長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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So long! The Movie



「枕草子を古本屋で探してもらえないか」

昨秋、携帯へ「この空の花 長岡花火物語」の準備の時に、
いやそれ以前からとてもお世話になった大林組(建設会社ではない方)の方より電話がありました。

なんでも大林宣彦監督がAKB48のPVの撮影をするため長岡入りしており、
小道具として「枕草子」の本が必要だからと呼び出されました。
こういった依頼なら喜んで行うので翌日に古本屋を何軒かまわって
「枕草子」を見つけ購入、それと合わせて急きょ必要だからと
木綿の糸も捜して撮影現場の長岡造形大学へ差し入れのシュークリームとともに駆けつけました。

すぐに電話をした方を見つけて「枕草子」と差し入れを渡すと、
「せっかくだから手伝ってくれないか」と頼まれました。
てっきり、この日は準備だけかと思ったらすでにAKBの皆さんも来て撮影を始めてるとのこと。
実際に中庭では大林監督がたぶん結婚式のシーンを撮影中で、
見知ったメンバーが勢ぞろいなのはホントに壮観・圧巻というかただただギャラリーの生徒たちとともに驚いてました。
しかしすでに晩秋であり、時折雨の降る風の強い日であったため、
そんな中で肌を出してるメンバーもいて仕事とはいえ大変だろうなと。

その後は見習い助手として半日、造形大にて正直戸惑いながらも手伝う貴重な体験となりましたが、
(連絡をしてくれた方が骨を折っていただいたおかげです)
なんとなく現場で理解していったのはこれってもしかして
「この空の花2」ではないだろうか?と。
というのもどうも普通にイメージしてるPVと違い、
やや厚い台本があり、著名な俳優さんも来ているし、
さらに小道具として一輪車を目にしたからで、
“映像の魔術師”大林監督のことだからPVというよりも、
これはもう映画ではなかろうかと。
だとしたらこれはAKBのPVというよりも、
完成して全国で売られるとなると、
もはや誰でも知ってる国民的アイドルAKBを起用しての長岡映画・古里映画として再び長岡をPRできるのでは?
この発想はまるっきりなかったので、それに気付いた時は身震いし、さすが大林監督だと唸ってました。
そして大林監督といえば何よりも誰よりも日本映画にアイドル映画という大きなジャンルを築き上げた巨匠、、、

途中、たまたまお昼ごはんに食堂へと向かう大林監督をご紹介していただき、
「『枕草子』の本を見つけてきました」とお伝えすると、
握手をしていただき満面の笑みで「僕は今、枕が欲しいんだよ」と返してもらいましたが、
この笑顔に魅了、というかよく著作を読んでるので、
何より映画撮影が充実してるんだろうと、
眠いといいながらも撮影は快調なんだろうと思いました。

とりわけ印象深かったのはスタジオの中で準備中にお墓をいちばんいい場所へ、
連絡いただいた方と一緒に屈みながら動かし角度を調整し、
ふと見上げたら大林監督の姿がありました。
自分が今、監督や大林組の人と映画の現場にいる、
映画好きとして本当に幸福ではなかろうかと感激しながら。

本番は控えで待機や準備をしてましたが、
撮影前の大林監督の動作や声、一挙一動に神経を集中してると、
やはり印象的だったのは奥様の恭子プロデューサーが監督への心配りや配慮に大変気を遣ってたことでした。
二人の姿はそのまま大林映画の歴史と歩みであり、
数々の傑作を二人三脚で手掛けてるのも存じており、
これも目にしてジーンときておりました。

その後、年明けに完成しやはりPVとしては異例の1時間もある大林映画となってたと知りましたが、
当然、大林監督の趣旨として映画なんだから、
いつかの機にスクリーンで観たいと願ってました。
しかし先回の鎌倉座でもう我慢できずDVDをお借りして(ありがとうございます)
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-125.html
すぐに拝見しやはりアバンギャルドに仕上がってると思い、
あの日、自分が大林組にいたことを見ながら思い返しておりました。
本当に貴重な体験を紹介いただいた方、ありがとうございました。

で、肝心の自分があちこちの古本屋をまわって見つけて購入した「枕草子」は出てきたのかというと、、、

「So long!」
http://www.youtube.com/watch?v=eZ4jYWQh7tE
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