Fukushima, mon Amour

福島描いたドイツ作品が受賞
ベルリン国際映画祭
【ベルリン共同】第66回ベルリン国際映画祭で19日、東日本大震災後の福島を舞台にした映画で女優の桃井かおりさんが出演した「フクシマ・モナムール」が「ハイナー・カーロウ賞」を受賞した。幅広い作品を集めたパノラマ部門の優れたドイツ映画に贈られる賞。
映画は、ドイツの女性監督ドリス・デリエさんが昨年春に福島県南相馬市で撮影。福島に慰問で訪れた若いドイツ女性と、桃井さん演じる仮設住宅で暮らす年配芸者が、心を通わせていく姿を描く。
ハイナー・カーロウ賞はドイツの著名な映画監督の名を冠した賞。
http://www.niigata-nippo.co.jp/world/lifestyle/20160219236238.html
桃井かおりさん主演のドイツ映画「フクシマ・モナムール」がベルリン国際映画祭で受賞したことは各マスコミで大きく取り上げられ、
新潟日報でも記事になってましたが、地域密着を掲げる新潟日報がふれてないことでその役割に疑問を持つこと、
それはドリス・ドリエ監督は2004年に長岡を拠点に柏崎、山古志、小千谷で撮影をした日独合作「漁師の妻」の監督であり、いわば新潟県にとっても縁のある監督さんです。
担当者は二週間あまりこの撮影の手伝いに参加し、大変楽しい思い出があったりしてます。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-89.html
↑その時の思い出を書いたもの。
奇しくも撮影を終えてすぐに中越大地震がこの地を襲い震災前の山古志を収めた貴重な記録になったりしました。
ドリス監督の印象は一言でいえば気さくなインテリ、なので「米百俵」の英語版をプレゼントしたら一晩で読み上げたらしく、もんのすごく感銘をうけたと身振り手振りで伝えてくださったのを見て日本びいきのドリス監督ならいづれ「米百俵」の映画化などを夢想したりしました。
「フクシマ・モナムール」は震災後にすぐに福島に取材に訪れ取材を開始、昨年の春に撮影を始めたそうですが、
これまで「漁師と妻」のアレキサンドラ・マリア・ララの衣装のように、そのキッチュ感覚み目がいくドリス監督が震災という未曽有の大事故から立ち直ろうとする人々の希望を描こうとしてるように思いました。
早く観てみたいものです。
おめでとうございます。
そして震災から五年たっても仮設住宅で暮らす人たちがいる現実をドイツの観客は日本政府にどのようなまなざしを向けたでしょうか。
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