ヤングアート長岡 芸術工事中 座C!nema

長岡造形大学生がマチナカをアートする試み、ヤングアート長岡が春に続いて開催されます。
期間は11月3日(金・祝)・4日(土)・5日(日)・10日(金)・11日(土)・12日(日)
その間にミニシアターの座C!nemaも開催され、上映作品の中に客員教授の大林宣彦監督の傑作『青春デンデケデケデケ』が上映されます。
市民映画館をつくる会が1993年の確か12月だったと思うのですが、
長岡市立劇場を借りて大林宣彦映画祭と題して『ふたり』『はるか、ノスタルジィ』とともに上映されたのが『青春デンデケデケデケ』でしかも大林監督が本当に忙しい中、舞台挨拶に駆けつけてくださいました。
まだカタギだった担当者は客席で見ておりましたが舞台裏では一騒動あったと後から聞きました。
後に大林監督は著作で「楽しい思い出」と触れています。
とはいえ『青春デンデケデケデケ』は紛れもない青春映画の大傑作。
個人的に88年の『異人たちの夏』から始まると思う何度目かの大林監督の絶頂期に撮られたもので、ベンチャーズに魅了された60年代の四国の高校生のバンドやろうぜ!の青春ストーリー。
確か16㎜で撮影されたと思うのですが、ロックの衝動そのままに異様に歯切れのいいテンポがノンストップで続いて初めて観る人は今でも衝撃を受けるのではないかと。
そして他の多くの大林映画と同じくラストで少年時代と決別して責任ある大人へと踏み出すことで甘い青春映画と一線を画すのも大林流かと。
だから数ある大林映画の中でこの作品をセレクトするのは大正解なので映画好きではなくても学生さんがたくさん観てほしいと思います。
そしてギターがまだブレイク前の浅野忠信さんなので、それだけでも大林監督の嗅覚の鋭さはサスガだと思います。
願わくば大林監督と浅野忠信さんががっぷり四つで組んでほしいものですが。
『青春デンデケデケデケ』は11月10日(金)19時より座C!nemaで上映されます。
その他のプログラムは主催者から届いた
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http://www.nagaoka-id.ac.jp/young-art/autumn/#
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