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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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新紙幣



1万円札が渋沢栄一。
5千円札が津田梅子。
千円札が北里柴三郎。

先ごろ新紙幣に描かれる肖像が発表され、元号フィーバーに続けて森友・加計・統計その他、不都合な真実を払拭させるのが狙いなのが透かしのように見えてきますが、それはともかく渋沢栄一と津田梅子に既視感があるなぁ、と思い起こせば二人とも以前に上映した山田火砂子監督作『筆子、その愛』に登場する人物でした。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1044.html

明治・大正期に知的障害児施設「滝乃川学園」を設立しまだ福祉などという概念のなかった時代に障害児教育に尽くした“無名の人”石井筆子さんの生涯を映画化、筆子さんには常盤貴子が扮してた感動の一作。

映画の中で学園維持のためにとにかくお金に苦労する筆子さんが頭を下げて「滝乃川学園」への経済的支援をお願いする財界のこれ以上ない大物として渋沢栄一が登場、扮していたのは平泉成で実際に渋沢栄一は「滝乃川学園」の理事長を務めていたそうです。

また映画の中で“鹿鳴館の華”とも呼ばれた筆子さんと確か社交界で顔を合わせていたのが津田梅子。共に女子教育の向上のために尽力していた友人だったようで、筆子さんは津田塾大学の前身の学校の校長を務めていたそう。

新紙幣の顔となった3人に比べて石井筆子さんはまさに“無名の人”のように思いますが、この機に『筆子、その愛』を思い出し、改めて筆子さんの業績の足跡を辿っているうちに紙幣の顔はいづれ筆子さんでもいいんじゃないか、これから何十年後にまた紙幣は一新されるでしょうから、その頃に生涯を子どもたちに尽くしながら莫大な借金を背負い、多数の教え子や教職員たちが戦死という悲劇に見舞われ、自身も病に倒れ困難から解放されることなく逝った筆子さんの業績が称えられる形のひとつとして紙幣に描かれるような世界なら今よりもずっとマシな社会ではないかと思いました。

あと「日本資本主義の父」渋沢栄一に焦点を合わせれば新潟日報によると信越本線の前身、北越鉄道の設立に携わったり、長岡の士族、商人が銀行の設立のために教えを乞うたのが渋沢栄一で、その銀行が現在の北越銀行に繋がるなど長岡とも縁のある人だと知りました。

https://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/nipposho/20190410462329.html

その反面、韓国と揉めてる最中に植民地時代の因縁浅からぬ渋沢栄一が紙幣に登場することは、下手したら挑発に映るような気がしないでもありませんが、
https://www.asahi.com/articles/ASM4B2Q7FM4BUHBI00N.html

それを言うなら福沢諭吉や伊藤博文をお札の顔にしてたのも相当なものに思うものの、
担当者が今回のニュースを見ていて、初めて知ったのが渋沢栄一の故郷が埼玉県深谷市だったことでした。

鉄塔と赤茶けた風土にブロッコリー畑とおっぱいパブ、、、、
深谷というと入江悠監督の傑作『SRサイタマノラッパー』の舞台として真っ先に浮かんだりするのですが、生涯に多くの企業の設立、経営にかかわり、経済の側面から日本の近代化に大きな貢献をし「日本の資本主義の父」と呼ばれた偉人を生んだ町で、約170年後に滑って転んでのた打ち回り挫折を繰り返すニートラッパーが主役の青春映画が生まれたのはなんだか凄い皮肉に思いました。

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私の地元の埼玉県深谷市では出身者の渋沢栄一翁がお札になるというので盛り上がって「映画化を」と一部で言ってますが、渋沢栄一を映画化するなら妾を何人も囲っていたドスケベな側面が良いかと思います。

もしくは若い時にアナキストで高崎城の焼き討ちを企てて失敗し、体制側に転向した渋沢栄一。

https://twitter.com/U_irie/status/1115616594581843968

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↑早速、入江悠監督がツイッターに書いてましたが、アナキスト時代の渋沢栄一というのは観たいと思いました。
もちろん入江監督作で。
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