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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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激戦



*人は転んでも努力すれば立ち直れることを伝えたかった。

遅ればせながら今年の東京国際映画祭で観た作品の感想を。

「ビースト・ストーカー/証人」「密告・者」「コンシェンス 裏切りの炎」「ブラッド・ウェポン」と熱くてへヴィな香港アクションを連打してリードする監督ダンテ・ラム。
かつて「第9回長岡アジア映画祭」で上映した「ツインズ・エフェクト」はまるで無かったかのような活躍を見せ、花形監督とて注目を浴びています。
「ツインズ・エフェクト」はアクション指導の谷垣健治さんをお招きしながらもダンテ・ラムのことは尋ねず、アクション監督のドニー・イェンやゲスト出演のジャッキー・チェンのことばかり尋ねて、全くダンテ・ラムのことなど眼中になかったのは今思えば勿体無い話でした。
でも豪華スター共演の「ツインズ・エフェクト」は職人技に徹し、いかにもな香港娯楽映画に仕上げたダンテ・ラムの手腕が近く評価されることを期待したいです。

東京国際映画祭では香港でも封切られたばかりの 新作「激戦」が上映されましたが、
満席の観客があきらかに熱をおびボルテージが高まったのが感じられる傑作。
まさしくタイトルに偽りなしです。
総合格闘技がテーマの映画は初めて観ましたが、
主演の二人、ニック・チョンとエディ・ポンの実際に過酷なトレーニングを積み、
トレーニングを重ねたであろうリアルなファイトシーンに手に汗握ってました。

特にニック・チョンは劇中の最後で年齢が明らかになりましたが、
あの年で総合格闘技に打って出るのはかなり無謀な気がし、
実際のニック・チョンよりも年上という設定だろうと思ってましたが、
調べたらニック・チョンとほぼ同年齢だとわかり、
だとするとあの年であの肉体は立派過ぎると、なんという役者魂かと。

冒頭はティーチインでダンテ・ラム監督がこの映画にこめた思いの言葉ですが、
「サイレント・オブ・サイレンス」のカバー曲に載せて、
失意のどん底からの復活劇、何よりもまずアクションに徹して、
様々な人間ドラマを並行して描き、こちらをスクリーンに向けて鷲づかみにして離してくれませんでした。
ダンテ・ラムは銃でなく拳で新たな地平に到達したかと。

写真は上映後にグリーンカーペットに長蛇の列となったファンにサインはもちろん、
記念写真や握手に一人一人の感想まで真剣に耳を傾けてたダンテ・ラム監督。
サービス精神とかではなく、もう人柄なんだろうとこちらも思いを伝えることができました。

http://tiff.yahoo.co.jp/2013/jp/lineup/works.php?id=W0010
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