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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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『港町』 想田和弘監督



『選挙』『演劇』『精神』とドキュメンタリー映画に観察映画というジャンルを確立させてる想田和弘監督。

担当者は『Peace』が特に気に入っており、以前このブログに感想を書いており、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1054.html
その想田監督の新作『港町』がシネ・ウインドで初日を迎え監督トークもあるというので足を運びました。

新作『港町』は前作『牡蠣工場』と同じ岡山県の牛窓で撮影。
しかし『牡蠣工場』この時代の写し鏡のようだと観てましたが、全編モノクロで描かれる『港町』は監督から異次元という言葉が何度も出てきましたが、神話の世界のように感じられました。
登場する二人のキーパーソン、漁師と老婆の佇まいに神話を感じさせ、特に老婆が語る独白、『Peace』も着地点も決めずに撮影を続けていたら、まさに『平和』の対極にある戦争について独白する老人が目の前に現れ深い余韻を残した以上の展開で『港町』の老婆は“ドキュメンタリーの神”の導きの前で正体を現すような稀有な存在、行き当たりばったりの撮影の果てにずしんとした重みを感じていました。
そして異次元の世界から現世に戻ったと感じさせるラストカットで余韻の中に漂うことに。

監督は映画を撮ることは縁に沿っていることをよく強調してたなか、この縁の導きとは“ドキュメンタリーの神”の導きでもあるのでは、と。

上映後のトークに想田監督が登壇。
こちらの質問が予想以上に響いたのか丁寧に時間を割いて応えていただき嬉しかったです。
観察映画を観るうえでひっかかった部分なので聴けて良かったです。

さらにサイン会を終えた後に終えてからシネ・ウインド支配人のご厚意で懇親会に参加。
ここで監督を前に頷きながらお話させていただき、前作『牡蠣工場』で印象に残ったのが牛窓の牡蠣工場に働きに来た中国人実習生の姿。
こちらは勤め先で海外というかアジアからの実習研修生と働く機会があるだけに余計に印象に残っており、その後あの研修生はどうなったのか気になっていたら、監督の方からお話しくださり、その顛末に声をあげるほど驚きました。
改めてドキュメンタリーはその時代を切り取って映画に納める形で記録をしたものなんだと、これまで以上に目を凝らして観なければと、そこに登場する被写体とはもろに一期一会なんだと思いました。

あと監督はとても気さくで話も大変面白いと同時に、その鋭い視線を前にすると気が抜けず、
ついでに声がとても綺麗なので観察映画にナレーションはないけど、テレビ局でドキュメンタリーを撮ってた作品に自らナレーションはしなかったのか?
と尋ねたら大笑いして否定していました。
それと『阿賀に生きる』の佐藤真監督との接点も教えてくださりとても興味深かったです。

アメリカに永住権があるため、米国と日本を行き来する監督に、
帰国するたびに日本の様子で変わったことは?質問した中で
「人々が疲れているように思う」と。
帰り際に自分が疲れている理由というか愚痴を聞いてもらいました。
改めて映画の後にお話ができてとても良かったです。

『港町』は6月1日までシネ・ウインドで公開。
http://minatomachi-film.com/

さらに新作『ザ・ビッグハウス』も8月にシネ・ウインドで公開だそうです。
http://thebighouse-movie.com/

想田監督はすでに二作の撮影を終えているそうで、これだと毎年新作が公開される勢いのようでした。

画像は懇親会での監督の一コマ。
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