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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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『人生フルーツ』韓国でも大ヒット!



高齢夫婦像 韓国でも実った

[ソウル=境田未緒]建築家夫婦とその妻という高齢夫婦の日常を追った東海テレビ(名古屋市)制作のドキュメンタリー映画「人生フルーツ」が、韓国で人気を集めている。
昨年、12月6日の封切り以降、口コミなどで評判が広がり、上映館が急増。「自分がやれることをやる」という夫婦の生き方が共感を呼んでいるようだ。

 「こんないい映画に二十代で出合えて良かった。いま横にいる人をいとおしんで生きたい」「あまりに早く変化する最近の若者たちへ…人生は果実のようにこつこつ、ゆっくり実っていくもの」-。「人生フルーツ]を上映しているソウル市内の劇場「アートナイン」のロビーに置かれた掲示板に、映画を見た人の感想が張られている。

 映画の舞台は愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウン。日本住宅公団のエースとして多摩平団地などの都市計画に携わった津端修一さんは、高蔵寺ニュータウンのマスタープラン(基本計画)を手掛け、自然と共生する街を構想した。だが、高度経済成長期という時代の中で、完成したのは無機質な大規模団地だった。

 津端さんと三歳年下の妻英子さんは一九七五年、ニュータウンの一角に土地を買って平屋を建てた。自宅周辺では自然との共生を実現しようと、庭の畑で野菜を育て、木々を植えて果実を収穫する生活を送る。作品はそんな夫婦の姿を一年半かけて撮影した。

 韓国で「人生フルーツ」を配給するアットナインフィルムのチュヒ理事は二〇一七年末に日本を訪れた際、ミニシアターの支配人に「いい映画ですよ」と勧められて見た。「それまで老いへの恐れがあったが、年をとるのはこんなに素晴らしいことなのか、こんな生き方もあるのかと衝撃を受けた」と話す。

 高齢者だけでなく、大学受験や就職などで厳しい競争にさらされる韓国の若者の共感も得られると思った。ナレーションは韓国でも映画ファンによく知られている亡くなった樹木希林さん。ただ「地味な映画」のため興業で大きな期待はしていなかった。

 韓国では、芸術系映画も全国一斉の封切りで、上映は長くても四週間ほど。しかし「人生フルーツ」は当初の三十二スクリーンから一カ月後に六十四スクリーンに拡大。まだ上映が続き、芸術系ドキュメンタリー映画としては大ヒットいえる観客数五万人に近づいている。
 
 作品は十七年一月にロードショーが始まった日本でも上映が続いており、映画館以外での自主上映を含め観客数は三十二万五千人。製作した東海テレビの阿武野勝彦プロデューサーは韓国でのヒットについて「とてもうれしい。日本も韓国もなく、どう生きたらいいのだろう、とみんな考えているのでは」と話している。

2019年1月14日 中日新聞

ツイッターで韓国で『人生フルーツ』が韓国でも大ヒットしているとの中日新聞の記事が流れてきたものの、
ネットで配信してないようなのでホントはマズイかもしれまでんが書き写してみました。
定期的なのか日韓関係がゴタゴタしている中で津端夫妻の生き方に共感しての大ヒットはとても意義深いと思いました。
『人生フルーツ』はたぶん海外戦略など考えてなかったと思いますが、映画を観た方はご存じのように大きなエピソードとして津端夫妻の著作が台湾でも読まれて訪問し熱烈歓迎を受けながら、修一さんの若き日の思い出と台湾との関わりが涙とともに映されていたので台湾の人達に先に受け入れられる映画だと思ってましたが、台湾では公開されたのでしょうか。
もしまだでしたら韓国でのヒットが呼び水となって中華圏まで公開されてほしいです。
どこの国でも共感を得られる映画ではないかと思います。
しかし『人生フルーツ』の台湾の辛いエピソードが名作『悲情城市』と繋がることに、やはり映画は奥深いものだと。

ちなみに韓国の記者が書いて昨年末に配信されたのがこちら↓
「人生フルーツ」韓国で静かなブーム…口コミで長期興行
http://mottokorea.com/mottoKoreaW/mCulture_list.do?bbsBasketType=R&seq=79980

『人生フルーツ』は先ほどついに韓国での観客数が五万人を突破したそうです。

◎3月8日(金) 会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

・18時50分~ 『人生フルーツ』(91分)
*日本語字幕付き上映 

*津端修一さん90歳、英子さん87歳 風と雑木林と建築家夫婦の物語

愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅。雑木林に囲まれた一軒の平屋。それは建築家の津端修一さんが、師であるアントニン・レーモンドの自邸に倣って建てた家。四季折々、キッチンガーデンを彩る70種の野菜と50種の果実が、妻・英子さんの手で美味しいごちそうに変わります。刺繍や編み物から機織りまで、何でもこなす英子さん。ふたりは、たがいの名を「さん付け」で呼び合います。長年連れ添った夫婦の暮らしは、細やかな気遣いと工夫に満ちていました。そう、「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」とは、モダニズムの巨匠ル・コルビュジエの言葉です。

かつて日本住宅公団のエースだった修一さんは、阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地などの都市計画に携わってきました。1960年代、風の通り道となる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画。けれど、経済優先の時代はそれを許さず、完成したのは理想とはほど遠い無機質な大規模団地。修一さんは、それまでの仕事から距離を置き、自ら手がけたニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林を育てはじめましたーー。あれから50年、ふたりはコツコツ、ゆっくりと時をためてきました。そして、90歳になった修一さんに新たな仕事の依頼がやってきます。

本作は東海テレビドキュメンタリー劇場第10弾。ナレーションをつとめるのは女優・樹木希林。ふたりの来し方と暮らしから、この国がある時代に諦めてしまった本当の豊かさへの深い思索の旅が、ゆっくりとはじまります

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Y6geEC5-p44

監督 伏原健之  ナレーション 樹木希林   プロデューサー 阿武野勝彦
製作・配給 東海テレビ放送 配給協力 東風  2016年作品 91分
公式HP http://life-is-fruity.com/

*入場料 
前売 1000円、 『居酒屋ばぁば』との2作品セット 1500円 (近日発売)
当日 1300円 障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生以下(学生証を提示願います) 500円

樹木希林さん&伏原健之監督 『人生フルーツ』『居酒屋ばぁば』『神宮希林 わたしの神様』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2131.html
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