主戦場

S東京特派員より東京で公開中の『主戦場』という映画が必見とのお墨付きでとても良かったとDMが届きました。
担当者は本作を最初に知ったころ、いわゆる歴史修正主義者(修正なんてよく言えるものだと)の論客達(本物の右翼からすれば似非だと思う)が従軍慰安婦問題について好き勝手なことを言ってる映画という認識で構えていましたが、公開が近づくにつれ、そういう映画ではな く論客が放つ持論について検証し、論破していく映画のようだと知り、さらに予告編に登場する櫻井よし子先生の意気揚揚とした最初の表情とは真逆の後ろめたさが残る最後の表情を見て、俄然関心が湧きました。
『主戦場』予告編 https://www.youtube.com/watch?v=SQq5LvhMi1o
『主戦場』は県内では5月11日より、初日はミキ・デザキ監督を迎えて、
5月18日よりシネ・ウインドで公開されるのでどちらかでいづれぜひ観たいと思ってますが、ご存知のように櫻井よし子先生は長岡高校出身。
長高OBが長岡では大手を振る印象を以前から感じてるので仮に本作を長岡で上映するとなると新潟や高田とは違う空気が長岡にあるんじゃないかと懸念が浮かんだりしました。
長岡アジア映画祭で以前、平壌のドキュメンタリー映画を上映した際、長高OBが櫻井よし子先生の名を持ち出して絡んできたことが、非常に不快だったので必要以上に警戒してるのかもしれません。
ただ『主戦場』の公式HPを開いたら証言をする論客の中に小林よしのり先生がいないのは何か理由があるのかと気になりました。
従軍慰安婦論争の発端は小林よしのり先生の『ゴーマニズム宣言』からだと思い、その頃の『第二回長岡アジア映画祭』で従軍慰安婦をテーマにしたドキュメンタリー映画『ナヌムの家』を上映し、後から私服の警官が客席にいて万が一何かあった場合にと備えてたらしい聞きましたが、あれは本当だったのか、思えばあの頃よりもこの論争はさらに様々な人たちを巻き込んだなかで『主戦場』は誕生したように思うので、やはり小林よしのり先生はインタビューしてほしかったというか、何かこの映画にいない理由があったのかと気になってます。
ついでに二年前にアオーレ長岡の市民交流ホールBで改憲をテーマにしたプロパガンダ映画が何度か無料上映され、そういった勢力を持つ団体が主催なんだと思いましたが、言い分を知りたい、いっそ映画を観て納得できたら自分は改憲派へと転向し楽になりたいなんて気持ちがあったものの、言ってはなんですがそんなに知識がないこちらが観ても粗が目立ちあ~やはりこんな人たちが改憲を叫んでも任せてはいけないと思った次第です。
終盤に着物をまとい派手なメイクと照明を浴びた櫻井よし子先生が登場してメッセージを放つのですが、そのラスボス感漂う姿だけでプロパガンダ映画として失敗してると思いました。
そんな訳で『主戦場』ではいつも毅然としてる櫻井よし子先生がなぜあんなうしろめたい表情を見せるのかも注目して観てみたいと。
『主戦場』公式HP http://www.shusenjo.jp/
あなたが「ネトウヨ」でもない限り、彼らをひどく憤らせた日系アメリカ人YouTuberのミキ・デザキを、おそらくご存知ないだろう。ネトウヨからの度重なる脅迫にも臆せず、彼らの主張にむしろ好奇心を掻き立てられたデザキは、日本人の多くが「もう蒸し返して欲しくない」と感じている慰安婦問題の渦中に自ら飛び込んでいった。
慰安婦たちは「性奴隷」だったのか?「強制連行」は本当にあったのか? なぜ元慰安婦たちの証言はブレるのか? そして、日本政府の謝罪と法的責任とは……?
次々と浮上する疑問を胸にデザキは、櫻井よしこ(ジャーナリスト)、ケント・ギルバート(弁護士/タレント)、渡辺美奈(「女たちの戦争と平和資料館」事務局長)、吉見義明(歴史学者)など、日・米・韓のこの論争の中心人物たちを訪ね回った。さらに、おびただしい量のニュース映像と記事の検証と分析を織り込み、イデオロギー的にも対立する主張の数々を小気味よく反証させ合いながら、精緻かつスタイリッシュに一本のドキュメンタリーに凝縮していく。そうして完成したのが、映画監督ミキ・デザキのこの驚くべきデビュー作、『主戦場』だ。
映画はこれまで信じられてきたいくつかの「物語」にメスを入れ、いまだ燻り続ける論争の裏に隠された“あるカラクリ”を明らかにしていくのだが——それは、本作が必見である理由のごくごく一部に過ぎない。
さて、主戦場へようこそ。
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◎余談ですが本日の憲法記念日に合わせた憲法集会を毎年、長岡市立中央図書館で開かれてるので『共犯者たち』が通底してると思い、参加者にチラシ配布をお願いできないかと思ったものの、今年は図書館で開かれず野外で開くようで残念ながら検索してもヒットせず、代わりではないけどこの日にヒットしたのが日本会議新潟県支部が長岡の某所の会議室で東京と映像でつないで櫻井よし子先生の改憲をテーマにした講演を流したようで、少なくともこれは護憲派はなにかしらネットで開催することを発信するべきではないかと思いました。
*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
『共犯者たち』公式HP http://www.kyohanspy.com/
主催 長岡アジア映画祭実行委員会!電話 09045204222 e-mail nagaokatsukurukai@gmai.com
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com
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