映画『レミングスの夏』上映に寄せて。

映画『レミングスの夏』上映に寄せて。
9月30日に撮影地の茨城県から公開がはじまり、今も全国順次公開頂いているこの作品は、当初新潟県内では上映が決まっていませんでした。
「伊豆映画祭」「取手映画祭」「広島国際映画祭」「函館港イルミナシオン映画祭」など各地の映画祭からご招待頂く中で、故郷での上映がないことを見かねて上映に乗り出して下さったのが長岡アジア映画祭実行委員長の菅野勝一さんです。
これまでも応援を頂いてきましたが、今回はまた改めて上映の機会を頂いたことに感謝します。
映画は観て頂いてこそだと思っています。故郷の皆さんにはまず観て頂きたいのです。
この機会にぜひお越し下さい。
この作品は、茨城の皆さんが支えて下さり形になった作品ですが、実は新潟、長岡とも深いご縁があります。
僕が『花蓮~かれん~』という映画を霞ケ浦で撮らせて頂いた中で茨城の皆さんとのご縁を頂き、この『レミングスの夏』に繋がりました。さらに辿ると、故郷・長岡、栃尾地域で撮影した『モノクロームの少女』を観て、「こういう映画を自分たちの地域でも撮ってほしい」と茨城の方々が声を掛けて下さったことで『花蓮』が生まれ、『レミングスの夏』に繋がりました。
さらに、映画『レミングスの夏』には故郷の皆さんが大勢関わって下さっています。
音楽を担当したスネオヘアーは同郷長岡出身で、『モノクロームの少女』では主題歌を、『雪の中のしろうさぎ』では、主題歌と音楽を担当してもらい、今回は音楽と、印象的なシーンで出演までしてもらいました。
そして、これまで何本も出演頂いている大桃美代子さんに重要な役で出演頂きました。
そのパンフレットやチラシ、ポスターに使われているビジュアルのスチールを撮って下さったのが、栃尾ご出身の中沢賢治さんです。そして、公式ホームページをつくってくれたのが長岡出身で高校の同窓でもある杉本誠さん。また、撮影現場で制作や車両のお手伝いをして下さった小林隆浩さんもまた高校の同窓で、はるばる長岡から撮影に参加して下さりました。中沢さんと小林さんには過酷な撮影にずっとご一緒頂きました。
さらに、劇中で重要な役割を担っているうさぎのポシェットを栃尾の多田礼子さんとお友達の方がつくって下さりました。
こうして故郷の皆さんにお力添えを頂いてつくりあげた作品に、故郷の大先輩のドキュメンタリー監督・小林茂さんが勿体ないほどの素敵な寄稿文を下さりました。パンフレットにその全文を収めていますので、お手に取って読んで頂ければと思います。
パンフレットには、ご協賛頂いた故郷の皆様のお名前も載せさせて頂いています。
19日の上映では、『レミングスの夏』の撮影後にもう1本「富士山・河口湖映画祭」で撮影させて頂いた監督作短篇『春待ちかぼちゃ』も一緒に上映頂きます。こちらの短篇は、9月に上映頂いたばかりですが、今回また上映の機会を頂きました。
『レミングスの夏』メインキャストで出演頂いている桃果さんと平塚麗奈さんに主役・準主役で、須賀刑事役の城之内正明さんには主役のお父さん役で出演頂いています。
脚本をお書きになった水元久美子さんが静岡から駆けつけて下さります。
また、『レミングスの夏』上映後には、ドキュメンタリーの取材でお世話になり、来年映画化させて頂くことになった被爆ピアノの調律師・矢川光則さんが広島から駆けつけて下さり、被爆ピアノのことや来年の映画のことなど一緒にお話しをして下さります。
被爆ピアノもお持ち下さるとのことで、上映後、観賞頂いた皆さんに触れて頂くこともできます。
おかげさまで、『レミングスの夏』は上映頂く各地で好評頂いています。
とてもお得な上映会だと思います。故郷の皆様、ぜひこの機会にご鑑賞下さい。
五藤利弘
11月19日(日)
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
午前 10時~ 『台湾萬歳』上映後 酒井充子監督トーク
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1643.html
詳細は↑こちらを。
13時20分~ 五藤利弘監督 特別上映 『春待ちかぼちゃ』(30分)
13時50分~ 五藤利弘監督 新作上映 『レミングスの夏』(98分)
15時30分~ 五藤利弘監督トーク その他 (予定)
『春待ちかぼちゃ』脚本 水元久美子さん参加
『地の塩 山室軍平』
17時~ 東條政利監督 『地の塩 山室軍平』 (107分)
東條政利監督舞台挨拶
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