長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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闘争するフリーカメラマン



シリア渡航計画、旅券返納取り消し訴訟でカメラマン敗訴

 シリアへの渡航を計画し、外務省からパスポートの返納命令を受けたフリーカメラマンが処分の取り消しなど求めた裁判で、東京地裁は、訴えを退ける判決を言い渡しました。
 新潟市のフリーカメラマン・杉本祐一さん(60)は、おととし2月、過激派組織「イスラム国」を取材しようとシリアへの渡航を計画していましたが、外務省からパスポートを返納させられました。その後、発給されたパスポートは渡航先からイラクとシリアが除かれた「限定旅券」となり、杉本さんは、こうした処分が「報道や取材の自由を侵害している」などとして処分の取り消しなどを求めていました。
 19日の判決で、東京地裁は「シリアへの渡航は生命・身体に危害が及ぶ恐れが高いという外務大臣の判断は合理的だったと言わざるを得ない」「我が国の憲法が、いかなる場合にも国民の生命・身体より、報道・取材の自由を優先して保護すべきとしているとは解されない」として杉本さんの訴えを退けました。
 「非常に残念と同時にショックです。真相を探るには現地に赴く必要がある」(フリーカメラマン 杉本祐一さん)
 判決を受け、外務省は「主張が認められたものと受け止めている」とコメントし、杉本さんは控訴する方針です。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3032877.htm?from_newsr 
4月19日 TBS NEWS

↑こちらの記事に登場する新潟市在住のフリーカメラマン・杉本祐一さんとは『第7回長岡アジア映画祭』でアフガニスタンがテーマの『カンダハール』を上映する前にプレイベントとして『アフガニスタンの人々 ~内戦下を生きる~』と題しスライド上映と解説を今のながおか市民センター地下で開いたことがあります。

パレスチナ、アフガニスタン、イラク、ボスニアなど世界中の紛争地を駆け巡って、つねにマイノリティの側に立って闘争しシャッターを押し続けてきました。
それが一昨年、記事にあるようにイスラム国取材のためシリアへ渡航しようとしたところ、外務省からパスポートを剥奪、時あたかも世界中がイスラム国へ注視しているさなかに起きたので、時の人となった杉本さんへ日本ではいわゆる大炎上してしまいネットでは理不尽な誹謗に晒されていました。

最も杉本さんを知る人なら、誹謗中傷など屁とも感じないだろうと思ってたハズですが、案の定、国家を相手に裁判を起こし新潟日報はおろか全国ニュースで取り上げられ外国人特派員クラブで記者会見するさまを見てて、まさにあれよあれよというという感じでした。
その裁判の判決に不服で控訴というのも杉本さんらしい骨を感じました。

ちなみに杉本さん自身が監督した『綾へ イラクからの手紙』という映像作品があり、これがイラク戦争のバクダットへ“人間の盾”として乗り込み現地の様子をムービーで記録していたのをまとめながら新潟に残した恋人への想いを綴るという一編。
緊迫した現地の様子に知らない人が見たら恋人への想いに胸が熱くなるかと思うのですが、この恋人というのがかなり妄想が入っているので、なかなか一筋縄でいかない“作品”でした。
バクダッドの重みと“綾”への想いのバランスがとれてないように思うのですが、杉本さんによれば“綾”は新潟への想いになるのではと。

以前ならこの作品への突っ込みどころを話したりしてましたが、もはや全国区なので軽口も叩けなくなったものの、たまに新潟で偶然街中であったりするよ少しも変わらない感じで気さくに話してくれたりします。
そういえば時の人になる前に万代の有名な立ち食いそば屋さんで、これから仕事へ行くんだという杉本さんにたまたま会ったことがありますが、食べていたのが名物のカレーライス、しかもミニサイズの方。
経営してたゲストハウスが閉じた後で写真だけでは食えないことを想像しましたが、そんな中で海外へと取材に行く熱い思いがある、それが杉本さんの実情だと思うので知らないで非難はまさにお門違いだろうと。

また何度か書きましたが小林茂監督『風の波紋』の主人公・木暮さんはかつて報道写真家として世界中の紛争地帯を駆け巡った経歴を持ち、杉本さんとはホームレス支援でお互い知っていたそうでイラク戦争の際にバクダッドへと発つ杉本さんに前日、結構キツイ口調で電話で話した間柄だそう。
近々、松之山の山中に暮らしながら今も鋭く世界と対峙している木暮さんに会うので杉本さんの裁判の件を尋ねてみたいと思ってます。

しかし木暮さん、一昨日の記事に書いたとおり坂田雅子監督のご主人も同じく報道写真家で交流があったそうなんで、なんというか戦場カメラマンの界隈はやはり狭いんだろうかと思ったりしました。
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