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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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燃えよ!!スタントマン



昨日の続きで担当者がこれまで読んだ映画本で一番面白かったのは『映画術 ヒッチコック/トリュフォー』でなくて谷垣健治監督の『燃えよ!!スタントマン』です。

ジャッキー・チェンに憧れて香港でアクションスターになるべく、コネもないのに香港へと渡り、波乱万丈、阿鼻叫喚の香港映画界の洗礼を受けながらスタントマンをこなしていくうちに自分は俳優よりも裏方の方が性に合ってると気づきアクション監督へと登っていくさまが全盛期の香港映画の裏側とともに絶妙に描かれています。

80年代、ジャッキー・チェンはじめ香港映画が日本を席巻してた頃、確かに腕に覚えのある若者が香港へと赴き、その多くが挫折、中には行方不明になったものですが、この本を読むと谷垣監督が一線を画していることを十分に伺えます。

もちろん現地のスタントマンが嫌がるような危険なスタントさえ厭わずに挑み、かの地の映画人の信頼を得ながらも、ともかく読みやすい文章であることから頭脳の良さが際立ち、香港流のアクションの見せ方、作り方がついてこと細かく丁寧に書かれており、この本を片手に香港アクションのビデオを見ながら学んだことは数多くあったりします。

終盤にはドニー・イェンとの出会いからアクションはもちろん撮影、編集、演出とほぼ映画のすべてをドニーさんの現場で学んで、世紀のアクションスターの厚い信頼と友情を築いていく様が語られていきます。

というわけでこの本を何度も読み返した者にとって『ENTER THE FAT DORAGON』で二人が並んでいる姿を目にしては、共に苦労を重ねながらドニーさんは『SPL』から『イップ・マン』『ローグ・ワン』、谷垣監督は『るろうに剣心』三部作のアクション監督と互いがアクション映画界で大成功を収めたことに、感慨深いものを思ってました。

谷垣監督はこの日はそう難しいシーンではなかったせいなのか絶えず現場で笑みを浮かべ、スタントマンがうまくできたら褒め、意にそぐわない時は自分でスタントを実践し手本を見せたりと要所要所を確認していくような形で現場を治め、撮影が終了した後にこちらがトイレから出たところ、目の前に偶然谷垣監督の姿を見つけ声をかけたら嬉しいことにこちらを覚えており握手をしてくださいました。

その小柄な身体から鬼気迫る『るろうに剣心』のアクション設計を手がけたことが信じられない気がするのですが、童顔は相変わらずながらも現場で闘った歴戦の名残なのか声が初対面の時よりもかすれたぶん風格を覚えました。

今頃は中国・深圳で撮影の終盤を迎えてると思いますが『ENTER THE FAT DORAGON』が谷垣監督、そしてドニーさんの新たな代表作になりますことを。
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