長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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 「ドキュメンタリー・ドリームショー山形in東京2016」と「記憶の中のシベリア」 映画祭巡礼記

新婚のK東京特派員の映画祭巡礼記。
今回は東京で山形国際ドキュメンタリー映画祭の作品がみれる「ドキュメンタリー・ドリームショー山形in東京2016」と続けて観たという「記憶のなかのシベリア」のレポートです。
いつもありがとうございます。



秋の新宿ケイズシネマでドキュメンタリー三昧 「ドキュメンタリー・ドリームショー山形in東京2016」と「記憶の中のシベリア」
ドキュメンタリー・ドリームショー山形in東京は前の年に山形国際映画祭で上映された作品を東京で上映するイベントです。

山形まで行かなくても山形に集まった世界のドキュメンタリーの秀作が見れるんですから東京は恵まれております。なんか山形に申し訳ないくらいです。

今年私が見たのは「河北台北」「見つめる(特別編)」「レバノン1949」「わたしはまだデリーを見ていない」+「たむろする男たち」の4プログラム5本でした。

「河北台北」は国民党の兵士として台湾に来た父親の故郷をこの映画の監督である娘が中国に行けない父に代わり訪ねる。当時の面影がまったく残ってない現在の風景。いきいきと当時を語る父親との対比が時間の流れの残酷さを感じさせる映画。それとは別に個性的過ぎる父親のキャラクターも魅力でした。

「見つめる(特別編)」は北京の富裕層の子供と湖南省の農村の貧困層の子供を対比して描いた映画。同じ国でこんなに格差があるのかという思いと、これほどこのふたつの家族を親しく感じてもこの二つの家族はお互いなんお接点もなくこの国に存在しているんだなぁと(当たり前の話ではあるんですがなにせ175分もこの映画に付き合ってかなり感情移入してるので)いう感慨を抱きました。

「レバノン1949」「レバノン1949」講談付き上映の様子

「レバノン1949」は20世紀初頭にレバノンからメキシコに移住した移民が1949年にレバノンを訪問した際に撮影したホームムービー(音声なし)に講談師の語りをのせて上映するという面白い試み(講談師は宝井琴柑)。なにせ約70年前の馴染みのないレバノンの風景なので映像の解説はありがたかったですがナレーションや弁士とは違う講談師ならではという講演になっていたかというとそもそも講談を聞いたことがない私には判断できない感じではありました。

「わたしはまだデリーを見ていない」(アジア千波万波特別賞)は作品の背景を知っていたらもっと興味が持てたかも。「たむろする男たち」(アジア千波万波小川紳介賞)パリに住むレバノン移民が故郷へ電話するために使う店だけを舞台に移民の歴史を浮かび上がらせていました。過去に書かれた手紙の朗読が効果をあげていたと思います。

「記憶の中のシベリア」の久保田桂子監督「記憶の中のシベリア」の久保田桂子監督

そしてドキュメンタリー・ドリームショーの上映ではないのですが同じケイズシネマで続けて見た「記憶の中のシベリア 祖父の思い出、ソウルからの手紙」(久保田桂子監督)にも感動したので感想を。
この映画は短編と中篇の2本をあわせた映画で、第1部はシベリア抑留を体験した祖父を取材するも多くを語らないまま時が過ぎていく様子、第2部の戦友を今も思う韓国人男性の強い思い、遠いシベリアの過去が現在につながり、けれどそれもやがて消えていく…シベリア抑留というテーマを越え、主人公2人の姿そのものに心動かされる映画でした。
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