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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2020年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2021年01月

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2020年を振り返って



2020年があと少しで終わりますが、以下毎年載せてる活動記録です。
昨年は12回も上映会を開いたことと比べ、
本年は3回のみとなりましたが、いづれも充実した上映会となりました。

『教誨師』は大杉漣さんへの思いが深くあり、
精魂込めて漣さんがプロデュースした本作をスルーするのはどこか心残りに思ってたところへ
ながおかワーク&ライフセミナーより上映の機会をいただき本当にありがたく、
また上映会当日に思いがけないサプライズで出演者の一人、
五頭岳夫さんがいらしてくださったのは今もこれからも感謝で、
漣さんへの思いが通じたんじゃないかと思ってました。

『祝の島』はコロナ禍が日に日に加速する中での上映でしたが、
本来ならキャンセルしてもおかしくなかった纐纈あや監督が、
主催者の判断に任せますと連絡が届き、
当日無事に開催できる運びとなって本当に良かったです。
ただこの時、結構、ウイルスについて学んで感染拡大を防ぐための上映会が
知識としてついたのもとても良かったです。
祝島では上関原発建設に伴うボーリング調査を中国電力は今月断念、
調査の船が来るたびに祝島の反対派漁船が抗議に繰り出すそうで、
その努力に本当に頭が下がる思いが。
中止となったため平穏な年末年始になりますことを。

そして11月の『人生をしまう時間)(とき)』はある意味、命と向き合う映画だったため、
このご時世での観賞が相応しい作品ではなかったかと改めて思ったりしました。
また上映してすぐ後にテレビで本作の続編が放映
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2823.html
とてもタイムリーなことと、小堀先生がお元気そうで何よりでした。
毎年機会をいただくウィルながおかにも感謝です。

「今年が思い通りに行った人はいないでしょう」
週刊プロレスで針千本デスマッチに勝利した藤田ミノルが吼えて、
こんな中で狂ったデスマッチをやるのは
“死ぬな、生きろ”
というメッセージを伝えるため、とありましたが、
コロナ禍終息の気配が不透明な中で、
来年はこちらも映画を通してメッセージを放てるか、もしくは放てないか、
新年もどうぞよろしくお願いいたします。

そして足を運んだお客様、上映会に協力いただいた皆様、お力添えいただいた方々、
実現してくれた配給会社の方の担当者様、本当にありがとうございました。

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*大杉漣主演 映画『教誨師』上映と教誨師である牧師の講演
ライフアンドセミナー
講師 小池正造氏 (日本キリスト教団東新潟教会) 牧師
サプライズ 五頭岳夫さん
日時 2月14日(金) 
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

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*『祝の島』上映と纐纈あや監督トーク
纐纈あや監督トーク
ウィズコーションLIVE
日時 3月14日(土)
会場 トモシア多目的ホール

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* 『人生をしまう時間(とき)』 長岡上映会と座談会
ウィルながおかフォーラムイベント
日時 11月7日(土)
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
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2020年 わたしのベストテン

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邦画
1  男はつらいよ お帰り寅さん
2  海辺の映画館 キネマの玉手箱
3  おかあさんの被爆ピアノ
4  君はなぜ総理大臣になれないのか
5  はりぼて
6  アルプススタンドのはしの方
7  スパイの妻
8  のぼる小寺さん
9  罪の声
10 れいわ一揆

洋画
1  淪落の人
2  悪人伝
3  ミッドサマー
4  ランボー ラストブラッド
5  イップマン 完結
6  TENET テネット
7  家族を想うとき
8  ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
9  ワンダーウーマン 1984
10 パラサイト 半地下の家族

年末恒例となったNさんの周辺の映画好きへのアンケート。
以前はベスト5を選定というお題が今回はベストテンとなってたことに気づき、
慌てて担当者が選んだのは以上になりました。

邦画の1位は担当者の父親は本当に一介の労働者で寅さんの大ファン。
全シリーズをリアルタイムで欠かさず観てて名台詞「労働者諸君!」が飛び出すと大笑いしておりました。
たぶん全国で父親のような労働者が盆と正月に寅さんに会いに劇場へ駆けつけたのが前人未踏のシリーズとなった一因かと。
こちらは子どものころに何本か連れてってもらいながらも喧嘩っ早い寅さんは子ども心に怖かった覚えが。
それが次第に満男くんが主人公となり、
寅さんも人間的に成長していき人格者となって共感を覚えながらこちらもシリーズをを楽しみにしておりました。
本来なら満男くんと泉ちゃんは結婚するハズが、
渥美清さんの死去でシリーズ中断となってしまい、
今回離れ業を駆使して結ばれなかった満男くんと泉ちゃんのその後の人生を丁寧に辿りながら、
各々の心に生きてる寅さんが後押ししていくストーリーに感慨深く観ておりました。
ただもう1年早く完成してれば父親も観てたのにという痛恨の思いと、
観せることができなかったのはずっと悔やむだろうと。

洋画の1位は自分でも意外でしたが、
香港庶民の喜怒哀楽をそっと綴っていくのも香港映画のお家芸だったと想起させてくれた作品。
主役のアンソニー・ウォンが市井の香港人を演じながらも、
香港にいられなくなってしまう現実がリアルに響いたこともあってか。
『インファナル・アフェア 無間序曲』のクライマックスは1997年7月1日。
同僚をマフィアに殺された刑事アンソニー・ウォンは復讐の炎を滾らせ香港返還のその日を迎えてましたが、
その後に雨傘運動への警察の暴力を批判した結果、香港にいられなくなってしまうのはこちらも痛恨の思いでありました。
ただかつてはオダギリジョーの父親を演じたこともあるアンソニー・ウォンを日本映画は思いきってどこか起用してくれないだろか。
あと香港で撮り続けるだろう新人オリバー・チャン監督の次回作にも期待を込めて。

ちなみにNさんが集計した結果、邦画は『海辺の映画館』、洋画は『パラサイト 半地下の家族』が最も票を集めたそうです。

コロナ禍で劇場が休館するなどずっと記憶に残るであろう2020年、
映画との結びつきを考えながら、それでも面白い映画は多々ありました。

2021年はまずなんとしても『燃えよデブゴン』と『あの頃』を観なければ。

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2020年を振り返る S東京特派員

担当者が知っている中で、最も映画をよく観ているS東京特派員に2020年を振り返ってもらいました。
慌ただしい中、ありがとうございます。

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2020年今年の振り返りというお題をいただいたのでちょっと考えてみました。
そこで今年の映画界をいくつかのキーワードで振り返ってみたいと思います。それではどうぞ。

「新型コロナで映画館営業自粛」
3月25日に東京都からの自粛要請を受けて関東圏で映画館の週末上映休止がはじまり実質映画が見れなくなったあとに4月7日の緊急事態宣言により映画館は完全に休業。当初は5月7日から再開の予定が延長され結局再開されたのは6月でした。
地方はその前から徐々に再開されたものの東京の映画館が閉じたままだったため新作が公開されず地方は2月3月に公開された映画を延々と上映し続けたというのは地方の映画館にとっては打撃だったのではないかと思います。

「映画館の代わりに配信で映画を観客に届ける」
映画制作会社や配給会社は映画館で映画を見てもらうことで収入を得ているわけですから映画館が閉まっていては収入がなくなってしまう。そこで注目されたのが配信でした。
いろんなスタイルの配信があったのですがその中でも新作を劇場入場料と同じ金額で配信、上映予定だったミニシアターに分配する「仮設の映画館」は画期的な試みだったと今でも思ってます。
ミニシアターの存続のためにもこのやり方はずっと続けてもいいんじゃないかと思うんですがどうでしょうか?

「映画祭のオンライン上映」
3月以降の映画祭は延期されたりオンライン上映に切り換えて開催されたり対応が別れました。映画館やホールを使って実際に上映した映画祭もゲストが来日できず映画の上映だけになったりと例年とはかなり異なる開催に。その後の秋の映画祭シーズンのころにはオンラインで海外ゲストと会場の観客との交流が試みられたりと新型コロナに対応した形が定着しつつあるように感じました。オンライン上映は東京フィルメックスがやった「リアル上映終了後、期間を置いてからオンライン上映」が映画祭で見逃した映画を後から追いかけてみることができて見る機会を増やせてよかったと思います。
コロナが過ぎても映画祭のオンライン上映は続けてもいいんじゃないでしょうか。

「ディズニー、ワーナーが映画から配信に方針転換」
アメリカの感染が一向に終息せず映画館に観客が来ないからという切実な事情はわからなくもないのですがディズニーなどはアメリカだけでなく世界中の映画館の収入に影響を持つ映画会社。それが新作を映画館にまわすことをやめて自社の配信サービスのみでの公開に切り換えたのは本当にがっかりしました。映画館は映画制作会社が収入を得るための重要はパートナーだったはず。それをあっさりと切り捨てたことは倫理的にも問題じゃないかと思います。
まあディズニーならそういうことを考えるかなと諦めていたんですがワーナーがそれに追随するかのように自社の新しい配信サービス、しかもサブスクリプション型の配信で新作を提供との決定。なんかどんどんアメリカのメジャーが配信に移行していくようで本当にがっかりしました。

「『鬼滅の刃』興行記録を塗り替える大ヒット」
今年の明るいニュースはやはりこれでしょう。今週末からはアトラクション型の4D上映もはじまるのでたぶん『千と千尋の神隠し』を抜き歴代興行成績第1位になるのほぼ確実。
コロナ禍にあっても観客は見たい映画があれば映画館に来るということが証明された、といえるのではないでしょうか(もちろん万全の感染予防策をとっているからこそですが)。これは映画制作者や映画会社、映画館にとって大変心強い励ましになったんじゃないかと思います。

コロナによる社会変動はまだまだ続きそうで映画館の置かれた状況はいまだに流動的です。
でもこれまでの状況の変化から今はわりと映画館の将来について私は楽観的になっています。ディズニーが映画界から去りマーベル映画が映画館で見れなくなるのは映画館にとってはたしかに損失かも。でもそれに代わるものを映画制作に踏みとどまった映画会社がきっと生み出していくはず。 そんな風に思っています。

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良いお年を!



昭和のころに聞き飽きた「秘書がやった」をこの令和時代に耳にするだけで最悪に思い、
ついでに国会の場で118回も虚偽答弁、嘘をつきながらも、
お詫びの場を設けて少しも懲りずにまた嘘を重ねてる御仁がこの国の最高権力者だったことを思うと、
不幸以外の何物でない、不愉快極まりないクリスマスだったのは、
最悪だった今年を象徴するように思いました。
また年が明けると忘れてしまいかねないので、
抗う気持ちでこちらに記しておきます。

そんなことを思った翌日、久しぶりに
ら・なぷぅさんとキャラメルママさんにまだ行ってなかった、
チケット清算のために足を運んだところ、
どちらもこちらを笑顔で迎えていただき、
最後に互いに「良いお年を!」で締めてお店を出ましたが、
ひんやりとした冬の冷たい空気の中であったかい気持ちになることができました。

皆様、来年こそは本当に良いお年を!(切実)

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東京フィルメックス オンライン上映

S東京特派員のフィルメックス&東京国際映画祭巡礼記、今回ラストで東京フィルメックスのオンライン上映で見た映画について、そして総括です。
ありがとうございました。またお願いします!

