長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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第29回東京国際映画祭 ~映画祭巡礼記~

S東京特派員の映画祭巡礼記。
レッドカーペットよりもマイケル・ホイの新作とインドネシア映画に着目です。
ありがとうございます。
またお願いします。

http://2016.tiff-jp.net/ja/



今年も東京国際映画祭に行ってきました。
今年はチケット発売直後にシステム障害のため予約ができなくなり再開まで数日かかるというトラブルが起きてしまい、精神的につらいものがありましたが、始まってみればいつもの東京国際映画祭。映画のお祭りを楽しみました。

まず1本目は「珈琲哲學-恋と人生の味わい方-(仮題)」。
今年はインドネシア映画特集で、これもその1本。完璧なコーヒーを目指すコーヒーショップの若者を主人公にした映画。インドネシアといえば世界的なコーヒーの産地。ありそうでなかった作品。都会的なコメディですがコーヒー栽培を巡る土地争いといった社会的な面も見せる作品でした。

15175461_1194581137295526_1794214339_n.jpg「四十年」Q&Aの様子。

台湾映画「四十年」はSKIPシティDシネマ国際映画祭で上映された「狼が羊に恋をするとき」のホウ・チーラン監督。
青春ラブ・コメディの「狼~」とは変わってこちらは70年代台湾フォーク運動を作った歌手たちの現在の姿を追ったドキュメンタリー。当時の台湾の音楽シーンも興味深いく、ある意味20代で頂点に立った人たちがその後40年たってどっこいまだまだ活躍中な姿も感慨を起こさせるものがありました。

台湾映画「ゴッドスピード」は今回最も楽しんだ作品。
ヤクザの使いっぱしりの青年とタクシードライバーのコンビが台湾を縦断の珍道中。血なまぐさい抗争劇と脱力系のギャグが同居したなんともいえないおかしさに終始なんまり&爆笑。しがない香港からの移民のタクシードライバーに扮しているのはなんとマイケル・ホイ!喜劇王の顔と味わい深い演技の両方で魅せてくれました。監督のチョン・ホンマンはこれが4本目ですがすべて日本の映画祭で上映されてます。そろそろまとめて一般公開されてもいいのではないでしょうか?

「キアロスタミとの76分15秒」は今年惜しくも亡くなったイラン映画の巨匠、キアロスタミ監督を追悼する一遍。
タイトルは76年と15日生きたキアロスタミ監督にちなんだもの。20年間キアロスタミ監督に関わってきたというセイフラー・サマディアンが撮影した在りし日のキアロスタミ監督のふだんのなにげない姿にただただ涙。このドキュメンタリーの前に上映されたキアロスタミ最後の短編というのがCGのサッカーボールと少年が戯れるという意表をつく内容で、惜しい人を亡くしたという思いでいっぱいになりました。

韓国映画「あなた自身とあなたのこと」は映画祭の常連、ホン・サンスの新作。
男の下心を描いて毎回いたたまれない気持ちにさせる監督ですが、今回は女性の側にも切り込み、男も女も相手に幻想を抱かず現実の姿を愛せよ、となにかすごくまっとうで前向きな作品でびっくり。同じような話なだけに、ちょっとした作風の進歩が毎回新鮮さを感じさせるホン・サンスでした。あいかわらずクスリとさせるシーンもあり。

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「舟の上、だれかの妻、だれかの夫 」Q&Aの様子

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「ディアナを見つめて」Q&Aの様子

インドネシア特集から中篇「舟の上、だれかの妻、だれかの夫」と短編「ディアナを見つめて」の2本立ては風光明媚な島での謎めいた話とインドネシアの一夫多妻制の問題を女性の立場から告発した作品という異なるタイプが楽しめるカップリング。
「舟の上~」の冒頭の祭りの夜に入江に雷光がひらめき海岸線が浮かび上がる壮大な風景がすごかったです。

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「CADO CADO(チャドチャド)~研修医のトホホ日記」Q&Aの様子。

さらにインドネシア映画からは「CADO CADO(チャドチャド)~研修医のトホホ日記」がおちこぼれ見習いドクターたちが主人公の上質な青春コメディで意外な拾い物。
医療ドラマはよくありますがこれだけ無責任な登場人物が出てくるコメディは珍しいかも。面白かったです。

最後は国際共同制作の3本のオムニバス映画「アジア三面鏡2016:リフレクションズ」。アジアを舞台にしながらどの物語も日本が影をおとし日本とアジアの係わり合いを描いた3本でした。東京国際映画祭が初めて映画製作に取り組んだ作品でこれからも続くそうです。東京国際映画祭の新しい試みとして注目ではないでしょうか。

映画祭は新しい作品の発見の場。東京国際映画祭をきっかけに多彩な作品が日本に紹介されることを期待したいと思います。
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