長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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三上智恵監督より 『戦場ぬ止み』長岡上映会メッセージ



◎~沖縄・福島を観る知る3月11日~

「6年目の福島を沖縄とともに深く真摯に考える一日となったことに感謝しています。忘れてはいけないことを忘れずに済むための努力を続けて行きます。」

『大地を受け継ぐ』『戦場ぬ止み』を続けてご覧になられた方より感想をいただきました。
読んで「福島を沖縄とともに」という表現でもっと多くの人たちにアピールできた上映会だったと思うと悔いが残ったりしますが、
こんな風に思っていただき率直に嬉しいです。ありがとうございます。

『戦場ぬ止み』上映前に読み上げた三上智恵監督より届いた長岡上映会へのメッセージを転載いたします。
三上監督お忙しい中、ありがとうございました。

『戦場ぬ止み』公式HP http://ikusaba.com/

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『戦場ぬ止み』上映会にお越しの皆さんへ

新潟県長岡市のみなさま、こんにちは。気温で言えば10度は暖かい沖縄でこのメッセージを書いています。沖縄在住22年目になる三上智恵です。

 全国で上映会があるとき毎回思うことは、実際に出かけて行き、上映の後、今どうなっているかをお話したり、こぼれ話で楽しんでいただいたり、また皆さんの熱い感想をじかに聞いたりする機会がその都度あったらいいのになあと言うことです。しかし現実には沖縄での撮影も続いている中で難しい面がありますので、代わりにメッセージをさせていただきます。

ご存知のように辺野古の基地建設は、去年の3月一旦は政府と和解したものの、国が沖縄県知事を訴え、翁長知事が埋め立てを取り消した手続きが最高裁の決定で無効化されてしまい、昨年末から工事が再開しています。東村高江を取り巻くようにオスプレイの訓練を展開する予定のヘリパッドも、去年夏からの必死の抵抗もむなしくほぼ完成してしまいました。そして3月公開の新作映画「標的の島 風(かじ)かたか」で描いたように、宮古島石垣島には新たに陸上自衛隊のミサイル部隊が設営されることになり、島の生活を押し潰す南西諸島軍事要塞化が進んでいます。それは沖縄だけではなく、日本全体を戦場にする危険性を孕んだ恐ろしい計画の一環であり、誰も無関心ではいられない問題のはずなんですが、大手メディアはなぜか沈黙したまま。ほとんどの国民が自衛隊配備も米軍基地建設も沖縄の問題に過ぎないと思い込み、日々を過ごしています。
しかし、いま沖縄が発するSOSというのは、決して沖縄が大変だと言うレベルのものではないのです。この国が平和をかなぐり捨てて暗い時代に突進していくさまは、沖縄に根を張って報道をしてきたからこそ具体的に見えてきます。私は自分の映画に描かれている海上保安庁の若者も、機動隊の若者も、自衛隊の若者も、守りたいです。彼らの命はもちろん、尊厳も守りたいです。そのために、なぜいがみ合う構図が作られているのか。この国の舵取りは誤っていないか。それを問い続けて、皆さんと一緒に考えていく映画を作っていきたいです。
戦争と基地は、別物ではありません。米軍と自衛隊も、もう別のものではありません。考えないと、また戦死者を出す国になる。今日の映画がみなさんが考えるきっかけになれば、何より嬉しいです。
それではみなさま。どうぞ最後までごゆっくりご覧下さい!    
 

             2月吉日     三上智恵
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