長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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想ひ出の“酒小屋”を悼む



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「人間は楽しまなくちゃ、いつか死ぬんだから」
妙に悟りを開いたかのようなご主人の言葉を耳にしながらいつものモツ煮と熱燗に口にしてましたが、自分がまさかこのお店でほっと一息つくようになるとはと。

店内は相変わらずでしたが暖簾がこざっぱりしてることに気づき、ご主人に尋ねたら「三年ごとに新しく変えてるんだよ」と。
暖簾だけでも新品にという意思があることを知ったものの、どこか妙な気がしたりと。

このお店は長居は粋じゃないんで、この日はモツ煮をお代わりしてお開きとしました。

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↑ちょうど三年前の今頃、担当者のFACEBOOKに画像とともに書いてましたが、
酒小屋のご主人が先月に脳溢血で亡くなられたそうです。

長岡駅前、アオーレという最先端のハコ物の大手通をはさんだ真向かいに
まるで戦後のバラック小屋そのまま、この周辺が時が止まったような錯覚を覚える飲み屋さん。

アオーレの真向かいにこんなお店があることだけでも痛快に思ってましたが、
おそらく地上げも再開発も断り、消費税などものともせず価格はそのままで
16時の開店と同時に一杯ひっかける人々のオアシスとして、この場所を守ってきたことに敬意を。

メニューはモツ煮しかないものの、他の飲み屋さんのモツ煮とはまるっきり違う味、
苦手な人はとことん苦手でしょうが、はまる人が後たたないのも理解できる逸品でした。

頑固そうなご主人の面構えと独特のお店の雰囲気から、
いちげんさんお断りの雰囲気を醸し出してましたが、
通ってからは常連さんとご主人のやりとりを耳にしながら、
ひっかける熱燗とモツ煮にたまらないものがありました。
ただいつも店内を見渡しては長岡の保健所は仕事してないんだろうなぁ、とも。

しかも場所は大手通なんで通ううちに上映会のポスターの掲示をお願いしたら、
快くといった感じではないものの、きちんと毎回掲示していただき約束を守ってくださいました。

その酒小屋と深い接点を持ったのは昨年『故郷は緑なりき』のポスター掲示を依頼したら
ご主人がこの映画を知ってると話したことから。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-669.html
↑こんなやりとりをして記事にしました。

その後、『故郷は緑なりき』を上映しながら観賞したところ、
昭和36年当時のモダンな看板の酒小屋が登場して、
当時からこの場所にあることになんというか震えるものを感じてました。

先の記事にあるように西川文恵監督、早川由美子監督、太田隆文監督に酒小屋を紹介したら大変喜んでもらったほか、
市外から来るお客さまに話のネタとして、16時~18時しか開いてなく、つまみはモツ煮しかないけど、それが本当にウマイ!
などと言って驚かせたりして喜んでいましたが、
もう、そんなことも出来ないのか、
極論ではなく真面目にアオーレと酒小屋が共存していることが長岡の面白さだと思ってるので、
誰もいない酒小屋を目にして長岡がひとつ、つまらない街に思えたりします。

担当者が最後に飲みに行ったのは先月のこと。
長岡アジア映画祭 プレイベント(仮)終了後、
『筆子・その愛』のポスターを掲示していただいたので、一杯ひっかけ、モツ煮を食べながら
常連さんとご主人の時事討論を耳にし、何もかも変わらない風景を見た後に、
ご主人にポスター掲示のお礼をお伝えしました。
いつも通り、はにかんだようなぶっきらぼうなご主人がそこにいました。
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