長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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『標的の島 風かたか』 東京公開報告

『標的の村』『戦場ぬ止み』に続く三上智恵監督最新作『標的の島 風かたか』が東京・ポレポレ東中野での公開が始まりました。
早速S東京特派員が足を運び感想を送ってもらったので掲載します。

シネ・ウインドでは6月公開予定だそうです。

『標的の村 風かたか』公式HP http://hyotekinoshima.com/



ポレポレ東中野で公開が始まった三上智恵監督の「標的の島 風かたか」を見てきました。
前作の2015年の「戦場ぬ止み」は未見ですが2012年の「標的の村」は見ました。
そこで描かれていた基地建設反対の住民運動をつぶそうとする国家権力の姿は戦慄すべきものがありました。

そして新作の「標的の島 風かたか」です。
この映画見たらまずごく自然に感じると思うのは基地沖縄になくてもいいんじゃない、ということです。
基地がある場所ということは相手にとっては攻撃目標なわけでなにかあれば攻撃される。戦闘になる。
要するに70年前の反省はまったくなく政府にとってやっぱり沖縄は本土の盾にするという発想なんですね。
これは怒って当然だと思います。
さらに加えて兵士の犯罪という問題まで出てくるわけで、基地さえなければと思う気持ちはもっともだと思います。
まず合理的な判断として住民の逃げ場のない島に基地を作るより本土に基地を置くほうがいいということはたぶん見ている観客だれもが感じることなんじゃないでしょうか。
狭い島では逃げ場はありませんが広い本土なら住民はどこにでも逃げられるわけです。
そういう合理的な、だれもが納得できることをしないのが官僚、役人、そして現場の機動隊に至るまでの権力者側。なんで?と思わずにはいられない。

この映画では反対住民の姿だけでなく政府側の人間の対応する様子も映し出されます。
そこでの彼らのその頑なだったり頼りなさ・自信のなさそうな感じが実に雄弁に語るものがあります。
映画の最後のほうの若い機動隊員たちの顔が延々と映し出されるシーンもそうで、これらは言葉によらず見る者に訴えかけるものがあり、これはこの映画が持つ力だったと思います。
そして権力対個人の関係は沖縄だけではないわけで、対立はどこでも起こりうるわけです。
そのとき個人がどれだけしんどい思いをするか、そのことを教えてくれるフィルムだと思います。
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