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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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追悼 現場者・大杉漣 キネマ旬報



発売中のキネマ旬報は大杉漣さんの追悼特集だと知って久しぶりに買いました。
今は1080円なのかと。
おそらく当初は『レディ・プレイヤー1』(ジョン・ヒューズにほろり)の特集だと思いますが、
それを外して写真家の息子さんが撮影された渋い表紙とともに漣さんを特集したキネ旬に敬意を。

高橋伴明、崔洋一、井筒和幸、石井岳龍、黒沢清、周防正行など錚々たる監督たちが語る現場者・漣さんの姿。
中でもピンク映画の現場で互いに青春を過ごした廣木隆一監督はバイトを紹介してもらうなど当時から面倒見が良かったことを話し、触れてないけど担当者は廣木監督作の漣さんでは『天使に見捨てられた夜』のヒロインを見守る同性愛者の役が素敵だったことを思い出したりと。
登場する監督たちの作品での漣さんをそれぞれ思い出しながら読んでおりました。

また俳優仲間ではやはり田口トモロヲさんが敬愛とともに、かなり客観的に漣さんを語っててしみじみと読ませてくれました。
このお二人、一時期まるで競い合うように邦画に登場し、当然共演も多くてついにユニット“ハージー・カイテルズを結成し、新藤兼人監督『三文役者』に登場。
その意味不明な姿のツーショットも掲載されていますが、巨匠が困惑するほど本編でやりたい放題アドリブをぶちまけて笑わせてくれたことも思い出しました。

そして映画デビュー作の『緊迫いけにえ』から始まる出演した映画全作のフィルモグラフィは圧巻。
これにお芝居、テレビドラマ、バラエティ、CM、ナレーションが加わるんだから、やはり尋常でない数のお仕事をこなしてたんだと改めて実感いたしました。
しかもその合間を縫って、たくさん映画を観て常にアンテナを研ぎ澄ましてたようでした。

『第6回長岡アジア映画祭』で上映し出演した瀬々敬久監督『RUSH!』について、なぜこの映画に出たかとステージで瀬々監督の『黒い下着の女 雷魚』を観てこの監督の作品に出たいと思いったんです。
と話してたことを覚えているのですが、担当者もたまたま観ており、あんな地味でどんよりしてヒリヒリさせる映画まで忙しいなかで観ているのかと、トークを聞きながらちょっと驚いておりました。

などと間近で見た漣さんを思い出して切なくなりましたが、

「怒られたけど、温かくいろいろ教えてくれるんです」

段取りが悪いと現場で漣さんに怒られた助監督のエピソードを井筒監督が話しており、
やはりきちんとフォローをしていたのは読んでほっとしたこと。

「俳優として、表現をする者として面白いと思ったことはやるスタンスを崩さない方でした」

トモロヲさんのこの言葉が漣さんのすべてではないかと。
その選択の中で長岡を選んでくれたことに改めて感謝を。

漣さんを目標とする俳優さんはたくさんいるようですが、でも漣さんの現場者としての功績を超える俳優さんはこれからも出てこないだろうと。
いろんなことを思ったとてもよい追悼特集で買ってよかったです。

大杉漣さんお別れの会「さらば!ゴンタクレ」しめやかに開催
http://www.kinejun.com/kinejun//tabid/106/Default.aspx?ItemId=670
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