長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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陳玉勳の帰還



「第4回長岡アジア映画祭」で上映した台湾映画「ラヴゴーゴー」
確か「ラブストーリーの主人公は美男美女ばかりでつまらない」との理由で、
あえて恋愛とは縁遠い容姿の男女を主人公に惚れた、転んだをやさしいまなざしで見つめた傑作でした。
特にラストシーンの響き渡る歌声とともにヒロインと一緒に泣き笑いしてしまう展開は今も忘れることができずにいます。

その「ラブゴーゴー」のチェン・ユーシュン監督が16年ぶり(!)の新作映画となる
「総舗師 メインシェフへの道」が上映されると聞き、
いてもたってもいられず駆けつけた今回の東京国際映画祭。
その16年ぶりの新作は満を持しての料理、それも台湾伝統だという宴会料理をテーマにした喜劇でありました。

「恋人たちの食卓」「食神」「金玉満堂」と中華圏のグルメ映画はハズレなしという持論がありますが、
本作もそれに連なる1本かと。
名料理人だった父が亡くなり、そのあとを継ぐためアイドルの夢を諦め、
帰郷したヒロインを主軸にケッタイな人々が絡んでクライマックスの料理対決に雪崩れ込み、
様々な伏線が収束していきます。

やや冗長と映ったこともありますが、それは16年も我慢したこちらへの過剰なサービスと受け取りました。

とはいえ中華圏のグルメ映画が傑作ばかりではないと思い知らされたのが、
この前に観た同じく台湾の「27℃ ― 世界一のパン」
パンつくり世界大会に優勝した台湾のパン職人をテーマにした本作。
熱くなれそうなテーマなのにどこか熱くなれず、
時系列と回想シーンを交えてエピソードを投入する手法は
最後まで客観的に観て熱くなれないまま終わってしまいました。
母親がパイナップル作りの貧しい農民という設定で、
ことあるごとに母親との思い出が強調されるのですが、
それならばいっそパイナップルをパンに盛り込めば一層感動もできるのにと。
ただしなぜか小林幸子さんがパンの講師として登場、
出しゃばらずに達者な演技を披露して好感持てました。

自身がパン職人でもあったリン・チェンシェン監督も9年ぶりの復帰作ということでしたが、
正直「浮草人生」「台北ソリチュード」もどこか共感できぬまま、
観終えており、本作もやはり肌があわなかったかと。

となると中華圏の中華料理映画にハズレなし、ということでしょうか。

画像はやはり上映が終わった後にファンにサインをするチェン・ユーシュン監督。
最終回の上映で夜遅くサインのみでしたが、
この監督の帰還を待っていたファンの祝福の場になったように思いました。

今回の東京国際映画祭は毎回、こんなサービスがあったのかはわかりませんが、
いづれにせよこうした形で映画監督とファンが交流できるのは素晴らしいと思います。

ついでに夕飯抜きで「総舗師 メインシェフへの道」を観たので、
料理が登場するたびに、お腹の虫が鳴って仕方ありませんでした。

http://tiff.yahoo.co.jp/2013/jp/lineup/works.php?id=W0013

以上、東京国際映画祭で観た作品の感想ですがS東京特派員がまた詳しいレポートを送ってくれるハズなので楽しみに待ってます。
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