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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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森達也著 『いのちの食べかた』



「いのちの食べかた」という邦題はドキュメンタリー映像作家・森達也監督の著作からいただいたものだそうです。

築地の魚市場はよくテレビに出てくるのに、品川の屠畜場はなぜテレビに出ないのかという疑問から企画。
それは被差別といった人権問題も抱えているためテレビではタブーの領域、そこをなんとかテレビ局と屠畜場の合意を形成できかけた時にBSE問題が発生してテレビでは無期限延期に。
止む負えずといった形で今度は中学生向けに一冊にまとめたのが「いのちの食べかた」です。

昨日の晩ごはんのメニューのお肉から出発し、牧場の牛や豚がスーパーの棚にパックとして並ぶその「あいだ」について知ってみよう。
知ることは君自身のためと語り口は柔らかいですが、人権からマスメディアの暴走、大衆の戦争責任にまで広がりその構図について説いてるのはやはり森達也節と唸らせてしまう1冊です。
中学生向けと言いながら大人に向けて発してもいるのがひしひしと伝わります

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-49.html

↑昨日の映画『いのちの食べかた』の紹介と合わせて、
邦題のもととなった森達也監督の著作『いのちの食べかた』を紹介しようと思ったら、
以前に書いていたことを思い出し、そのままコピペしました。

あれから8年。
当時はなかなか映像化作品が完成せず文筆業で気を吐いていた森達也監督ですが、
今年ついに『A2』以来の新作『FAKE』が完成・公開され大ヒットとなりました。

世間から猛バッシングされた疑惑の作曲家を違う視点から観れば、
崇高な夫婦の物語でもあり、
しかし美談にはせずに終始、主人公及び観客を挑発する姿勢は大変スリリングで興奮させられましたが、
映画の中で姿勢を問われてた作曲家、ノンフィクション作家の反論を読めば、
『FAKE』という映画事態にも疑問がわき揺れてしまうことも含めて、
堂々巡りしてしまうことが森達也監督の狙いそのものではないかという気にさせられます。

ところで本日から新潟県知事選が告示となりました。
ご存知のように騒動の発端となった泉田知事の立候補とりやめ、
それが新潟日報を名指し批判しての大変異例な事態となり、
原発再稼働に待ったをかけ続けて人気のあった泉田知事を降ろす結果となり
すっかり新潟日報は悪玉扱いされ、
原発プロパガンダ新聞などと某ジャーナリストから呼ばれてしまいましたが、
この事態に新潟と縁が深く、さらに新潟日報に時折寄稿していた
森達也監督がどのように見ているのか、
ぜひともできたら新潟日報に寄稿していただきたいと思ってます。
ぜひ読みたい、もしくはもうどこかに寄稿されてたら教えていただいきたいです。

しかし先の記事を読み返してたら森達也監督は屠場をテーマに映像化を考えていたようで、
おそらく『ある精肉店のはなし』とは全く違うアプローチで映像化したと思うので、
これはぜひ観たかったです。

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『ある精肉店のはなし』上映と纐纈あや監督トーク

*日時 2016年11月26日(土)
①10時30分~ 『ある精肉店のはなし』上映 (108分)  
  12時20分~ 纐纈あや監督トーク(30分)

②13時30分~ 纐纈あや監督トーク(30分)         
  14時~ 『ある精肉店のはなし』上映 (108分)

*会場 アオーレ長岡市民交流ホールA  

*入場料 前売 1000円、 当日 1200円 高校生以下 500円

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!/ 長岡市男女平等推進センター
問 電話09045204222 e-mail nagaokatsukurukai@gmail.com
Blog http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

『ある精肉店のはなし』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=y7Rl-dyh_U0
『ある精肉店のはなし』公式HP
http://www.seinikuten-eiga.com/ 
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