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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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止められるか、俺たちを



去年の3月11日『大地を受け継ぐ』長岡上映会で時間をはるかにオーバーしながら熱心に語っていただいた井上淳一監督。
その後の打ち上げの宴席で井上監督は
「今、若松プロ青春群像を描く脚本を書いてます
登場人物全て実名で若松プロに助監督で入った若い女の子の視点で描いてる」
とお話しくださり、とても興味深く話を聞いていました。
その映画『止められるか、俺たちを』が現在最も脂の載った白石和彌監督によってついに完成、
11月10日よりシネ・ウインドで公開がはじまります。

脚本を執筆した井上監督、そして監督を務めた白石監督、ともに若松孝二監督の陶酔を受け弟子入りし、
たぶん日本映画で最も厳しい徒弟制度だったと思う若松組の現場で揉まれたかと思いますが、
関心があるのは映画は井上、白石両監督が体験した時代の若松監督ではなく、一回りも二回りも上の時代の1968年の足立正生、沖島勲、大和屋竺、秋山道男、小中一男、高間賢治、荒井晴彦と錚々たる面々が出入りしていた若松組をテーマにしたことです。

ピンク映画というジャンルで時代の先を疾走していた若松プロを現在の視点からどのように捉えているのか、
井上、白石両監督も手探りしながら、あの時代を掴もうと映画つくりを通して必死だったのではと想像します。

担当者は若松孝二という“鬼才”と僭越ながら何度か接し、それまでの常識が一切通じず、そのすべてが特大のエピソードとなってるので忘れずに今もいます。
というか、とても忘れることができません。
今年で七回忌と言いながらも亡くなった気がせず、いまだ挑発し続けてるのがこちらの励みにもなっています。
電話で怒られた際の迫力というより凄みがありすぎる怒鳴り声も未だ脳裏にこびりつき、それを忘れることができずに若松監督がいつも首にぶら下げてた携帯の電話番号は今も消せずに登録してあるままです。

井上監督の舞台挨拶は11月17日のようで残念ながらその日は新潟に行けませんが、
すでに前売券を確保したのでいづれ観に行って、(当時の若松監督のピンク映画も併せて上映するとのこと)また若松監督の怒鳴り声と人たらしな笑顔を思いだしたいと。

チラシの門脇麦の横顔がステキすぎてこちらからも期待が高まってます。

物語
吉積めぐみ、21歳。1969年春、新宿のフーテン仲間のオバケに誘われて、"若松プロダクション"の扉をたたいた。当時、若者を熱狂させる映画を作りだしていた"若松プロダクション"。 そこはピンク映画の旗手・若松孝二を中心とした新進気鋭の若者たちの巣窟であった。小難しい理屈を並べ立てる映画監督の足立正生、冗談ばかり言いつつも全てをこなす助監督の ガイラ、飄々とした助監督で脚本家の沖島勲、カメラマン志望の高間賢治、インテリ評論家気取りの助監督・荒井晴彦など、映画に魅せられた何者かの卵たちが次々と集まってきた。 撮影がある時もない時も事務所に集い、タバコを吸い、酒を飲み、ネタを探し、レコードを万引きし、街で女優をスカウトする。撮影がはじまれば、助監督はなんでもやる。現場で走り、 怒鳴られ、時には役者もやる。 「映画を観るのと撮るのは、180度違う…」めぐみは、若松孝二という存在、なによりも映画作りに魅了されていく。 しかし万引きの天才で、めぐみに助監督の全てを教えてくれたオバケも「エネルギーの貯金を使い果たした」と、若松プロを去っていった。めぐみ自身も何を表現したいのか、何者に なりたいのか、何も見つけられない自分への焦りと、全てから取り残されてしまうような言いようのない不安に駆られていく。 1971年5月カンヌ国際映画祭に招待された若松と足立は、そのままレバノンへ渡ると日本赤軍の重信房子らに合流し、撮影を敢行。帰国後、映画『PFLP世界戦争宣言』の上映運動の為、 若松プロには政治活動に熱心な若者たちが多く出入りするようになる。いままでの雰囲気とは違う、入り込めない空気を感じるめぐみ。 ひとり映画館で若松孝二の映画を観ているめぐみ。気付かない内に頬を伝う涙に戸惑う。 「やがては、監督……若松孝二にヤイバを突き付けないと…」

『止められるか、俺たちを』 
公式HP http://www.tomeore.com/
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