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東京フィルメックスは会場での上映は11月7日で終わりましたがそのあとにオンライン上映が11月21日から12月6日までありました。
そこで台湾映画『無聲』とコンペティションで最優秀作品賞を受賞した『死ぬ間際』を見ました。

『無聲』 コー・チェンニエン監督
実際にあったという聾唖学校で起きた生徒間での性的暴力事件を元にした映画でこんなことがあったのかという衝撃はやはり大きかったです。
閉じられた学校という世界の中で被害者も加害者に加担して被害が続いていく悲惨な話でラストもけっこう不穏な終わりかたなんですが全体的に人間を信じてるように感じられて力強い映画だと思いました。(K)

『死ぬ間際』:ヒラル・バイダロフ監督
今世界の注目をあびているアゼルバイジャンが舞台ですが映画は死を宣告された主人公がなかなか死なないのに主人公のまわりでどんどん人が死んでいくまるでブラックコメディのような不思議な雰囲気の作品でした。
登場人物が置かれたアゼルバイジャンの現実はハードなはずなんですがどこか抜けている追っ手のやくざたちとかあり得ない人物たちがそんな風景のなかにいるのがシュールで面白い作品でした。 (K)

今回劇場と家庭のモニターで映画祭を同時に鑑賞して改めて当たり前かも知れませんがやっぱり両者は別物で映画館での上映のために作られてた作品は映画館で見なければその真意は伝わらないと感じました。
ただ確かにオンライン上映は時間や場所にとらわれないので参加しやすいというネットが普及したからこそ可能になった便利さがあります。
画質もHD2Kで大画面テレビで見ればそれなりに迫力もありますし。
映画祭に行ったことのない人がこれをきっかけに作品を見て興味を持ってくれたり、行きたかったけど事情があって参加できなかった人にはありがたい(平日のみ上映の作品なんか普通見に行けない)のでオンライン上映は今後も続けてほしいとは思います。

感想書くのが遅くなってしまい、いつの間にか年末になってしまいました。
映画界の先行きはいまだ不透明、アメリカのメジャーな制作配給会社には映画館で映画を見せることをやめてしまったところも出てきました。
しかしそのことで映画館で見る「映画」という文化の大切さがよりはっきりした1年だったと思います。
来年まだまだ映画が続いていくことを願います。

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「第33回東京国際映画祭」 映画祭巡礼記

昨日の東京フィルメックスに続いてS東京特派員とその奥様の映画祭巡礼記、
今日は第33回東京国際映画祭です。
アン・ホイ監督の新作はチケット争奪戦になったようで根強い人気があるんだと感心しました。
あとビビアン・スーは今やプロデューサーなのかと。
華があるんで映画祭に来てほしかった思いが。

東京国際映画祭会場 TOHOシネマズ六本木ヒルズ
東京国際映画祭会場 TOHOシネマズ六本木ヒルズ

続いて東京国際映画祭。
こちらはリアル上映のみ。
これは映画は映画館のスクリーンで映し出されるべきだ、という映画祭の意思表示のように感じました。

『兎たちの暴走』ポスター
『兎たちの暴走』ポスター

『兎たちの暴走』中国 シェン・ユー監督
主人公の少女が借金取りに追われる母親を助けたい一心から裕福な同級生を誘拐して身代金を得ようとしたことから生まれる悲劇。
未熟な若い母と娘、地方都市の閉そく感、貧富の差、運命のいたずら、皮肉な結末。実際の事件から着想を得た映画で、今の中国に生きる人たちの気持ちを反映した物語のように感じました。
今の時代、兎たちは反撃しなければならないのかも。(K)

『チャンケよそ者』ポスター
『チャンケ:よそ者』 ポスター

『チャンケ:よそ者』台湾 チャン・チーウェイ監督
外国にルーツを持つこととは、ということを改めて考えさせる作品。
自分のルーツやアイデンティティに悩むことは誰にでも起こりうると思いますが、国籍の問題が絡んでくると精神面だけでなく現実的な制度面でもフォローされないことも多く、さらに台湾という地域の持つ複雑さも重なって、どうすればいいのかなあ…と考え込む内容でした。
韓国人と台湾人の間に生まれた主人公が、韓国の高校という実社会との軋轢や親との間に生じる葛藤を乗り越えて徐々に自己の確立を目指していく…というところで終わるわけですが、個人的には主人公の家族が日本でいうとやや昭和的な感じなのが気になりました。
言葉少なく厳しい父親と、間に入って「お父さんも本当はあなたの留学のこと喜んでるのよ」と言うような母親…
二人とももちろん息子を愛して、心配しているのですが、息子が苦しんでいることは明らかにわかるのだから、敢えて厳しく突き放すのではなく父親ももっと話を聞いてやるべきではないかという印象でした。
夢の中での父親との和解は素敵なシーンでしたが、現実の中でそれが行われてくれればなあと思わなくもないです。(H)

主人公は台湾系韓国人の高校生で台湾映画ですが舞台は韓国です。
韓国の台湾マイノリティ社会が映画で描かれたのは珍しいのでは。
差別や暴力(いじめ)描写がけっこうつらいのですが前向きなラストに救われる思い。
父と息子の関係が悲しくも心動かされました。(K)

『カムバック・アンド・ゴー』舞台挨拶の様子
『カム・アンド・ゴー』舞台挨拶の様子

『カム・アンド・ゴー』日本・マレーシア リム・カーワイ監督
国境をまたいで映画を作り続けているマレーシア出身のリム監督の大阪三部作の3本目。
158分に日本が抱える問題が山ほど盛り込まれメインの登場人物だけで20人ぐらいはいてあっという間の面白さ。
現代日本でも、映画で取り上げるテーマたくさんあると実感。
恋愛映画や漫画原作映画ばかり作ってる場合じゃないです。(K)

『アラヤ』中国 シー・モン監督
原題が『無生』英語タイトルが『Alaya』。
私は仏教の知識に疎く意味がちゃんと分かってはいなくてこの映画のテーマを理解しているとは言えません。
でも中国のひなびた農村の冬枯れの風景、廃墟の遺跡(バラバラになった仏像?が不気味)、抽象的な登場人物、結果だけを最初に示しあとから原因にさかのぼる時間が巻き戻るような感覚など、この映画はそれだけでも大変面白く感じました。
また後半の幻想シーンにはあっと驚かされました。
これらだけでもすばらしい映画だったと思えます。(K)

『第一炉香』ポスターjpg『第一炉香』ポスター

『第一炉香』中国 アン・ホイ監督
少し前に原作を読んでいて楽しみにしていたのですが、チケットが一瞬で売り切れてしまってがっかり…しかし入金しなかった人がいたのか、キャンセルが出て無事に2枚取ることができました。
上映後にSNSでは言語の問題や俳優のイメージが合わないなどの意見が出ていましたが、全編標準語なのには私もちょっとあてが外れた感じはしました。
主人公の二人は最初は上海語と広東語で会話ができず、英語で話をしている設定なのですが…。
とはいえそこまで再現しようと思うと大変なのだろうと思います。
原作にないシーンも多く追加され、単純な好き嫌い・愛してる愛してないでは済まないどうしようもないドロドロの人間関係を数々の美しい衣装と共に描くのは、いろいろな意味で「劇」という感じでした。(H)

中国の著名な小説家・張愛玲の第1作が原作。
張愛玲は映画のシナリオなども書いていて『傾城の恋』(これもアン・ホイ監督)や『ラスト。コーション』など映画化された作品も多く映画界にかかわりが深い人。
今年は生誕100年にあたるので記念すべき作品といえそうです。
舞台は第2次大戦前の香港。旧時代の文化の中、恋愛に生きようとした主人公の姿を大河ドラマのような風格で香港映画の巨匠が描きます。(K)

『弱くて強い女たち』ポスター
『弱くて強い女たち』ポスター

『弱くて強い女たち』台湾 チャン・チーウェイ監督
今年の東京国際映画祭の小特集「台湾映画ルネッサンス」の一本。
母親の70歳の誕生日を祝う姉妹がその日にかつて家出していたままの父親が亡くなったこと知る。
日本でいえば松竹の山田洋次監督が作りそうな笑いと涙と感動の王道の家族ドラマで、映画祭でアート作品や個性的な感覚の映画ばかり見ている中でかえって新鮮でした。
90年代に日本でも活躍していたビビアン・スー(懐かしい)が三姉妹のひとりに扮しプロデュースも担当しています。(K)

『足を探して』ポスター『足を探して』ポスター

『足を探して』台湾 チャン・ヤオシェン監督
夫の奔放な性格のために人生台無しにされたダンサーの妻、しかし夫は病気であっけなく亡くなってしまう…。
亡くなる直前の手術で切断した足をどうにか取り戻すまでのコメディでした。
浮気してた配偶者が若くして突然死んでしまうというのは結構深刻で、残された妻側からしたらなかなか気持ちの整理がつかない状況なのではないかと思うのですが、まったくシリアスではなく随所に笑いが入ってくるのはすごいなと思いました。
強いヒロイン、グイ・ルンメイ。まあ夫が過去にやらかした勝手な行動が次々に描かれるので夫の病死にはそんなに同情できないというのもあるのですが、かといって100%のクズ男というわけでもなく、妻の方もやっぱり夫を憎み切れなかったからこそのドタバタ劇…からの、夫との納得の行く別れを迎えるラストはとても良かったです。(H)

『ひとつの太陽』(チョン・モンホン監督)の脚本家で小説家でもあるチャン・ヤオシェンの監督デビュー作。
チョン・モンホンはプロデュースで参加、撮影もこなすというサポート。
死体をめぐるドタバタ、なのに夫婦愛の物語という変わった映画。
こんな変な映画のヒロインができるのはまあグイ・ルンメイしかいないですよね。
台湾映画らしい個性的な一本でした。(K)

『Malu 夢路』マレーシア・日本 エドモンド・ヨウ監督
母親が精神の平衡を失ってしまい、そのためにバラバラに育てられた姉妹。
妹は母のもとに残って世話を続けるも、成長して体を売っていたり錯乱した母を殺害しているらしき様子も描かれ不穏な空気を感じます。姉は母の死の真相は知らず、母の死をきっかけに妹を引き取ろうとしますが、妹は結局出て行ってしまう。
のちに日本で遺体で発見された妹のために来日した姉は、日本で妹がどのような生活を送っていたのかを追ううちにある男性に出会いますが…。
安らげる場所のなかった妹が日本で一人の男性に出会い、恋人のような、父娘のような関係になることで束の間居場所を見つけたかに見えるものの、それも一瞬の夢だったというのが、悲しい余韻を引きずる作品でした。(H)

長編第1作の『破裂するドリアンの河の記憶』から『アケラット ロヒンギャの祈り』、そして今作と東京国際映画祭の常連のヨウ監督の映画はいつも幻想的ですがマジックリアリズムともちょっとちがって最初から現実とも幻想ともつかない独特な作風で好きです。マレーシアにはアート系映画を上映する映画館がないらしくいままでマレーシアでは監督作品が公開されてないというのはには驚きました。
今作は日本では劇場公開。日本は恵まれているのかも。(K)

