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小林茂監督 『風の波紋』 東京公開二日目

映画祭巡礼記をこのブログで連載してる長岡出身、東京在住のS東京特派員に
3月19日より渋谷 ユーロスペースで東京公開が始まった
小林茂監督新作『風の波紋』のレビューを寄稿いただきました。ありがとうございます。

長岡アジア映画祭’14で映写を担当していただいた際、
小林茂監督『わたしの季節』上映後のトークの中で『風の波紋』を20分抜粋した映像を上映し、
その迫力に圧倒されたそうで、今回待望の東京公開に足を運びました。

『風の波紋』公式HP http://kazenohamon.com/

・上映後のサイン会での小林茂監督。

小林茂監督の新作「風の波紋」の東京公開が始まりました。
私も2日目の日曜日に見てきました。
見終わってどういう風に書けばこの映画の魅力をまだ見てない人に伝えられるか考えてみました。
まずこの映画はこんな題材を扱っている映画だといえるでしょう。

「山村での自然と共に暮す人々の日々の生活を描いた映画」
「過疎の村の現状を描いた映画」
「東北大震災の直後に起こった長野県北部地震の被害を描いた映画」

ただそれだけではこの映画を見終わったときに感じた感情というものを説明することができないような気もします。
そこで思ったのはこの映画は考えさせられるというより感情を呼び起こされる映画と言えるのではないか、ということです。

映画は2011年の地震の後から始まりますが撮影期間は5年以上に及んだそうです。
そんな膨大な映像の中から小林監督がピックアップしたのはなにか。
過疎の村の厳しい現実もあるでしょう。豪雪の苦しみとか村民の離散とか高齢化問題も。人間関係の問題だってあるかもしれない。
でもネガティブな面はあまり映画に出てこないのです。
日常の中に訪れるきらきらした瞬間のほうをクローズアップしてみせている。
それは宴会で歌われる歌であったり連日の豪雪の中に訪れた晴天の1日だったり若いときの思い出話を語るおばあさんの楽しげな笑い声だったり。ささやかだけど喜ばしいうれしいできごとです。

さらにいえば現実を切り取るのがドキュメンタリーだとすれば禁じ手ではないかと思える冒頭の子供たちの宮沢賢治の幻燈劇のシーンなど、ドキュメンタリーとフィクションなどといったジャンル分けもかろやかに越えた自由さを持つ映画でもあります。
まるで映画自体がお祭りのような映画、それが小林茂監督の映画の魅力なのではないか、そんな風に感じました。

そしてそれは映画というのは映像を見るという視覚による「体験」なんだと改めて気づかせてくれる、映画の原点を感じさせてくれる映画というようにも思います。
最近3Dや4DX、IMAXといった体感型の劇場が好評ですがそれに負けない2Dの感動を持った映画だと思います。

ぜひ劇場で体験していただきたいです。

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・20日の上映後には小林監督のトークショーと音楽を担当された天野季子さんのミニコンサートもありました。
真ん中は映画にも登場する季子さんの娘の冬話(とわ)ちゃん。
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