K)

『スーパー・シチズン 超級大国民』1995年 ワン・レン監督
今の日本では、台湾は「手軽な旅行先」というのがもっともポピュラーなイメージなのかな?と思います。
あるいは最近では都内にタピオカミルクティーなどの台湾式スイーツのお店も増えて、さらに身近に感じられるようになったのではないでしょうか。
しかしその歴史は複雑で、台湾の歴史を扱った映画を観るたびに、隣国なのに(しかも自分は一応中国語を勉強し、中華圏に多少なりとも興味を持っていたはずなのに)、まったく知らなかった事実を次々に知ることになり、このままではいけないと思わされます。
この『スーパーシチズン 超級大国民』は、50年代、戒厳令下の台湾を描いた作品です。
政治的な読書会に参加したことがきっかけで逮捕されてしまった主人公が、獄中で友人の名前をばらしてしまい、その友人は死刑に…。
それと引き替えに生き延びることができた主人公は、人生の終末期を迎えるにあたり謝罪のため友の墓を探して回りますが、家族との断絶やすっかり変わってしまった台湾の風景に直面して…というもの。
この主人公は一応読書会に参加したというはっきりした理由付けがあり、彼が名前をばらした友人も読書会の当事者だったという設定になっていますが、ネットで台湾の戒厳令や白色テロを検索すると、無実の罪で逮捕されたりその逮捕された人もまた自らが助かるために無関係の知人の名前を告げるという事態もあったようでした。
かなり混沌とした状況だったのだろうと思います。
映画の中で収容所の所在地として描かれる緑島は、80年の戒厳令解除を機に観光地化し、いまではレジャーも盛んなようです。
この映画をケイズシネマで観た時期と前後して、ちょうど私は安田峰俊氏の『八九六四』を読んで天安門事件のことを考えており、若い知識人が政治的な理想について語ることと国家との衝突、世代間の断絶…など、この映画で描かれていることが特定の国や地域に限らない普遍的なテーマであることを考えさせられました。
主人公のセリフは折に触れて日本語で語られ、歴史における日本との関りも濃密に感じられる作品であると思います。(H)

『藍色夏恋』2002年 イー・ツーイェン監督
今回の特集の目玉のひとつがこの作品のデジタルリマスター版の上映ですが他の何十年も昔の作品ならいざ知らずたかだか15年ほど前の作品。
そんなにリマスターする必要もないのでは?と疑問におもいながら観賞。
例によってフィルムそのままなルックのリマスター。
フィルムの修復をともなうリマスターではなく要はほぼデジタルデータでないと上映できなくなった現在の映画館で上映するためのデジタル化なんでしょう。
しかし思い入れもあるとは思いますがこんなにいい映画だったとは。
その後スターになったチェン・ボーリンとグイ・ルンメイの魅力はもちろんですがエピソードや脇役の演技にいたるまで細部の工夫がはりめぐらされていて基本的にはふつうの恋愛青春映画が予期せぬ傑作になっていたんだと思います。
ただ今回見返してみて個人的にショックだったのはよくある三角関係物の構図に隠れてもうひとつのテーマがあったことをすっかり忘れていたこと。
チェン・ボーリンとグイ・ルンメイの恋の行方ばかりに夢中になって見ていてそれ以外の要素をシャットアウトしていたのか…
自分の映画の見方がいかに片寄っていたかを思い知らされたという意味でも今回見れてとてもよかったと思いました。(K)

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今年も8月6日がやってくる



6月30日 『被爆ピアノコンサート in 長岡 第二楽章』

「亡くなられた人たちのために」

教会の壁面に立てかけた広島原爆のパネル資料をコンサート前につぶさに見つめていた
フルート奏者の青柳さんが演奏前に「亡くなられた人たちのために」とフルートを構え、
ピアノ伴奏の土田さんとともに奏でる「カッチーニのアヴェ・マリア」 。

コンサートのトリに相応しく厳粛な空気が礼拝堂の中を占めたことを感じ取り、
あっ、このコンサートを開くことができて本当に良かったと思いました。

調律師の矢川さんのお話しの中で未来を生きる子どもたちに、
この被爆ピアノに触れ音色を聴いてほしいことが何度も言及され、
そのために小中学校での演奏会を開きたいという旨を話されていました。

残念ながらこちらには学校で演奏会を開く力はないものの、
今回、4人の小学生が被爆ピアノを演奏していたので、
矢口さんの思いがこの子たちに間違いなく託されただろうと思います。

昨秋のこの被爆ピアノ長岡コンサート開催に関わることができて、
6月23日を経て、これから迎える8月1日、8月6日、8月9日、そして8月15日が、
例年以上に意義深いことになると思います。

画像はコンサート前に被爆ピアノを囲んで矢川さん、五藤監督とともに、
演奏者、家族の皆さん、スタッフ、早く来たお客さんで記念写真をパチリと。

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