以上、東京国際映画祭と東京フィルメックスの感想でした。

第33回東京国際映画祭公式HP https://2020.tiff-jp.net/ja/ 

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第21回「東京フィルメックス」 映画祭巡礼記

*S東京特派員と奥様の映画祭巡礼記。
今回は様々な事情が重なって同時期開催となってしまった東京フィルメックスと東京国際映画祭を送っていただきました。
ありがとうございます!
ある意味、同時開催は予想外のハプニングかもしれませんが、それ事態も楽しんだようで三回に分けて更新します。
まずは第21回「東京フィルメックス」から。
上映作の『平静』は確か数年前に長岡ロケなびにも中国映画が『雪国』を映画化するというのでエキストラ募集が呼びかけられたと記憶、その作品はフィルメックスで上映されるような作品なのかと思った次第です。
と、同時に純然たる香港映画『七人楽隊』が一緒に上映されるのも以前はこんなことは思いませんが感慨深くなりました。そしてツイ・ハークが元気そうなんで読んで嬉しかったです。
(K)はS東京特派員、(H)はその奥様です。

東京フィルメックス会場の有楽町朝日ホール

今年も東京国際映画祭と東京フィルメックスに行って来ましたが、なんとこのふたつの映画祭、今年から同時開催になっております。コロナ対応に映画界が大変なこのときに、さらにこの大きな変更(だから、なのかもしれませんが)。
東京国際、フィルメックス別々に開催されていた時も見たい映画が多過ぎたのに同時開催では見られない映画がさらに増えてしまう…スケジュールが発表になってその不安が的中したのは確かなのですが、一方で実際に映画祭に通ってみるとこれは自分でも意外でしたがお祭り感が増していてこれはこれでいいかもという気持ちにもなりました。
この2つの映画祭が合わさったことによってますます日本を代表する映画祭といえる存在になったと言えるのかもしれません。

それでは今回見た映画の感想を書いていきたいと思います。 まずは東京フィルメックスから。

『日子』台湾 ツァイ・ミンリャン監督
映画の冒頭でじっと座っているリー・カンション(シャオカン)を見て「またゆっくり動いたりするのが続くのかな…(※『西遊』を思い出して)」と思っていたら、徐々に意外な方向に話が進んでいきました。
あとから冒頭を思い返すとあの真顔で「首が痛いな…」って考えてたのかと思うと面白い。
そして、ただ首が痛いからマッサージを頼んだだけなのになぜか違う「マッサージ」をされてしまう…ものの、あれ?って思いながら気持ちよく受け入れていくシャオカンの適応力の高さから目が離せません。
これは彼じゃないとできない役だな~と感じた映画でした。(H)

『郊遊 ピクニック』(2013)年以来の長編。
その後ただひたすら僧侶に扮したリー・カンションが町をゆっくり歩くだけの姿を1テイクの長回しで撮った短編を撮ったりしていて、それを経ての長編なので以前の長編とはあきらかに違いが。
ものすごく単純な話なのに見ていて気持ちがいい。
またとぼけた味があってよかったです。
商業映画ではないでしょうがこれは映画館で上映されてもいいんじゃないでしょうか。
けっこうハマる人が出そうな気がします。(K)

『海が青くなるまで泳ぐ』オンラインQAのジャ・ジャンクー
『海が青くなるまで泳ぐ』オンラインQAのジャ・ジャンクー

『海が青くなるまで泳ぐ』中国 ジャ・ジャンクー監督
『活きる』のユイ・ホアなど浙江省の小説家のインタヴューから浮かび上がる中国の近代化の流れ。
ドキュメンタリーですが決まりすぎるほど作りこんだイメージシーンなどはいかにもジャ・ジャンクー。
ファンにはたまらない映画ではないでしょうか。
また中国現代史を生きてきた人の歴史は重みがあって感動を呼びます。(K)

『逃げた女』韓国 ホン・サンス監督
老いをテーマにした近作から、さて次はどんな映画を撮るのか注目していたホン・サンスですが今回は女性の視点から見た韓国社会のスケッチ集といった感じ。
なるほど、こう来ましたか。
キム・ミニは観察者といった立ち位置。
モニター画面や窓などの使い方も興味深かったです。(K)

『七人楽隊』香港 サモ・ハン アン・ホイ パトリック・タム ユエン・ウーピン ジョニー・トー リンゴ・ラム(遺作) ツイ・ハーク監督
懐かしの香港をテーマにしたオムニバス。
私自身は香港映画には疎いのですが、今こうして過去をモチーフにした作品が作られ、多くの人も共通の認識としてその背景やネタが分かるのを見ると、やはり大きな勢いのある世界があったのだろうなと思わされます。
これからの香港はどうなっていくのでしょうか。(H)

香港で一時代を築いた名監督が集まった豪華なオムニバス映画。
50年代から現代までを順番に担当。なにしろこれだけ一流の監督が集まっているわけだからそれだけでとにかく豪華。
私のような世代にとって80年代から90年代にかけての輝いていた香港映画を象徴するような人たちなんでそれだけでも感動なんですが、半分は植民地時代に対する挽歌のようにも見えちょっとさみしさも。…としんみりしたにしたところで最後はツイ・ハークが豪快に笑い飛ばして締めてくれていい感じ。
なんだかとてもハッピーな気分になれる映画でした。
香港映画がんばれ!(K)

『平静』オンラインQAのソン・ファン監督
『平静』オンラインQAのソン・ファン監督

『平静』中国 ソン・ファン監督
フィルメックスにずっと通っている人は市山さんの登場に盛り上がったのではないでしょうか。
外国映画に日本のシーンが登場することは珍しくないと思いますが、東京などの大都市ではなく新潟が選ばれるのは珍しいと思います。
新潟出身者としては上越の在来線などの風景も嬉しく、上映後のQ&Aでもなぜ『雪国』?なぜ新潟?という質問をした人も何人かいたみたいです。
監督からの回答はずはり川端康成の『雪国』が好きだから、というもの。
読んだことないけど、読んでみようかなと思いました。(H)

ジャ・ジャンクーがプロデュース。
恋人と別れた女性映画監督が東京、越後湯沢、香港などを旅して徐々に心の傷を癒していく過程を説明的な描写を排して観客の想像力にゆだねて描く。
とにかく徹底的に説明しない、主人公の葛藤を表現するようなドラマチックな仕掛けは一切なし、傷ついた心が癒やされていく過程をほかの映画では見たことがない妥協のない姿勢で描いているのががすごいと思いました。(K)

以上、フィルメックスで見た作品でした。
見れなかった作品も多いのですが東京フィルメックスはこの後オンライン上映もありましたのでいくつか追加で見ることができました。その感想はまた最後のほうで…。(K)

第21回「東京フィルメックス」映画の未来へ https://filmex.jp/2020/

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Do They Know It's Christmas?

Do They Know Its Christmas

いつからか声をかけてくれてありがたく思いながらイベントに参加していた『アフリカンフェスタ!inながおか』も今年はコロナ禍で中止。

思えばアフリカに関心を寄せることになったのがバンドエイドの『Do They Know It's Christmas?』でありました。
イギリスのミュージシャン達がエチオピア飢餓救済のために結成されたプロジェクト、
当時「ベストヒットUSA」を見てたこちらは名のあるミュージシャンが次々と登場したことに驚きながら、
趣旨に賛同してすぐさま12インチシングルを購入、初回盤なので今、転売したら値が張るんだろかと。

そもそも宗教が違うからクリスマスなぞ知らないんじゃなかろうと思ってましたが、
ケニアの松下照美さんのFBを読んだら、やはりきちんとクリスマスパーティを開くようで、
そのためのミーティングはガチャガチャと何やら楽しそうで、
今頃、子どもたちは笑顔でクリスマスを待ち望んでいるんだろうと。

たぶん日本でクリスマスソングがポピュラーになったのは、
このバンドエイドがきっかけではないかと思い、

Band Aid - Do They Know It's Christmas バンドエイド クリスマスソング 歌詞 日本語字幕
https://www.youtube.com/watch?v=3Y7xSRzhVi4

今もこの時期に耳にするのは定番の名曲としてすっかりと浸透、
ビデオを見るとジョージ・マイケルは死んじゃったし、
サバイバルを生き残ったボノの一人勝ちだけど、
当時も今もボノのソロパート

“Well tonight thank God it’s them instead of you”

これはヒデェなぁ、と思ってましたが、
サスガに当時のボノもこの歌詞は疑問だったのが、
作詞したボブ・ゲルドフはここは絶対に変えないと突っぱねたと最近知り、
だからボノは腹を決めてバランスを無視してひと際デカい歌声だったのだろうかと。

あと西寺郷太さんがこの曲のボーイ・ジョージのボーカルを称賛してた記事を読み嬉しかったです。

というわけでポール・ヤングの歌声、

♪It's Christmas time〜
からまた聴いてますが、
担当者は随分先だと思ってたウィルながおかフォーラムの報告書の締切りが、
いつの間にかとうに過ぎ去っており、
慌てて書いても終わらず、
お仕事先の柏崎のガストでまとめて近くの自遊空間でフラフラしながら書き終えて、
レターパックに入れて明朝ポストに投函するとこまできて現在に至ります。

♪But say a prayer
 Pray for the other ones
 At Christmas time

モヨ・チルドレンセンター 緊急支援のお願い モヨ・チルドレンセンターを支える会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2673.html

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かえぽ

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本日、12月23日に日付が変わった途端にNegiccoのかえぽことKaedeさんが年明けに結婚すると発表されました。
http://negicco.net/news/?id=1697

担当者はNegiccoのイベントによく行ってた頃、見るたびにかえぽさんがレスしてくれるような勘違いから
かえぽさんが推しメンでありましたが、他のメンバーがすでに結婚しているのに、
取り残されてるようで、何やら不憫に思っていたのでこれは目出度いと素直に祝福できました。
お相手は幼馴染らしく、他の二人のお相手がバンドマンなのが少々引っかかってただけに、
なんだかかえぽさんらしくていいなぁ、と。
おめでとうございます。

これでNegiccoは結成17年に加えて、メンバー全員が既婚のアイドルという
前人未到の領域をさらに突き進むことになりますが、、
思えば新潟県内の津々浦々のイベントを回りながら、次第に知名度を増し、
メンバーの飾らない性格が一流のクリエイターや業界人に愛され、高く評価され、
“ご当地アイドル”のパイオニアとしてビジネスモデルを築き上げていき、
全国にどれくらいいるのかご当地アイドル達や、
その運営のお手本として尊敬の念を抱かせる唯一無二の存在になってます。
実際、担当者も県内外のアイドルさんとチェキする際に話すとき、
Negiccoさんを尊敬してるというアイドルさんに多く出会ったりしました。

特にかえぽさんは売れ始めて忙しくなった頃に新潟大学の勉強できないとすぐさま置いていかれるような厳しい学部を専攻、
実際に学生さんと話したら、これは並大抵の努力では単位がもらえないようなとこだそうで、
それだけでもかえぽさんはスゴイとその学生さんは話してて感心した覚えが。

最もコロナ禍の前からNegiccoはもはや別格の存在となり、
以前ほど頻繁にイベントやプロモーション活動はしなくなったのは傍から見てて少し寂しく思ってましたが。。

あとかぽさんが出演した短編映画があって、まだ公にならないようですが、
結婚を機にとか関係なく観たいもんだと思ってます。
ついでにその映画の陣中見舞いに訪れたのが頭脳警察のPANTAさんで、
名物マネージャーの熊さんと旧知の仲だそうですが、それを知らないとどんな関係なのかと。

