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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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あの夏のまま・・・



昨日に続いて小国フェスタのことですが、
被爆ピアノコンサートin長岡でも演奏いただいた天野季子さんのピアノコンサートも実施。

音楽を担当した『風の波紋』がこの日に上映されるのに合わせてのことですが、
主催のバナナカボチャの佐藤さんは天野さんの大ファンのようで半分おっかけと化して天野さんの行く先々で演奏を耳にし、勿論被爆ピアノコンサートにも足を運んでおり、今回佐藤さんの念願叶ってのコンサートとなったようです。

プログラムは詩の朗読をした後に数曲演奏後、四季をテーマにした曲の披露となり、
最初の夏がテーマの曲の際、スクリーンには裸婦画が投射されました。
この絵は信州にある美術館・無言館に展示されてる絵とのことで、
美術館が開館後にこの絵のモデルとなった老婆が、この絵画の作者へと綴った恋文が残され、それは作品化されて今回『風の波紋』にも登場し天野さんが務める「鉢&田島征三絵本と木の実の美術館」で読み聞かせをしているらしい尾身セキさんによって朗読。
その手紙をテーマにした曲「あの夏のまま・・・」が天野さんによってピアノの弾き語りとなりましたが、
朗読された恋文、戦時下の画家の卵の青年と若い娘さんの恋物語がこちらの脳内ですぐさま映画化されてしまうほど情景が浮かびました。

戦争など遠い国の出来事に思いながら互いの恋心が近づいていったのが、瞬く間に召集令状とともに引き裂かれ、それが戦後五十年経ってから還らなかった恋人への想いを綴った恋文を自身の裸婦画が展示されてる美術館に託すというドラマチックながらも、日本はこの時代にこんな恋人たちの悲劇は沢山あったのだろう、と想像でき改めて声にならなかった声を伝える絵画と朗読と歌声によって平和について思いを巡らせた素晴らしい時間を過ごせました。
まさに圧巻でした。

その後に秋をテーマに「赤とんぼ」、冬をテーマに娘さんの冬話ちゃんと母娘共演となる「ペチカ」、春をテーマに『風の波紋』の主題歌「めざめのとき」と存分に天野さんワールドを堪能することができました。

しかし途中遅れて入場したお客さんが携帯を盛大に鳴らすという事態が起きて佐藤さんとともにドタバタしたりしましたが、よりによってこのタイミングになぜ鳴るのか?
人は最悪の方の選択をしてしまうという「マーフィーの法則」がそのまま当て嵌まると思ったりと。

あと冬話ちゃんのステージデビューは佐藤さんの熱望のようで、光るものを感じる冬話ちゃんがこの先、どのような道を歩むのかは知りませんがステージデビューを見たというのは後々自慢になるかもしれません。

永話ちゃんはまたあちこち駆け込んでましたが、楽屋では熱心にドラえもんを読んでて、自分もこの頃はドラえもんに夢中だったと思うとやはり藤子F不二雄先生は神様であると。

以前からよく耳にした無言館ですが、天野さんと尾身さんのおかげで機会ができたら訪れたいと思った日でもありました。

20150921 めざめのとき/天野季子
https://www.youtube.com/watch?v=kZSAhvrfd-M
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