長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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WHAM! in China



ご存知のように昨日、訃報が世界中を駆け巡ったジョージ・マイケル。
『ラスト・クリスマス』を歌ってたジョージがクリスマスに天に召されたというのも今後語り継がれるでしょうが、
これでデビッド・ボウイ、プリンスとベストヒットUSA世代にとって2016年はキツイ年になりました。
ボウイやプリンスは70年代から活躍してましたがワム!はもろに80年代を直撃してました。

『ラスト・クリスマス』の他にもピーター・バラカン氏が当時、筒美京平のようだと確か評してた『ケアレス・ウィスパー』はじめ、
もちろんソロも含めて数ある名曲の中、
特に『フリーダム』は王道ポップを極めた凄まじいレベルの曲で、
何度も脳内リピートしてしまいワム!というとこれになるのですが、
この曲のMVが北京で撮影されたもの。

Wham! - Freedom
https://www.youtube.com/watch?v=BFwOs-jy53A

ワム!1985年に欧米のポップ・アーティストとして初めて北京でコンサートを開き、
その時の模様は「WHAM! in China」というタイトルでビデオ化もされてますが、
『フリーダム』はそのダイジェスト版。

今や金満都市としてが幅を利かす北京も当時はガチガチの社会主義体制のもと、
垢抜けてない北京の街並みや市民の姿をスケッチ風に撮影しているのは見返すとなんとも貴重に思いました。

映画に目を向ければ中国ニューウェーブの幕開けとなった
チェン・カイコー監督、チャン・イーモウ撮影の『黄色い大地』が84年。
チャン・イーモウの監督デビュー作『紅いコーリャン』が87年。
同じく87年はベルドリッチが『ラストエンペラー』で、スピルバーグが『太陽の帝国』と
巨匠が中国で撮影した大作が完成・公開。
中国が徐々に海外へ扉を開き始めた頃。

チェン・カイコー、チャン・イーモウといったいわゆる第五世代がギラギラした作品を撮り、
国内で上映禁止の処分を受けながらフィルムという武器で体制と闘ってた頃に、
ワム!はコンサートを開きその王道ポップで観客を立ち上がらせ躍らせ、
自由の息吹を与えたのが広がって、その後の民主化運動に繋がった、
なんてことは考えすぎだとは思いますが、
『フリーダム』のMVには、その4年後に拡大した民主化の息の根を体制が止めようとした大事件がおきた
天安門前広場がその後の悲劇など予想などしないように映ってるのも、
どこかで因果なものを感じました。

ただジョージはこの少し後のインタビューで中国当局に利用されたことを苦々しく語ってたことを覚えてます。

この翌年にワム!は解散。
コンビ内格差だけでなく所属レーベルの親会社ソニーが当時アパルトヘイトを行っていた南アフリカとも貿易を続けてたことへの抗議というのも(WIKI)、骨があると思いました。

しかし『フリーダム』はまさにワム!がアイドルとして絶頂期だった頃、
その若さが訃報の後に見ると切なくなったりしますが、
確かに酷いスキャンダルもあったりしてドン引きしたこともありましたが、
ポップスターとして輝き名曲を残して歌い続けてくれたジョージ・マイケルに深い敬意を。
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