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異鄉人黃秋生 アンソニー・ウォン、台湾へ移住する。



「歴史書を読めば、現状が歴史の繰り返しだと分かる。
香港警察の暴力は許されないと表明した時も、言えば干されると分かっていた」

https://twitter.com/AnneTohmi/status/1340168703199989761

↑映画通の方が最近、アンソニー・ウォンの最新インタビューを訳してくださったのがタイムラインに流れてきました。
雨傘運動支持を公言したことで、出演作が中国での公開を締め出されてしまい、
ついに香港映画界でも干されてしまったアンソニー・ウォン(黄秋生)が台湾へテレビドラマの仕事で行ったと、
チラリと耳にしましたが、このインタビューを読むと香港と決別して、
台湾へと正式に移住したんだな、と読みベニー・チャン監督の死去とともに、
香港映画は残念なことにもはや過去になってしまったと一段と認識しました。
むろん『燃えよデブゴン』の公開を楽しみにしてるとはいえ。

今年、日本で公開された『淪落の人』でアンソニー・ウォンは三度目の香港のアカデミー賞こと
香港金像賞の最優秀主演男優賞を受賞し、
多少はお仕事が増えるんじゃないかと思ってましたが、
少しも好転しなかったようだと。

アカウント主がアンソニー・ウォンに一番好きな出演作だと言ってた
『千言萬語』はアン・ホイ監督作で80年代の香港の市民運動をテーマにしたもの。
担当者は未見ですが、予告編を見ると思えばこの役が何か伏線となっていたんだろうかと。
主演がロレッタ・リーとリー・カーションというのも何だか凄いんで見てみたい1作です。

『ザ・ミッション 非情の掟』のジョニー・トー監督は中国との合作を模索していたのが、いつの間にか音沙汰なく、
『インファナル・アフェア』のアンドリュー・ラウ監督は完全に中国映画に拠点を移し大作を任され、
『ハード・ボイルド』のジョン・ウー監督は続けさまに最近の監督作がうまくいかなかったようで、
これまでアンソニー・ウォンを起用し香港ノワールの傑作を撮ってきた監督の新作に出て、
またこちらの胸をときめかせてくれないものかと思ってましたが、
三者三様の巨匠の現状を見てると、それももはや無理な注文のようだと。

インタビューで「台湾で叉焼包の店を開きたい」というのは自身の代表作を絡めたジョークなのかと思いましたが、
香港映画界で数多の栄光と栄誉を得ながらも、
中国政府に楯突いたことでこれだけの不利益を被ることに、
一段と香港の厳しい現状が伺えました。

いつぞや香港旅行で信和中心に行ってアンソニー・ウォンとサイモン・ヤムのブロマイドを求めたことが
担当者はあるので、思い入れの強い俳優さんだけにでしばし台湾で活躍後、
いつかまた香港で大暴れ、とまでいかなくても復帰だけでもしてほしいものですが。

画像は「第15回長岡アジア映画祭」で上映したジョニー・トー監督『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』の1シーン。
ジョニー・トーさんの様式美漂う銃撃戦でのアンソニー・ウォンのまさに男前、漢な姿です。

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小田香監督 『セノーテ』

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シネ・ウインドの来月のラインナップを眺めていたら小田香監督『セノーテ』が入ってると知りました。
以前から予告編をネットで見てましたが、凄いのは本作がどんな映画なのか全く掴めない未知の領域という印象を持ったことでした。

“さあ、新しい映画体験へ”

予告編の宣伝コピーにありますが、全くその通りなんで観たいと思いましたが、
小田香監督を知ったのはやはり小林茂監督が現在撮影中の『魂のきせき』の撮影を担当してること。
小林監督から以前、小田監督との繋がりを教えていただきましたが、
こんな才能にカメラを任すことで『魂のきせき』も小林監督にとって
新しいチャレンジなんだと完成を楽しみにしたいと思いました。

『セノーテ』は年明け1月9日から1月15日にシネ・ウインドで公開されます。

=============================

メキシコの泉セノーテをめぐる神秘の旅
カメラは浮遊する
失われた光と記憶を呼び戻すために

メキシコ、ユカタン半島北部に点在する、セノーテと呼ばれる洞窟内の泉。 セノーテはかつてマヤ文明の時代、唯一の水源であり雨乞いの儀式のために生け贄が捧げられた場所でもあった。現在もマヤにルーツを持つ人々がこの泉の近辺に暮らしている。

現世と黄泉の世界を結ぶと信じられていたセノーテをめぐって交錯する、人々の過去と現在の記憶。そこに流れるのは「精霊の声」、「マヤ演劇のセリフテキスト」など、マヤの人たちによって伝えられてきた言葉の数々。カメラは水中と地上を浮遊し、光と闇の魅惑の映像に遠い記憶がこだまする。

『セノーテ』l公式HP http://aragane-film.info/cenote/

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ネットフリックス映画 『ミッドナイト・スカイ』



担当者の地元の映画館は県内最古のシネコンのイオンシネマ県央となりスクリーン数は7。
某シネコンと違ってレイトショー割引があるので、お仕事帰りに重宝してるものの、
最近のラインナップは先日、紹介した『佐々木、イン、マイマイン』に『真・鮫島事件』『プロム』『ミッドナイト・スカイ』と
メジャーでも、ミニシアター系でもない、どっちつかずの作品が不意打ちにのように公開されてて、
なんだか目が離せなくなってます。

以前に『人生フルーツ』も公開していたのでミニシアター系の大ヒット作もきちんと目配せしているようですが。

振り返れば開館当初は物珍しさもあってかトミー・リー・ジョーンズの『ボルケーノ』やジェット・リーの『ロミオ・マスト・ダイ』でさえ、満席の中で観た記憶があるものの、その後のシネコンの乱立、特にT・ジョイ長岡が開館してからは、例え宮崎駿監督作でさえ満席の観客に交じって観た覚えがないので、なかなか大変なんだろうなぁ、と想像します。
でも『鬼滅の刃』は平日夕方でも満席だったので、本当に大ヒットなんだと驚いてましたが。

それでこの前観たのがジョージ・クルーニー監督・主演作『ミッドナイト・スカイ』
破滅を迎えた地球に残った科学者と任務を終えて地球の帰還する宇宙船を交互に描きながら、
行間を読むような静かな映画でグイグイと観せてくれるSF。
ジョージ・クルーニーが出てるので『ソラリス』や『ゼロ・グラビティ』をどうしても想起する場面がありましたが、
たぶん現場で学んだことを今回の監督作で活かしたんでしょうが、
これがやはりスクリーンで観て良かったと思わせる作品でした。
特に宇宙飛行士達が船外で活動しながら目の当たりにする息を飲んで陶酔するような美しさに、
思えば『月世界旅行』から映画人は宇宙に魅せられてきたと。

で、本作はネットフリックス映画で当然配信に力を置き、
イオンシネマ県央での公開も始まったばかりなのに配信前の12月24日に終了とのこと。
この日はレイトショーの1回のみの上映で観客は自分含め2人。
これは口コミで広がる映画だと思うんで、そんなネットフリックスの宣伝で劇場を使うのはどうなのかと。
メリル・ストリープの『プラム』やアダム・ドライバーの『マリッジ・ストーリー』とネットフリックス映画を公開してきたので、
それを売りにする劇場にしてもイイのではと思いましたが。

今年は『シカゴ7裁判』やデビッド・フィンチャー監督の『Mank/マンク』等、去年だったら『アイリッシュマン』と、
昨今の映画界はネットフリックスが席巻しているので、スクリーンで観たいという人も多いハズ。
それが『ミッドナイト・スカイ』ならチラシの表はポスターと同じデザインで裏側は解説文は全くない白紙なので、
これじゃぁ、本当に一部のスキモノにしか届かない、せっかく良い機会を作ってるのに実に勿体ないと。

あと『ミッドナイト・スカイ』はなぜ地球が破滅するのか、
わざと思わせぶって理由を明かさずにいて、
これがけしからんという御仁がいることに驚きました。
あからさまにはしないとはいえ映画を観てれば
環境破壊のツケがとうとう回ってきた、と感じられると思うんですが。
あとコロナ禍の今を容赦なく照らしているとも。

https://www.netflix.com/jp/title/80244645

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みなとまち海浜公園



『れいわ一揆 製作ノート』を読了したので、再び『れいわ一揆』を

この本にはれいわ新撰組の立候補者10名のうち、山本太郎氏を除く9名の候補者が
選挙から二か月後に、あの熱狂を振り返るながら現在の心境を語るインタビューが収められており。
映画ではその一部が使われたものの、本にはすべて採録。

候補者の一人、蓮池透氏はインタビューを受ける場所として柏崎の「みなとまち海浜公園」を指定。
原一男監督と島野千尋プロデューサーはわざわざ柏崎まで出向き、
蓮池氏のインタニューを収録したことになりますが、
ここはバックに柏崎刈羽原発を臨み、さらに弟・蓮池薫氏が北朝鮮によって拉致された場所でもあり、
東京電力の社員でもあった蓮池透氏の人生の禍根を象徴するような場所。

原監督はすぐさま
「日本の矛盾の、何て言うかダメなところが二箇所もあるわけですよね。ここは」
と感想を漏らします。

観ながら、ここはそうか「みなとまち海浜公園」と言うのかと感慨深く思ったのは、
担当者は二回ほど、ここを訪れて日本海と原発に目を向けたことがあったので。

https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/74981
↑こちらの記事を読みながら、この大ウソつきが拉致問題解決を最優先の課題に挙げたことは、
当初はここは期待をしたことは確かだったことを思い出しながらも、
やがては国難として北朝鮮を利用、票集めとして家族会を利用していたことは嘔吐の極み、
一向に成果が上がらないのに「トランプ大統領の次は私が向き合う番だ」
などと出来もしないことを公言した時はサスガにパラノイアではと確信、なんの期待も持たなくなりましたが、
国会の場でウソを重ねて発言してたことは最高責任者として陳謝だけで納まるようなものか、
本来なら留置場行きが筋なのに落としどころが、
国会での陳謝になったのかもしれませんが、
これも現政権が世論の矛先をかわすための生贄だと思うと諸行無常、
でも少しの同情もありません。

蓮池氏はインタビューで
“原発に「賛成」「反対」と表明しないことは地元の人にとってタブーでなくマナー”と言われたこと。
マナーがルールになったら、それこそモノを言えない社会になることを危惧。
しかしそれこそがお上の手法だとして、いくら分断されても声を上げていかなけらばならないんじゃないか、と。
おそらく故郷・柏崎に戻って感じたことを述べており、とても関心を持って読んでおりました。

冬本番が到来し、今夜もみなとまち海浜公園は荒波が押し寄せているんだろうと。

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Slipping Away

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本日、12月18日はキース・リチャーズの77歳の誕生日。
ジョン・レノンが生きてりゃ80歳だと思うと、まだ若いんだななどと思ったりしますが、
かつてドラッグで死にそうなミュージシャンに真っ先に挙げられたことを思うと、
毎日が前人未到の域を更新してるザ・ローリング・ストーンズのギタリストとして現役を貫き、
ロックスターのアイコンとしてカッコ良く、ホントに尊敬する存在です。

2009年に市民映画館をつくる会でマーティン・スコセッシ監督の
『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』の上映会を開催。
60代半ばとなっても転がり続けてライブをこなすストーンズを
自作でたくさんストーンズの曲を流してるスコセッシが敬愛の思いを込めて記録。
この中でラストの『サディスファクション』を演奏後、
サスガに度重なるプレイ続きで疲労もあってかギターを万感の思いで抱えるキースの姿に深く感動を覚えていました。
しかしあのライブは2006年のもので、
あれから15年近く経ってもツアーをこなし現役続行となってるのはホントに頭が下がる思いです。

