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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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栃尾・殿町・金子屋と 『愛しのアイリーン』



お互いがかけがえのない存在だと気づき認め見つめあいキスを交わす二人。
夜の殿町、ネオンが祝福するかのように舞う、、、

昨夏、担当者もエキストラに参加した長岡・栃尾ロケ映画『愛しのアイリーン』で最高に美しいシーンと聞かれたら迷わずこの二人が交わす路チューシーンをあげます。
それまで閉塞感漂いすぎの田舎で全くさえない安田顕扮するどんよりした目に狂気すら感じる独身男が右往左往、しまいには嫁探しでフィリピンまで行き、嫁さんを連れて帰って来たら来たで大騒動を巻き起こしながらも、国境を越えて出会った二人が言葉よりも心で通じ、未来を祝うロマンチックな場所が長岡の繁華街・殿町だということを嬉しく観てて、さてこの後の二人はどんな運命が待ち受けるのか?

などと続けて観てたら急転直下、二人の行く先はまさに地獄の修羅場と化し、しかも舞台がのどかで美しい田園風景が続く栃尾なもののエキセントリックすぎる登場人物たちの様々な奇行についていくのがやっと、終いには置いてけぼりにされても構わないという傍観の境地に達し、やはり客観的に観れないほど思い入れの濃い栃尾が舞台でこの物語は馴染むことができなかったのが正直なところでした。

とはいえ栃尾とはいってもどこで撮影されたのかわからず、ただあの田園に広がる風景と空気の色はまさに栃尾だなぁ、と思ってたら街中を車で疾走してるシーンでお世話になってるあぶらげ屋さんのお店でなく看板が出てきたので「オオーッ」と一人どよめいてしまいました。

終盤にはまさに新潟の容赦ない豪雪のシーンが登場し、撮影大変だっただろうなぁと観ながら、このシーンであぁ今村昌平監督作をやりたかったのかと納得。
性への妄執、田舎のどろどろ因習、バイタリティ溢れる女性像等など、一連の今村監督作が浮かんだりしてました。

先の殿町のシーンでは上映会の度にポスター貼りに行ってるラーメン屋さんの与華楼の看板が目に入ったので、観終えて男前のご主人に映画に出てきたと話すと、最初は何のことだと驚いてましたが、「あぁー、思い出したよ」と去年この界隈で安田顕とフィリピン人の女の子が来てたと話し始め、そこの小路が監督が気に入ったとか、撮影でたくさん照明をつけていたと話し、なるほどあのキスシーンはどこかファンタジックに撮っていたので殿町のネオンだけではなく撮影用の照明も炊いてたのかと感心しました。
カウンターにはこの店の常連らしきクラブのママさんも話に割って入り始め、
「そうそう夜中に撮影やってたのは覚えてるけど、その映画公開されてるの?ぜひ観たい!」と喜んで話に加わり盛り上がってしまいましたが、すでに公開から半月経っているいるのに二人とも映画が公開されてるとは知らなかったようでした。
せっかく安田顕というスターが主演しているのになんか勿体ない、というか羨ましい。
Tジョイ長岡で県内独占公開という特別な扱いならば、劇場の関係者の方はたとえば殿町のシーンで映画に登場したお店の一軒一軒虱潰しにチラシとともに回って紹介に行けば、口コミで一気に広まるのではとクラブのママさんの嬉しそうな反応を見てて思いました。

そして担当者がエキストラで参加した金子屋にはポスター1枚でも貼ってるんだろうかと。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1591.html
↑こちらでエキストラ体験記を書いた二人がラーメンを食べながら心を通わすシーン。
ある意味、山場のひとつとして観客の印象に残ると確信を覚えるほど、いいシーンでありましたが、エキストラに参加しただけにどうしても目が行ってしまったのがカウンター席の二人の奥でひたすらラーメンを食べてるおじさん。
あの人も参加したエキストラなのですが、隣に俳優さんが、それも安田顕というスターがいながら、キャメラマンはじめスタッフがいて店の外ではモニターを注視してる監督がいると知りながら、まるで意に介せず黙々とラーメンを力強く食べてる姿を見ててエキストラと言いながら昔はお芝居を齧ってたのではなかろうか?などと思わせるに十分な姿でした。
そして担当者はやはり映ってませんでしたが、それなのにエンドクレジットに名前があったので、心遣いありがとうございます。

あとあとフィリピンのシーンでお見合いの仲介者として登場する田中要次=BOBAさんに触れなくては。
お見合いといってもほとんど人身売買に近い後ろめたい役をBOBAさんはここまでの歩みで数々の修羅場を潜った男が持つ影を感じさせながらも、日本人の男とフィリピン人女性の間で双方の側に立ちながら金のことより互いの幸せ作りに奉仕する男を懸命に演じて、好感の持てる役でした。
毒を撒き散らしてるような登場人物の中で一服の清涼剤みたいだったと観終えてBOBAさんを思い出してました。
ついでにお見合いツアーの参加者に映画祭好きの方ならよくご存じの方がいて、
フィリピンロケのコーディネートなのか、今年のフィルメックスはフィリピン映画特集なんだろかと。

画像は映画にも登場した殿町の一画。
10年前に人にこの奥にあるフィリピンパブに連れてってもらった記憶が、、、

『愛しのアイリーン』は現在、Tジョイ長岡で公開中です。
http://irene-movie.jp/
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