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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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風に吹かれて



「風に吹かれて」ならまだしも「ハリケーン」なのか「激しい雨が降る」のか、、、

担当者は数年前に日雇い仕事でフジロックの会場に某清涼飲料水を運ぶというお仕事をしたことがありました。
同じような境遇の担当者も含む食い詰め者(失礼)がたくさん集まってトラックからボトルの入ったケースをバケツリレー方式で、そのメーカーのブースにわっせわっせと手渡しししながら積んでいくという肉体労働でしたが、木立ちの中で心地よい風に吹かれて気持ちのいいお仕事でした。
それで本番のフジロックの入場料は如何ほどかと調べたらとても手の出ないセレブ料金なので、十万人が集まると伝え聞きいてたので、日本はまだまだ裕福なんだと思い、自分には縁のないものと決めつけていましたが、、、、

今年の3月でしたがボブ・ディランがフジロックに参加が決定の報を知り、
以前にも書いたように市民映画館をつくる会の上映会でみうらじゅん原作、田口トモロヲ監督、宮藤官九郎脚本、峯田和伸主演のボブ・ディランをテーマにした『アイデン&ティティ』上映会を開く際に参考までにボブ・ディランのCDを借りまくってハマってしまった経緯があり、二年前にとうとう神様に会いに渋谷のオーチャドホールまで行った者からすれば
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1118.htmlこれはなんとか行かなければと、途中何度かくじけかけましたがチケットを入手し苗場を目指しましたものの、念のためにチケットを買う直前にフジロックというと毎回悪天候が耳に入ってくるので、それは大丈夫かと週間天気予報を見たら、この酷暑は29日までも続くとあり、それなら雨より増しとチケット購入直後に台風がちょうどディラン来日の日を目指して台風が北上の報を知って落胆しながら思ったのは、冒頭のようなことでした。どうせなら全部歌ってほしいと。

というわけで何度か雨にたたかれたこの日、ちょうど良いさじ加減の「風に吹かれて」る頃の夕方過ぎに神様は予定よりちょっと早く登場。
こちらは最前二列目を確保したものの、目の前の巨大スクリーンには固定カメラでピアノを伴奏する神様が終始映りっぱなし。
スクリーン越しの対面でよくわかったのは先回の渋谷公演より幾分、若返ったようにイキイキし、途中で何度も笑顔を浮かべながらノリまくって歌い弾いてたことでした。
77歳にして転がりロックしてる笑顔の姿はなんだかステキだと。

現在、音楽と恋愛映画の傑作を連打しているジョン・カーニー監督の『はじまりのうた』の中で「ディランは10年ごとにイメージを変えていってる」という旨のセリフがあってはたと膝を打ちましたが、確かに10年位前には杖を持ち実際の年齢より老けた“老人コスプレ”とお馴染みのしかめっ面が定番となってましたが、ノーベル賞受賞が契機なのかなんなのか、これからは笑顔のイメージではてしないツアーを巡って自身の旅芸人生活の集大成に挑むんだろうか、などと。

セットリストは先回の渋谷は半分をフランク・シナトラのカバー曲で締めて最後に『枯葉』を歌って驚かせてくれましたが、今回は曲名を知ればわりと有名な曲が並んだものの、例によって原曲を崩したアレンジでラストの『風に吹かれて』も伴奏者のバイオリンがメロディをつま弾いて気づいたくらいで、ひょっとしたらみんな同じに聴こえた人もいるかもしれないと思ったほどでしたが、それでも担当者は『追憶のハイウェイ’61』を歌ってると大喜びで飛び跳ね、『くよくよするなよ』でまた神様に背中を押されたような気になりました。

最もバンドメンバーと息を合わせてとてつもない高みに達してるライブが見れただけで、もう言葉にならないほど感激しておりました。
そのバンドのギターがチャーリー・セクストンというと感慨深い思いを抱く担当者と同世代が多数いるだろうなぁ、などと。

今回のフジロックのおおとりであるディランが終わっても名残惜しいので、あちこちの会場に顔をだし、うまい飯を食べていたら広島カープの帽子を被った知らないオジサンが
「ディランどうだった?」とディランTシャツを着てるこちらを抱きしめながら(!)声をかけ、
「笑顔で歌ってたのが良かったです」と返答したら、
「そうか俺はいまひとつだったな、でもラストのあれは泣いたよ」
「『風に吹かれて』ですね」

こんなやりとりをして別れましたが、たぶんオジサンはこちらよりもディランに深い思い入れがありながらも悪態をついたんだろうな、などと。
そうじゃないと『風に吹かれて』が流れて泣かないだろうと。

ノーベル文学賞受賞時に日本ではやたらと『風に吹かれて』が流れて、
ディランの代表曲はそれだけじゃないのにと反発さえ覚えてましたが、
こんなオジサンを目にして、やはり『風に吹かれて』でいいのでは、神様はアレンジを壊しながらも同じ歌詞で今も歌い続けているから、などと思いながら苗場の夜は更けていきました。

しかしフジロックはなるほどハマって毎年来る人がたくさんいることに深く納得。
そして今も舞茸トロロ丼の味が忘れられないので、来年はディランは無理でもストーンズ、も無理でもU2がもし来るようだったら、また併せて舞茸トロロ丼を食べに行きたいと思ったのも事実でした。

最後に備忘録としてこの1日で見たアーティストを羅列しておきます。

odol、鼓童、Suchmos、加藤登紀子、Awesome City Club、JACK JOHNSON、BOB DYLAN & HIS BAND、Afro Begue、CHVRCHES

行く前はディランを最優先にし、お登紀さんが見れたらイイナと思ってましたが、名前さえ初めて聴くバンドを結構熱心に聴いてて、これがフェスの面白さかと、楽しかったです。
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