しかし長岡市立劇場のデカいスクリーンにインタビューに応えるキースの皺だらけの顔がアップになったのはいろんな意味でド迫力でした。
どんな人生を生きたら人はこんな異形になるのかと。

キースの自伝「Life」ではストーンズだけではなくソロ活動で名声を得たいミックと、
あくまでバンドマンとしてライブに専念したいキースの確執が、
キースの側から赤裸々に語られて本当に80年代は危機一髪だったと思い返しながら、
それだけに、この本の読後に仲直りの曲「Mixed Emotions」が余計に感動的に聴こえたりしました。

ついでにこの本の中で自身がヘロイン中毒となっても死ななかったのは、
混じり気のない高級な純度のいいヘロインを打ってたと語ってるのは大笑いしました。

今はドラッグは無論、クリーンとなって酒もタバコも控えて、
さらにコロナ禍でガーデニングに目覚めたそうですが、
ストーンズも今年はツアーに出てた予定が延期、
2022年はストーンズ結成60年(!)、キースやミックはともかく最年長チャーリーは大丈夫かと思ったりしますが、
無事に迎えて大きな打ち上げ花火を挙げるように祝福、できたら来日してほしいと願ったりします。

あと『シャイン・ア・ライト』の宣伝でポスター貼りしてた時の思い出は
まず音楽食堂にポスターを貼らせてもらったら、すぐさま破られていたのは、
ロックファンの複雑な心境を感じ、こちらもポスターの残骸を眺め凹んだことと、

今は無き長岡市立厚生会館脇に立て看板へ貼ったポスターを見た方が
「へぇー、ストーンズが市立劇場に来るんだ」
などと呟いてたことでした。
そりゃ、レイ・チャールズが歌ったことがあるとはいえ、
長岡市立劇場にストーンズは幾ら何でも来ないでしょう、
等と脇で耳にして思いましたが、
でも結成60周年に、ただ映画を上映した劇場に本物のストーンズが来るの夢を見ても、
それはいいんじゃないかと。

ともかく77歳、ハッピーバースデーということで。

https://www.youtube.com/watch?v=rz8oEjUfPhs
↑『シャイン・ア・ライト』には登場しなかったものの、
キースのボーカル曲で一番好きな曲であります。

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『佐々木、イン、マイマイン』



「五泉市で生まれ、18歳まで亀田に住んでいました。
この映画は僕が新潟にいた頃の思いが入ってます」

それに加えて故郷を出た人、故郷に残った人の思いも、
確か要約するとこんなことを内山拓也監督が上映前、
俳優さんを脇にこんなことをコロナ禍で凱旋できないのでビデオレターで話していました。

イオンシネマ県央で『佐々木、イン、マイマイン』を最終日に観賞。
この劇場で公開前に本作のチラシを手にしたものの、
誰もが知ってるスターの名前は無く(辛うじて井口理か)、監督も知らない人だったので
一体どのような経緯でイオンシネマ県央で公開されるのか謎に思ってましたが、
次第に監督が新潟出身と知り、それだと亀田のイオンシネマ新潟南で公開は納得ながら
なぜイオンシネマ県央なんだろうか?はやはり謎に思いながらも、
新潟出身監督作は気になるので観賞。

田舎から俳優目指して上京したものの、
日雇い派遣で糊口を凌ぎ理想と程遠い生活をしてる主人公が、
ふとしたことから高校時代の風変わりな親友“佐々木くん”のことを思い出す。

佐々木くんは周囲の佐々木コールが巻き起こるといつも全裸となってしまう
溢れんばかりの生命力を持ち、彼の言葉を受けて俳優になろうと決めた自分と、
今のパッとしない自分を対比させながら、
佐々木くんとの眩しい青春時代を振り返っていく。

残酷に思ったのはおそらく佐々木くんが東京に出れば、
異彩ぶりから相応のナニモノかになってただろうに、
故郷に残ってる佐々木くんの日々はパチンコとカラオケという
田舎の沈鬱な日常にすっかり慣らされていたこと。
それだけにカラオケで中島みゆき様の「化粧」を歌う女の子と仲良くなる件は、
観ていて微笑ましく、ほっとさせられ好きなシーンとなりました。
好きなシーンがあるだけで、イイ映画だと。

そしてクライマックスはやはり書くことはできません。

あとあと舞台の演出家役になるのか『冬のアルパカ』の主人公・伊藤公一さんが登場。
原田裕司監督の常連俳優で『壁女』のオタクから『冬のアルパカ』の借金取りとして、
雪の山古志にバイオレンスな風を巻き起こしながらも最後にヒロインを受け止めていた俳優さん。
ググッたら映画に舞台と活躍をしているようで、とても嬉しく思いました。

内山拓也監督は伊藤公一さんがお気に入りのようで自作の三作品全て伊藤さんにオファーしているそう。
『冬のアルパカ』も観てくれてるのだろうかと。

今回、コロナ禍で凱旋できなかった内山監督はいずれ、
映画撮影を新潟の地で撮ることを期待します。

『佐々木、イン、マイマイン』公式HP https://sasaki-in-my-mind.com/

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nagaokatsukurukai@gmail.com



おとといの夜にメール作業があるので、
nagaokatsukurukai@gmail.com にパソコンからにログインしようとしたら、
何度やってもログインできず、まさか乗っ取られてしまったのかと焦ったところ
ツイッターでエゴサをしたらG-mailやyoutubeなどグーグルが提供するサービスに
不具合が起きてログインできなかったと知りました。
https://www.news24.jp/articles/2020/12/14/06785791.html

1時間ほどで修復したそうですが。
こちらはまぁ、1件だけメールで伝えなければならない事項があったものの
日本全国にこれでお仕事のやり取りをしてたりする人もいるでしょうから、
システムエンジニアの方々、不具合と知った途端、顔の血の気が失せたんではなかろうかと。

というわけでメールが遅くなって失礼いたしました。
あと不具合のさなかにこちらに送られたメールは無事に受信できたのだろうかと。

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『悪い男』



「やくざ風情が何が愛だよ」

↑ただただこのセリフに痺れてしまったのがキム・ギドクの最高傑作として挙げたい『悪い男』

一目ぼれした女の唇を突然奪い、その後に弱みを握って売春宿に売り飛ばすヤクザが主人公。

「男は女を娼婦まで落とし
 男は女が客と寝るのを覗き
 男は女をどこまでも愛した」
↑DVDの宣伝コピーがそのまま本作のストーリー、
しかもこれが純愛映画という離れ業となって、世界中を驚かせてしまった傑作。

ワンシーンワンシーンが本作の主人公の身体を切り裂く刃のように研ぎ澄まされて、
観ている間、ずっとヒリヒリさせてくれた1作。

この横に『人間の時間』を並べると本当に同じ監督作とは思えず、
セリフを最小限にし堕ちていく女と男を演出力でぐいぐいと魅せていき、
ラストも尋常でなく突拍子もないハッピーエンドなのに、
あれ以外に考えられないような終着をしとなって痺れさせてくれました。

ほとんどの作品に通じる女性嫌悪と女性崇拝がない交ぜになってる
キム・ギドク自身のコンプレックスがピークとはいえうまくバランスが取れて傑作になったかと。

その後は名声を得るごとに女性嫌悪が誇大化となり、
現実と折り合いがつかず狂気も加速され本性がかなり歪んでしまい
一連の事件となって最後は自滅してしまったような。

思えばエリートが幅を利かせる韓国映画界のなかで大学に行かず、
10代から働き始め兵役に就いた後にパリで絵の勉強を始める中で観た
『ポンヌフの恋人』と『羊たちの沈黙』に影響を受けて独学で映画を学び、
なんとか這い上がろうと自作をVHSにダビングして世界中の映画祭関係者に送って“発見”され、
やがて数多くの映画祭に自作を出品、
その異様な作風が注目を集めて世界を席巻するように。

自らVHSに作品をダビングしてるような無名時代が嘘のように、
まったく悍ましい権威者となってしまたようで、
併せるように作品が最近の傑作と評判の『嘆きのピエタ』含め期待ハズレなのが正直なところ。

『魚と寝る女』『受取人不明』『悪い男』『コーストガード』『春夏秋冬 そして春』『サマリア』と
日本で巨匠扱いされる前の一連の傑作がずらりと並んだ頃、
観るたびに興奮していたのは映画好きとして幸福だったと噛みしたりしてます。

などなど毎回、キム・ギドクのことを書いたりしてるのは、
作品に対しての思い入れとともに実際にご本人を目にしたこともあるからで、
日本に紹介された頃に東京フィルメックスの会場ロビーにいたら、
同行したS東京特派員が、「あれがキム・ギドク監督ですよ」とまだ若い異端の監督を教えてくれたこと、
そしてにいがた国際映画祭で特集上映されご本人のトークがあり、
「日本と韓国は映画を通して仲良くなれる」という旨で確か滔々と語っていたのをよく覚えてるから。

現在、SNSでキム・ギドクがよりによってコロナに感染して亡くなったことへ、
作品を純粋に評価し哀悼の思いから、
とても擁護できない性虐待があからさまになるに連れ
猛烈なバッシングに晒されており、
一連の作品にはどうしようもない自身の性癖も包み隠さず描き切ったハズ、

これから映画館も映画祭もキム・ギドクの特集は組まないかもしれませんが、
だからといって確かに驚かされ時に感動した作品群を封印していいものか、
こちらは多くの作品でヒリヒリしたことを思い出しながら、
ずっと自問自答を繰り返すと思います。

結局キム・ギドクに送る言葉はカッコよすぎるかもしれませんが、これではないかと。

「やくざ風情が何が愛だよ」

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『人間の時間』



世の中は、恐ろしいほど残酷で無情で悲しみに満ちている。
残酷な行為に関するニュースが、世界中で毎日報道されている。
自分自身のことを含め、どんなに一生懸命人間を理解しようとしても、混乱するだけでその残酷さを理解することはできない。そこで私は、すべての義理や人情を排除して何度も何度も考え、母なる自然の本能と習慣に答えを見つけた。
自然は...人間の悲しみや苦悩の限界を超えたものであり、最終的には自分自身に戻ってくるものだ。私は人間を憎むのをやめるためにこの映画を作った。
人間、空間、時間…そして人間。

キム・ギドク

『人間の時間』公式HP https://ningennojikan.com/

今となっては作品に込めたのが意味深なメッセージに読めますが、昨日に引き続きまだキム・ギドクについて思ったりしてます。
今春、コロナ禍の只中で公開されていたのが23作目の『人間の時間』
クルーズ旅行に出かけた人々が予想もしなかった災難に遭い人間の本性が露わになる、、、

ちょうど連日、乗客からコロナ感染者が出たため足止めを食らったクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号のニュースが盛んに報道された頃、まるでコロナ禍を予言したかのようなストーリーに、観る前はキム・ギドクの先見性に舌を巻く思いがしたものの、
本作は延々と日本からのヒロイン、藤井美菜が男たちに蹂躪されてしまうという終始ウンザリさせてしまう映画で、
ともかく酷い映画だというのが率直な感想でした。

一応、女性の生命力賛歌だとラストシーンまで観れば多少理解ができるものの、
そもそも才気迸ってた頃からすれば、同じ監督の作品とは思えないほど単なる思い付きが観客を置いて連なるようで、
全盛期ならそれでも魅せてくれただろうに、
この作品はまるでキム・ギドクの出涸らしのような映画だと思いました。

