五年目の3.11を前に -鎌仲ひとみ監督よりビデオレター

担当者は2004年の時だと思いますが三条にて『ヒバクシャ 世界の終わり』の自主上映会が開かれ観に行き、
そこで16mm映写機の隣にいる鎌仲ひとみ監督を目にしたことがあります。
その後の『第16回長岡アジア映画祭』で「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映とともに鎌仲監督をお招きし、
その人柄にすっかり魅了されたことは前にも書いたかもしれません。
一貫して非核・反核の立場からブレずに映画を作り続け、
「ミツバチの羽音と地球の回転」公開時は取り上げてくれるマスコミはほとんど無かったそうですが、
皮肉にも公開中に東日本大震災が起き一躍クローズアップされた経緯がありましたが、
福島原発の爆発で鎌仲監督はすぐさま政府は嘘をつくだろうと判断し、
劇場での公開を中止、スタッフにも出勤するのをやめるよう命じたなんて話が印象に残ってます。
その鎌仲監督のデビュー作が「ヒバクシャ 世界の終わりに」
湾岸戦争後のイラクで劣化ウラン弾の影響か子どもたちの白血病が急増。
それが経済制裁で投与する薬もないまま亡くなっていった子どもたち、
中でも一人の少女の死が鎌仲監督のこの後の生き方がはっきりと提示されていきます。
そしてイラクの子ども達を亡くした劣化ウラン弾はどこの何からできるのか…
遠い国の出来事だと無関心ではいられない事実を目の当たりにします。
日本で原発が爆発しメルトダウンを起こすなど、
誰も考えてなかったころから警鐘を鳴らしていた鎌仲監督のデビュー作「ヒバクシャ 世界の終わりに」は
どうやら長岡では初めての上映となります。
3,11を超えて新たに可視化されるものがたくさんあるかと思いますので、
「小さき声のカノン」とともにぜひご観賞いただけたらと思います。
五年目の3.11を前に。
また「ヒバクシャ 世界の終わりに」は6日10時からの上映ですが、
上映を前に以前ご紹介した7分半のアニメ「戦争のつくりかた」を上映します。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1062.html
今回、鎌仲ひとみ監督からビデオレターが届きました。
が、担当者のパソコンでは開かなかったので映像に詳しい方に転送して開けていただきましたが、
「ヒバクシャ」と「小さき声のカノン」のそれぞれのお客様に向けて話されてるそうです。
こちらもそれぞれ上映前に流します。
担当者もまだ見てないので楽しみにしています。
鎌仲監督、長岡のお客様にありがとうございます。
3月6日(日)
・10時~
『戦争のつくりかた』 7分半
『ヒバクシャ 世界の終りに』 鎌仲ひとみ監督デビュー作 116分
http://kamanaka.com/works/works-movie/works-theater/4/
・13時~ ウィズ・コーションLIVE(約10分)
『小さき声のカノン -選択する人々』 鎌仲ひとみ監督最新作 119分
*上映後に県内で保養の活動している方々のディスカッションを開きます。(約50分)
http://kamanaka.com/canon/
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1015.html
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