あの日を知る音色

先日は大杉漣さんの著作が贈られてきましたが、
今度は被爆ピアノの調律師・矢川光則さんからDVDが届きました。
ありがとうございます。
『原爆ピアノ ヒロシマ、あの日を知る音色』という広島の放送局が制作したテレビドキュメンタリーで
被爆ピアノと矢川さんを記録していました。
特筆なのは特別な思いを持って沖縄へ被爆ピアノでコンサートを開いた際、
『ひめゆり学徒隊』とチビリガマという沖縄戦の象徴で開き音色を響かせてたことでした。
原爆もそうですが戦争自体を風化させないという強い意志をこの映像から感じ取れました。
そしてかつてのひめゆり学徒隊の人たちが被爆ピアノに聴き入り、ともに校歌を歌う、
その中で確かに柴田昌平監督作『ひめゆり』で証言をしていた木村つるさんが証言をしていて、
93歳となった今も健在で沖縄戦を語り継いでるんだろうと襟を正す思いがしました。
またDVDとともに年明けまでの被爆ピアノコンサートのスケジュール表が同封されてましたが、
昨日は三重、今日は名古屋、明日は金沢、その後にまた名古屋などとビッシリと埋まっており、
4トントラックで全国を回る小柄な矢川さんのどこに、そんなエネルギーが秘められてるのか、
改めて頭が下がる思いがしました。
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