それでも男優陣にオダギリジョー、チャン・グンソク、イ・ソンジェ、リュ・スンボム、そしてアン・ソンギと名のあるスターが集結。
こんな意味不明の脚本によくこれだけの面々が揃ったものだと、特に文字通り「謎の老人」を演じる名優アン・ソンギにかつて『春夏秋冬、そして春』『サマリア』とオファーされながら蹴ってたハズなのに、なぜ本作に出たんだろうかと。

今となってはキム・ギドクの悪名轟き女優さんの事務所が出演NGをだして
止むなく日本の女優さんを起用したのではと、などと勘繰たりしますが、
今回、#MeToo運動のさなか相次ぐ告発を受けて韓国で追放扱いになりラトビアに移住、
どうしても越境者としてロマン・ポランスキーのことが思い浮かび、
再起を図ろうとした矢先にコロナに感染し死亡となったことを思うと、
なんだか自身で自らを映画化したような生涯にも思います。

ちなみにシネ・ウインドで『人間の時間』を観ましたが、
確か『淪落の人』とともにコロナ禍の休館になる前に観た作品となり、
その後に監督が新型コロナの病に倒れて客死というのは何やら痛烈な皮肉だと思ったりします。

しかし『人間の時間』が遺作になるのかと思っていたら、
その後にカザフスタンで映画を撮ったらしいとのこと。
日の目が出ることがこの日本であるんだろかと。

“人間を憎むのをやめるためにこの映画を作った。”

ここに嘘偽りはあったのだろうかと。

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『サマリア』



2020年12月11日、新型コロナウイルス感染症のため訪問先のラトビアで死去。59歳没。ラトビアに自宅を購入して移住する計画を立てており、同年11月20日から同地を訪問していたが、12月5日に連絡が途絶え、その後、新型コロナウイルスに感染し現地の病院に収容されていたことが判明している。

スキャンダル
2017年、キムは『メビウス』に出演予定だった女優から告訴された。訴えによれば、キムは撮影中にこの女優に対して頬を殴るなどの暴力を振るったうえ、予定になかったベッドシーンを強要し、この女優は作品を降板した。キムは役作りのために必要だったことで暴力ではないと主張したが、裁判所は暴力があったことを認めて罰金500万ウォンの略式命令を下した。

その後、#MeTooの運動が韓国にも広まった2018年3月に、文化放送の番組『PD手帳』に出演した2人の女優が、キムからセクシャルハラスメントや性的暴行を繰り返し受けたと訴えた。キムは番組が報じた内容を否定し、逆に女優2人や番組関係者を名誉毀損などで告訴した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%89%E3%82%AF

韓国の鬼才 キム・ギドク監督がコロナウィルスに感染してなぜかラトビアで客死の訃報、
確実に何本かの作品に打ちのめされた好きな映画作家だっただけに訃報は衝撃とともに、
手放しで哀悼の意を示すことができない複雑なものがあります。
先のウィキにあるようにセクハラと暴行については詳しく知れば知るほど全く擁護できないタチのもの。
じゃぁ、作品を観て確かに感動した自分は否定できるのかと逡巡。

ただ訃報を知って以来、改めてキム・ギドクの足跡を辿ればもはや作家として抑止できない狂気の果ての
これは自滅のような気がしてます。

一番、好きな作品はやはり「第10回長岡アジア映画祭」でも上映した『サマリア』
二人の女子高生が廃墟でこちらを挑発し見つめてるポスターを目にしただけで期待が高まり、
女子高生の援助交際というこれ以上、俗でキワモノになりかねないテーマを
友情を横糸に、父娘の情を縦糸に織り込め
性と暴力がスパークしながらラストにただただヨロヨロ車を運転するシーンだけで
繊細な情感で深い余韻に包み込むという離れ業を駆使して呆れるほど感激させてくれました。
今もって奇跡のような美しいラストシーンだと思ってます。

フィルモグラフィを振り返れば本作を含めた2000年からの5年間が紛れもなく絶頂期ではないかと。
以後、毀誉褒貶を繰り返し、最近は追いかけるのも辛かったのが正直なところでした。

でも、確かにあの時は『サマリア』に感激しキム・ギドクの新作を常に心待ちしておりました。

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『ラブホテル』



先号のキネマ旬報で成田尚哉プロデューサーの追悼記事が大きくページを割かれていました。
読んでみると金子修介監督や廣木隆一監督を世に送り出し、そのフィルモグラフィを眺めてると、
観ている作品がたくさんあったものの、
本当に恥ずかしながら成田プロデューサーのことはこの追悼記事で初めて知りました。

中でも劇画家だった石井隆先生を映画界に引きずりこんだ功績が大きいようで、
日活ロマンポルノの頃に代表作の『天使のはらわた』シリーズを続けてプロデュースして映画化、
そしていわゆる異業種監督がいなかった頃に周囲の反対を押し切って監督として石井隆を抜擢、
桂木麻也子、竹中直人主演『天使のはらわた 赤い眩暈』を完成、
高く評価されて以後、『死んでもいい』『ヌードの夜』『GONIN』と映画界にその名を刻んでいくことに。
キネ旬には石井隆監督渾身と言っていい読みごたえと感動的な追悼記事が掲載されていました。

ところで担当者が世代でなかったので、たくさん観てないとはいえ
一番好きな日活ロマンポルノが相米慎二監督、石井隆脚本の『ラブホテル』
無論、絡みがあって速水典子の裸体の眩しさと「あたしはね天使なんだよ」のセリフと
あの長回しの電話の独白が忘れられず、
未だにあの映画以上の男と女の“情愛”を描いた作品は世に出てないように思っています。
挿入歌が山口百恵の「夜へ」、エンディング曲がもんた&ブラザーズの「赤いアンブレラ」というセンスも特筆。

『ラブホテル』は成田尚哉プロデューサーは製作でなく企画としてクレジット。
実際はどうなのか知る由もありませんが、日活ロマンポルノで助監督として修業してた相米監督を当然、成田プロデューサーは知ってたと想像するので石井隆監督と引き合わせて完成したのが、かの『ラブホテル』なのかと今知ることとなりました。

そして日活ロマンポルノでは多くの作品に企画として世に出した成田プロデューサーの1作が『トルコ110番 悶絶くらげ』
主演の星野暁一さんはその後に東京を離れて殿町の居酒屋かちんこのご主人だった方。
残念ながら亡くなりましたが大杉漣さんとの交流といい、存命の頃にたくさん話を聞けばよかったと後悔ばかりだと。

たぶん『トルコ110番 悶絶くらげ』の脚本を書き、その後も成田プロデューサーの『海を感じる時』を手掛けた荒井先生編集長の「映画芸術」で特集が組まれるでしょうから、待ちたいと思います。

しかし最近、シネ・ウインドはティモシー・シャラメのオールナイトが盛況だったと聞きましたが、
石井隆監督の“村木と名美”オールナイトをやってたと思うと隔世の感が、
でも昨日書いた『全身小説家』の田中代表ほどではないかもしれませんが、
この時にヒリヒリしながら観た『ラブホテル』が映画の嗜好を決定づけた1作のように思い返してます。

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目の前でたぬきそばを食べてる田中代表は『全身小説家』を観て人生を決定づけた。



「『全身小説家』の監督でしょう」

久しぶりに未来と生活を考える会・三条の田中代表が会おうとなり、
最近行きつけだという三条の三芳食堂へ。

『人生をしまう時間』上映前にはまた歌を一曲歌ってもらおうと依頼してましたが、
急遽、組合活動に行かなければとキャンセルになってしまいました。

今回、関心があるかと思い『れいわ一揆 製作ノート』を持参し、
原一男監督のサインを自慢げに見せたら
『れいわ一揆』でも『ゆきゆきて、神軍』でもなく
「『全身小説家』の監督でしょう」と。

なんでも文学に傾倒してた頃に小説家の映画ということでシネ・ウインドで『全身小説家』を観賞、
題材となった井上光晴先生が「新日本文学」に寄稿していると知って、
自身も「新日本文学」を読むようになったそうで、
現在、浪人をしながらとあるプロレタリアの文学賞を目指し創作活動に励んでいることを思うと、
ある意味『全身小説家』を観たことによって、その後に人生の方向が定まったと言えなくもなく、
そんな映画に関心がある方とはこれまで余り思ってなかったので、
意外な一面を知ったように思いました。

ただ創作活動とともにラジオの推し番組へのハガキ職人を相変わらず続けてるそうで、
否、そこは気晴らし程度にして文学賞のため創作に専念すべきでは?
と僭越ながら言わせていただきましたが、
無論、聞く耳など持たず以降は熱心にラジオは~との番組とパーソナリティについて、
熱く語るのは相変わらずだなと。
田中代表にとっては文学賞を目指すことも
さとちんさんからハガキを読まれることも同等なんだと感心しておりました。

画像は三芳食堂のカレーラーメンとおにぎりセット。
いつの間にかカレーラーメンは三条代表になっていますが、
どのお店の味もベーシックなとこは変わらないのは不思議です。
発祥してもう70年となる三条のカレーラーメンを最初に出したお店の味はどんななのかと。
ちなみにこのお店のメニューにむじなそばというのがあり、
具材はなんだろかと店員さんに尋ねてみたら、、、、

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2021年3月14日



2014年 『東電テレビ会議 49時間の記録』
2015年 『日本と原発』 (上映協力)
2016年 『小さき声のカノン』『ヒバクシャ 世界の終わりに』
2017年 『大地を受け継ぐ』
2018年 『奪われた村 避難5年目の飯舘村民』
2019年 『おだやかな革命』
2020年 『祝の島』

以上のように2014年以来、毎年3月11日前後に、
あの日々を忘れまいと東日本大震災に関連した作品の上映会を開催してきました。

来年3月11日は震災からもう10年となるので、
このご時世でもやはり開催しなければという思いが先立ち、
とりあえず3月14日(日)トモシア多目的ホールを押さえておきました。

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♪あなたの事情は関係ないから 持ち込まないでください



先日、意外な方がこちらのブログを読んでると知って少々驚きました。
喪に服してた時以外はなるべく更新を予約投稿使ってでも心がけてきましたが、
時折、気になったのは一体どれくらいの人が読んでるのかと。

それで最近知ったのが、このブログの管理画面に以前はなかったハズのアクセス解析というページを見つけ、
試しにクリックしてみたら今年の8月以降の1日ごとのアクセス数が書かれており、
それを信じれば浮き沈みが激しいとはいえ、1日平均150程ヒットされているようです。

少ない方かもしれませんが、過疎ブログと自認してるので意外と読まれてる(?)んだと思いました。

ただこのブログは一度炎上、一度バズったことがあったので、
あの時のアクセス数はどんなだったんだろうと。

でも、まぁこれからも特に気にすることなく粛々と書き連ねていこうかと思います。

画像はたぶん長岡の居酒屋ランチでベストだと思ってる居酒屋 太陽のある日の日替わりランチなんですが、
最近、お店の前に「しばらく休業」と張り紙が貼られて気になったりしています。
大将の食べ応えアリのランチをぜひまた味わいたいので再会を望んでます。

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战争已结束



♪So this is Xmas
And what have you done~
(クリスマスがやってきた 今年はどんなことをしたんだい)

いろんな意味で特別な日である12月8日、
ラジオで「スターティング・オーヴァー」が流れてるのを聴いて、
やはり胸に染み入っておりましたが
毎年、この時期「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」の
ジョンの問いかけ、とともに振り返ったりしますが、
今年はどんな年だったかというと、担当者だけでなく
世界中の多くの人は最悪の年だったと記憶されると思います。

♪Let’s hope it’s a good one
Without any fear
(いい年になるよう祈ろう 恐怖のない世界であるように) 

ともかくコロナ禍が収束することと、
不当に収監されてる彼女と仲間に早く光が差しますことを

♪The world is so wrong
And so happy Xmas
(世界はこれでいいとは思わんが、ともかくハッピークリスマス)

HAPPY XMAS (WAR IS OVER). (Ultimate Mix, 2020) John & Yoko Plastic Ono Band + Harlem Community Choir
https://www.youtube.com/watch?v=g_kj60DIq2M

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あなたの「れいわ一揆」を!



