長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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冬はつとめて 雪のふりたるは 言ふべきにもあらず

一昨日の記事の続きです。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-130.html

1枕草~1

”戦争って嘘じゃないよ 本当のことだよ”

おなじみ大林映画の刻印「A MOVIE」から
耳心地のいい渡辺麻友さんの声が語りかけながら、はるか縄文時代まで遡って、
長岡の歴史を怒涛のごとく網羅する「 So long! The Movie」
その中を現在最高のアイドルであるAKB48のメンバーが疾風のようにかけめぐる64分。
てっきりPVとしてショートバージョンが独立してるのかと思いましたが、
この64分自体がPVというのも凄まじいです。

やはり主軸は「この空の花」にもあった反戦へのほとんど大林監督の遺言ともいえる独白、
混沌とした時代に若者たち=AKBに託す願いと期待が痛切に感じられました。
その長岡の歴史の中で日本人同士が争った戊辰戦争と
空襲で焼け野原になった第二次世界大戦、
その慰霊の花火が長岡花火だと「この空の花」のエキストラ出演で知る女優志望のまゆゆさん演じる”夢”と
東日本大震災で南相馬から疎開し長岡にやってきた松井珠理奈さん扮する”未来”。
彼女は中越大地震から復興した夢の故郷である山古志が復興した姿を見て、
その狭間に二度の戦争や震災から復興を遂げた長岡の人々の精神"米百表”を中心とする”長岡魂”を強く感じ
自分の故郷がの復興の力になるために戻る決意をする。

「この空の花」がまだDVD化してない現在、市外からの観光客にお土産に1枚、
推奨したいほど長岡の歴史と長岡魂がつまっておりました。

そしてAKBのメンバー達を水着とはいえ温泉シーンまで撮ってしまう、
大林監督の狂気も枯れずにいまだ健在だったのは頼もしいと思いましたが、
しかししかし「この空の花」を観てないAKBのファンがどう思っただろうか?とも。

で、自分は劇中にミッキー・カーティスさんとともに登場するてるてる坊主を作り、
傘にぶらさげる作業をしていたのですが
ある時、その作業してた時、じゅりなさんが関係者ととともに、
熱心に台詞の練習をしはじめました。
現役のアイドルは凄まじいオーラを放ってましたが、
何よりも印象的だったのはじゅりなさんは本当にに礼儀正しい方でした。
台詞を覚える一生懸命な姿とともに、大変好感をもちました。

それで本編を見たらてるてる坊主はしっかり傘からぶらさがっており、
ともかく役目をきちんと成し遂げてホッとしておりました。
正直、きちんとぶらさがってるか不安でありました。

もうひとつ気になってた古本屋で買った枕草子の本は出てくるかと思いましたが、
勉強好きの団子屋の娘役の大島優子さんが座右の書として手に触れてるのを見て、
あ~、きちんと出てきたかと喜んでおりました。
劇中、「賢い」という大林監督のナレーションが何度も登場してますが、
大林監督にとって「賢い女性」の理想が清少納言もその一人なんだろうかと。

ついでに自分は結成前からの年季の入りすぎたモーヲタでありますが、
AKBのメンバーを目にして転ぶかなぁと思いましたが、
今もモーヲタ、ハロヲタです。

AKB48はこれまでに是枝裕和監督、杉田道成監督、本広克行監督、堤幸彦監督、中島哲也監督といった
超著名な映画監督が手がけており、映画ファンからも注目を集めたりしてますが、
その系譜に満を持してアイドル映画を築いた巨匠が参戦するのだから、
やはり普通の作品じゃないことを改めて思いました。
そしてこれが「この空の花」を全面協力した大林監督からの長岡へのご恩返しなことを思うと、
改めてその心意気がすげーゃと。

ところでそのAKBが実質的にブレイクしたのは
「大声ダイヤモンド」と「十年桜」のPVの完成度の高さも大きいと思います。
そのPVを手がけた高橋栄樹監督が大林監督へのオマージュを
尾道で乃木坂46のメンバーを起用して撮影された作品を見つけました。

「尾道さんぽ 生田絵梨花」
http://www.youtube.com/watch?v=xphtXh2bGyA

フィルムと美少女と尾道への偏愛は80年代の大林監督作といっても一瞬信じてしまいそうです。
「この空の花」も登場するなど
現在最高のクリエーターの一人が大林映画への愛を奏でるのは見てて嬉しかったです。
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