すっかり原一男監督に当てられたので、昨日の続きを。

『れいわ一揆』の成り立ちは女装でなく女性装で過ごす東大教授の安富歩氏と原監督がネット番組で対談した際、
ユニークな選挙活動を知った原監督が次はぜひ映画に撮りたいとラブコールをしたところ、
今回出馬することになった安富氏が原監督に連絡して実現できたもの。
ニューヨークで『ゆきゆきて、神軍』が上映された際、
兼ねてからこの映画を高く評価してたマイケル・ムーア監督と原監督の対談が実現し、
それが日本の新聞でも記事となり、それを読んだ安富氏が
マイケル・ムーアが一目置く監督なのかと知って映画の依頼をしたもの。
この時点で安富氏は原監督の映画を1本も観てないとのこと。

そんな安富氏をトークで原監督は撮影中に食べ物の恨みを持ってしまい
その恨みからか「奥崎謙三には及ばない」と評してましたが、
もちろん冗談とはいえ、それ以前に奥崎健三の真似は誰もできないだろうと。
大人げなさにもビックリしました。

その安富氏が掲げる政策「子どもを守る、子どもの夢を叶える」
これはマイケル・ジャクソンの哲学からきてるそうで、
意外なとこでマイケルが出てきて、
選挙活動中に銀座の歩行者天国で「スリラー」のフラッシュモブを敢行、
もちろん撮影し完成版に使おうとしたところ、
マイケルの曲を映画に使うには莫大な著作権料が派生することがわかり、
止む無く断念し、別のアプローチで仕上げてましたが、
ド派手に「スリラー」が流れるよりも、こちらの方が本作に相応しい気が。

ただ安富氏の演説中にピアニカでマイケルの「ヒール・ザ・ワールド」が確かにバックに流れてるのは大丈夫だろうか。
確かにれいわ新選組、というより安富氏の目指す世界は「ヒール・ザ・ワールド」の歌詞そのものなんだろうと納得できました。

あと安富氏の言葉で印象に残るのは「日本は立場社会」ということ。
選挙日当日、れいわ新撰組のもとに多数の報道各局、各社が押しかけ動きがあるたびに
テレビのスタジオから山本太郎代表がコメントを求められましたが、
当時、担当者も思っていたのは、そんなに今になってコメントが欲しいなら、
なぜ選挙期間中にれいわを取り上げられないのかと。
ご存知のように報道各局はほとんどれいわを無視して、
今となっては大ウソつきのパフォーマンスばかり取り上げてた印象を持ち、
それに異を感じた面々がネットでれいわの活動を知ってた支持を広げたハズ、
もっとテレビや新聞がれいわを取り上げてれば別の展開になっていたものを。

映画では開票日、押しかけた記者達に向かって支持者が
「あなたたちは報道記者になろうとした志を持ってたハズ」と問いかけると、
安富氏が代弁して、
「立場が今の彼らを作っている、問題は組織であって彼らは悪くない」
という旨で擁護しながらも痛烈な批判を。

既存のマスメディアは政権の都合ばかり忖度するこの状態だと生き残れるハズはないと
論破してたのは胸のすく思いが。

それで原監督のトーク後、サイン会もあるというのでパンフレットを買おうとしたら、
今回は作らずにいて代わって画像の「れいわ一揆 製作ノート」が映画1本分のお値段で販売。
少々、出費がと思いながらもサインをいただける機会ならばと奮発、
この本は映画の採録と山本代表を除く候補者のインタビューを中心に書かれており、
サインを書いてもらう際、原監督に気になったことを尋ねてみました。

この本も映画も、山本代表にもオファーしたものの、
時間が取れずインタビューが実現できなかったそうで、
その件を尋ねてみましたが、返答を書くのも野暮かと思い割愛、
ただしつこいようですが奥崎謙三という本物の狂人を相手に共犯関係を持ち修羅場を体験した原監督にとって、
山本太郎という寵児でさえも咀嚼したと受けとり、
温和なお爺さんの、その本性の凄みに少しでも触れたように思いました。

今年は奥崎謙三生誕100年という記念すべき(?)年。
奇しくもコロナ禍で世界中が身動き取れなかったことと奥崎謙三100年は何か繋がってもおかしくないような気が。
『ゆきゆきて、神軍』は毎年東京でリバイバル上映され、
初めて観る若者たちでいつもごった返すようで、
観たもの全てがたぶん生涯にわたってトラウマのように記憶されるのではないかと。
明日のシネ・ウインドでの上映は担当者は残念ながら行けませんが、
観る機会がある人はぜひとお勧めいたします。

それと昨日の記事に少し触れた原監督の奥様、小林佐智子プロデューサー。
大変小柄な方で『ゆきゆきて、神軍』も手掛け、
よくこんな小柄な方が、あんな猛獣のような狂人と渡り合ったものだと思い返したりします。

原監督のサインには

あなたの「れいわ一揆」を!

と突き付けられた一言を寄せてありましたが、
これは監督からの問いかけとし、
いづれにしても大きな刺激となりました。

奥崎謙三もはや別次元の住人なのであえて敬称略で。

奥崎謙三生誕100周年記念 夏の神軍祭り『ゆきゆきて、神軍』特別予告編
https://www.youtube.com/watch?v=mfgi2fXzwK0

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『れいわ一揆』 原一男監督



「奇跡のような楽しい撮影だった」

シネ・ウインドで公開が始まった『れいわ一揆』の原一男監督が駆けつけて4時間もある作品の上映後、
さらに約1時間もトークを行い大変お得な時間となりました。

こちらはやはり『ゆきゆきて、神軍』のイメージが強烈、
あの日本軍の亡霊のような狂気を持つ奥崎健三と映画で取っ組み合った鬼才というイメージで勝手にコワい人だと思ったら、
登場した原監督はもんのすごい楽しそうに映画を振り返って語り、そのギャップにまずこちらは驚きました。
映画の中でも再三、インタビューアとしての原監督の声が聞こえ、
それは相手に丁寧にこちらの意図を伝える本当に穏やかな声で、
実際の原監督もそのままと言っていいほど、よく現場で鬼になる監督がいると聞きますが、
楽しく撮影をしていたという通り、現場でもこんな感じだったのではと。

撮影や編集についてのイロハをお客さんに優しく伝えるのは
映画学校の先生の講義を聞いてるような口ぶりもあって、
なんだか勝手に怖い鬼才というイメージを持ってたのが申し訳なく思うほど。
もう75歳だそうですが、とてもそうには見えず若々しかったです。
ともかく意外に映りました。

映画は昨年の参議院選挙で大旋風を巻き起こしたれいわ新線組の選挙活動を記録。
まず、候補者が語る言葉を記録することを心掛けたと語るだけに、
濃すぎる各候補者がこの“狂った時代”のなかで民主主義について各々の言葉で語る場面、
ともかく候補者たちがいい面構えで語るのを見てるだけでも、この“狂った時代”のなかで救いに映る気が。

中でも女性装で過ごし馬とともに選挙活動をする東大の教授だというやすとみ歩候補に密着、
民主主義とはまず「子どもを守る、子どもの夢を叶える」を第一に掲げる氏の演説は、
非常に論点が整理されて聞いてて分かりやすく、
よくネットで目にする山本太郎氏より敢えてこのやすとみ歩候補に的を絞ったのは正解に思いました。

やすとみ氏は辺野古まで選挙活動に行き、
そこでは三上智恵監督作で目にする山城博治氏が相変わらずアジってて元気そうで良かったです。
確か『標的の島』で倒れかけ、その後に長期に渡って不当に拘留され、
釈放後は結構やつれてたのにが嘘のようにイキイキしてて、これは不死身じゃないかと。
さらに沖縄では山城氏以上の傑物に会ったりと、やはり沖縄は深すぎます。

あと障がい者の方が何名も登場し、それぞれコミュニケーション方法が違うので、
編集で端折るのは簡単だけど、あえて何を伝えたいのかじっくりと耳を傾けるための間が重要なので、
そうはしなかったと監督は語り、
確かに重度の障がい者の方に介助者がかなり時間をかけて意思をくみ取り、
それを伝える場面をカットで割らずに映し、
ここは大変ズシリと胸に響きました。
やはりこういったところが鬼才なんだろうと。

ご存じのように、この参院選で二議席を獲得、まさにれいわ旋風を巻き起こしましたが、
今年に入ってコロナ禍の影響もたぶんあって失速してるように見え、
特に山本氏の都知事選出馬はやはり迷走ではないかという気もしますが、
客席にはれいわ新選組の支持者も観に来てたようで、
監督は「奇跡のような楽しい撮影だった」と強調し、
一年前の熱かったことを振り返れる意味でれいわにとってもいい記録ではないか、などと話し
実は、、、と続編も構想していることを明らかにしていました。
でもその続編を実現するには結構、製作費がかかるとも話してましたが。

ちなみに新作の『水俣曼荼羅』はすでに完成してるようで来年の後半に公開予定でこちらは6時間の長さになると。
この日の溌剌した姿を見ると、制限なしにこれからも活躍しそうで頼もしい限りでした。

あと奥様の小林佐智子プロデューサーは市民映画館をつくる会の時に
お世話になった故・中沢さんの学生時代の親友だったそうで、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-197.html
こちらも初めてお会いし中沢さんのことを話したら喜んでいただけて良かったです。

『れいわ一揆』は12月11日までシネ・ウインドで公開。
7日、8日は原監督のトークが。
『ゆきゆきて、神軍』は8日と10日に上映し、
8日にはこちらも原監督のトークがあります。
詳細はシネ・ウインドまで。電話0252435530
シネ・ウインド公式HP https://www.cinewind.com/

『れいわ一揆』公式HP http://docudocu.jp/reiwa/

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モモ



お世話になってる文信堂書店に注文していた『証言 沖縄スパイ戦史』が届いたと連絡があり、買い求めに行ったところ、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2824.html
↑こちらで紹介したサンタ・プロジェクトながおかが開催中と知り、
店長さんに尋ねたら、徐々に浸透しているのか、
去年よりも売り上げが上がってるとのこと。

一瞬、手にした異様に分厚い『証言 沖縄スパイ戦史』はどうかと思いましたが、
対象が幼児から中学生だそうなんで却下し、
コーナーがあるので覗いてみると、
大半が絵本なのですが、
端の方にミヒャエル・エンデの名作が。
担当者も中学生の時に読んで感動を覚えたことと、
お値段もお手頃、文字は小さいけど、
頭の中でTHE TIMERSの「偽善者」が鳴り響きながら、
まぁクリスマスだし、ということで購入しサンタ・プロジェクトに依頼。
見ず知らずの中学生に届くそうですが、
ちょっとでも関心を持ってもらうことを期待して柄にもないことを。

サンタ・クロース認定証をいただきましたが、
本当のサンタさんは各家庭へ本を届けるフードバンク長岡の代表だろうなぁ、
そういえば容姿はサンタ・クロースに似てると気づきました。

ちなみに文信堂書店からはお礼として
相田みつをのミニカレンダーをいただきましたが、
相変わらずの字は上手いのか?下手なのか?

しあわせはいつも自分のこころがきめる

みつを

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周庭判決 懲役10ヶ月 即時収監 上告申立て期間の保釈不可



Admin: 周庭判決 懲役10ヶ月 即時収監 上告申立て期間の保釈不可
https://mobile.twitter.com/chowtingagnes/status/1334038156035821570

何度か関心を持ってこちらに書いてる周庭(アグネス・チョウ)氏が裁判で禁固刑が確定、
残念ながらご本人が望んだ24歳の誕生日を仲間と過ごすことは叶わず、獄中で迎えることに。
どう見ても見せしめの判決で香港及び中国政府の弾圧はエスカレートするばかりで、
沈鬱な思いでこのニュースを追っておりました。

香港の裁判所 民主活動家 黄之鋒氏 周庭氏に禁錮刑
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201202/k10012742421000.html?fbclid=IwAR2MDCTsltUV63P4CF7jBTWriau69E_YeADlAAG1x3XOg5j4UgkCQHU3HgI

昨日、『ルンタ』をご紹介した池谷薫監督がFACEBOOKに挙げていた記事を転載します。
中国へ取材を重ねた池谷監督は我々に何ができるかとして関心を持ち続けること、
「究極のところ中国は中から変わっていくしかない、と思ってる」
と説く池谷監督はリスクを承知でアグネス氏を招き講演をさせるなど香港民主化活動家を支援し続けてる阿古智子氏と、
その著作『香港 あなたはどこへ向かうのか』を紹介しています。
「この人の動きに目が離せない」と。
以下、池谷監督の書いた記事を転載します。

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ジョシュア・ウォン(黄之鋒)に13カ月半、アグネス・チョウ(周庭)に10カ月、アイヴァン・ラム(林朗彦)に7カ月の禁固刑。
昨年9月、アグネスが言った言葉を思い出す。

警察の暴力で死ぬのが怖い
でも闘わなければ香港は死ぬ

恐怖の中で闘い続けること。それがどれほど勇気を必要とするか、もっと想像してほしい。彼らの闘いのゴールは自由や民主だけでなく、人が人として生きること、すなわち人間の尊厳そのものなのだから。
アグネスは今後、外国勢力と結託し国家の安全に危害を加えたとして、香港国家安全維持法(国安法)違反容疑でも起訴される可能性がある。国安法の最高刑は終身刑だ。彼女が我々日本人に対して日本語で支援を求めていたのを忘れてはならない。目を背けることはできないはずだ。

https://m.facebook.com/kaoru.ikeya.1?tsid=0.5643770884603503&source=result
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しかし担当者が最初に知った香港民主化運動のリーダーは『五福星』の”モジャ”ことジョン・シャム。
確か『五福星』でジョン・シャムはアジってるところを逮捕されてムショで知り合ったサモ・ハン達と組んで大騒動を起こすというストーリーだったハズ。
ジョン・シャムは中国政府にずっと睨まれて逮捕も噂されてましたが、
現在の活動はググっても出てこないので、自分の孫の世代が理不尽に収監されてることをどんな思いで見てるのか、気になりました。
しかし『五福星』はセルフパロディを演じてたことで、随分と大らかな時代であれからホントに隔世の感が。

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池谷です。「ルンタ」をオンデマンドで!



池谷薫監督よりオンライン上映イベント「中国を知る」の最終回『ルンタ』上映のご案内がメールで届きましたので、
ご紹介します。

中国を刮目しながらチベットに心を寄せてきた池谷監督の心情が映画を通して伝わる作品です。

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早いもので師走になりました。
コロナに振り回された一年ですが、こんな時だからこそ前を向きたいと思っています。

さて、毎度のお騒がせをお許しください。
オンライン参加ができる上映イベント「中国を知る」。
次回はいよいよ最終回。非暴力の闘いを続けるチベットの心を描いた「ルンタ」です。
慈悲や利他を尊ぶ彼らの精神はコロナ禍のいま世界が範とすべきかけがえのないものだと思っています。

本篇は12/17夜から22日までオンデマンドでお好きな時間にご覧いただけます。
僕のトークも20日夜にZoomを使って行うライブにご参加いただけるほか、
その日時のご都合が悪ければ、主催者から送られる視聴リンクで後からいつでもご覧になれます。
手前味噌ですが、映像グリップを使った解説が心にひびくと好評です。
「ルンタ」がどのようにしてつくられたのか、しっかりお話しします。

年の瀬の慌ただしいときではありますが、よかったらぜひご参加ください。
またご関心お持ちの方々にもおすすめいただけると幸いです。
いま一番観てほしい映画です。

詳細&お申込み

一般チケット https://tinyurl.com/y38r8ksq

学割チケット https://tinyurl.com/yxrm4n

池谷薫監督『ルンタ』 オフィシャルサイト http://lung-ta.net/

感謝を込めて

池谷 薫

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チベットの“焼身抗議”-心優しき遊牧の民にいま何が起きているかあなたは知っていますか?
チベットでは中国の圧政に対して自らに火を放ち抵抗を示す“焼身抗議”が後を絶ちません。その数141名(2015年3月3日現在)。今も多くの命が失われています。インド北部の町ダラムサラ。チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が暮らすこの町に、30年間住み続け、建築家、NGO代表として故郷を失ったチベット人を支援する日本人がいます。中原一博(62歳)。“ダライ・ラマの建築士”と呼ばれる彼は、日本ではあまり報道されないこの“焼身抗議”をダラムサラからブログで発信し続けています。監督の池谷薫は1989年、テレビドキュメンタリーの取材で中原と出会い、4半世紀の準備を重ねて本作を完成させました。

ブラッド・ピット、リチャード・ギア、マーティン・スコセッシ、ハリウッドも支援するチベット人の“非暴力の闘い”とは?
映画の題名「ルンタ」とは、チベット語で“風の馬”を意味し、天を翔け、人々の願いを仏や神々のもとに届けると信じられています。映画はこのルンタに導かれ、中原を水先案内人として「慈悲」や「利他」といったチベット人の心を探る旅に……。決死の抗議活動を外国メディアの前でおこなった青年僧、長期間監獄に入れられても仏教の教えを頑なに守る老人、厳しい拷問を耐え抜いた元尼僧など、不屈の精神を持つチベット人たちの声を拾いながら、彼らの熱き想いを映像に刻み込んでいきます。暴力によるテロが世界を席巻する今、非暴力の闘いに込められたチベット人たちの、誇り高いメッセージ。あなたもぜひ耳を傾けてください。

https://m.facebook.com/events/178406423958581?acontext=%7B%22source%22%3A%223%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D&aref=3&ref=content_filter

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【新作映画】『陶王子 2万年の旅』 お正月から劇場公開のご挨拶



柴田昌平監督より新作 『陶王子 2万年の旅』と試写会(東京限定)のご案内のBCCメールが届きましたので転載いたします。

新潟では来年春にシネ・ウインドでの公開が決定したそうです。

また柴田監督によると世界各地を取材してわかったのは
マイカップは日本独自の文化になるそうで、
公式Twitterでは #あなたのマイカップ のハッシュタグで呼びかけて紹介し監督がコメントを寄せているのは、
見てて楽しく面白いです。

https://twitter.com/Ceramic_asia

【新作映画】『陶王子 2万年の旅』 お正月から劇場公開のご挨拶(プロダクショ​ン・エイシア 柴田昌平)

※お世話になった皆さま、ご縁をいただいた皆様
BCCでお送りする失礼お許しください。

ご無沙汰しております。柴田昌平です。

新作の国際共同制作ドキュメンタリーが完成、
お正月から全国の映画館でロードショー公開されることになりました。

『陶王子 2万年の旅』

コロナの時期になぜ映画館で?
僕にとっては、分断の時代だからこそ、色んな意味で「つなぐ」映画だと思っています。

物語は「毎日の食事やお茶の時間、普段何気なく使っている器の向こうにある2万年」。

言葉では簡単に表わせない映画で、試写版をご覧になった批評家からのコメントを
恐れながらもお伝えさせてください。

「本当の意味でのグローバリゼーションはそこにあったということが
 鮮やかに浮かび上がっている」
  佐々木 俊尚さん(作家・ジャーナリスト)

「とてつもないスケールのドキュメンタリー作品の登場に
 興奮してにわかに言葉にはできません。
 もう一度、映画館のスクリーンの暗闇の中で、
 迫力を映像・音像とともに見返したいという欲望に今はとらわれています。」
  金子 遊さん(批評家・多摩美術大学准教授)

詳しい内容は映画公式サイトをご覧ください。
http://asia-documentary.kir.jp/ceramics/

2021年をこのポジティブな映画で始めてみませんか。
ご覧いただければ幸甚です。

柴田 昌平

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【試写会に5名様をご招待】by陶王子広報部

一般公開に先立ち、先行試写会に5名様をご招待します。
応募方法は、公式ツイッターをフォローし、リツイートするだけ。
【応募方法】
① Twitter @Ceramic_asia <https://twitter.com/Ceramic_asia> をフォロー
② 「#陶王子 試写会ご招待」の投稿をリツイート

〆切は12/3(木)24時まで
→ 詳しくはこちら「応募サイト」へ https://bit.ly/36SQqY2

有限会社プロダクション・エイシア

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あらすじ

2万年前ー
粘土の手触りが気持ち良くてこねくり回していた古代の人が、それを火に入れたとき固いものが生まれました。それが土器、つまり陶磁器の始まりです。

より硬く、より便利に、カッコよく、キレイにしたい・・・私たち人間の果てしない探求心を追いながら、カメラは青森から日本各地、中国、メソポタミアからマイセン、セーヴルへ、更には宇宙に飛んでいきます。

陶磁器の発展を可能にした人類の欲求と創意工夫・・・。

「僕の父は炎、母は土。父と母はどのように出会い、僕は生まれたのだろう?」

この知的アドベンチャーをナビゲートするのは、陶王子(とうおうじ)。土器から陶磁器、更にファインセラミックまでの変遷を彼自身の姿で表現しながら、自問します。

陶王子の声を演じるのは女優・のん。

この組み合わせにより、どの世代も楽しめる作品となりました。

人形アニメーションは中国を代表する若手アーティスト、耿雪 Geng Xueの製作。
彼女は、2019年のヴェネツィア・ビエンナーレに中国を代表するアーティストとして参加しています。 

日々使うさまざまな「器」、その向こうに――
地球上の全人類の2万年の「探求心」と「知恵」が見えてきます。

幻想と現実の世界を心地よく交差させながら、真実を浮き彫りにするタイムトラベルの旅。
皆さんもぜひ参加してください。

足かけ6年。

始まりは2015年。フランスの人からの手紙。
「一緒に陶磁器のドキュメンタリーを作ろう」と言われ制作影開始。
2019年にNHKのBSプレミアムで最初の放送をしました。

その後、さらに人形アニメーションや撮影を追加して、
2020年1月にNHKのBS4Kで放送。
放送界では非常に権威あるATP賞ドキュメンタリー部門優秀賞を受賞しました。

劇場版では、NHKの放送にはないカットが加わり、ボリュームアップ。
いよいよ完全版として、2021年 正月にお届けします。

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