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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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『誰がために憲法はある』 井上淳一監督舞台挨拶 「その仕事に正義はあるか」



Long Time Ago 59年前
原子爆弾が落ちてきたことを
日本のお偉い人は 一体どう考えてるんだろう?

Long Time Ago 59年たった今
原子爆弾と同じようなものが
おんなじこの国につぎつぎと出来ている

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そういえば本日、朝起きたらキヨシロー氏がNHKの「あの人に会いたい」で特集され
「Long Time Ago」を歌ってるのを目にしていたので、
複線というか繋がっていたのかと思いながら観ていました。

『大地を受け継ぐ』長岡上映会にお越しいただいた井上淳一監督が新作『誰がために憲法はある』のシネ・ウインド初日にあわせて来館。

日本国憲法を擬人化した「憲法くん」を85歳の名女優・渡辺美佐子さんの語りと初恋の人が広島の原爆で亡くなったことを知ってはじめたライフワークともいえる原爆朗読劇の活動を記録。

この朗読劇に参加してるのが新劇の女優さんたちだけに

「被害だけといいたくない、どっちが始めた戦争なのか」
「戦争で死ぬ前に反対と父から教わった」

などと思わずメモしたくなる言葉があった中で日色ともゑさんが若いときに朝ドラ主演後に殺到するオファーに翻弄されてる中でお芝居の先生から言われた

「その仕事に正義はあるか」

この言葉を基準にして仕事を選ぶようになったと語り、
この先生というのはその言葉からおそらく戦争を体験し大変な思いを潜り抜けてきた人なんだろうと想像しましたが上映後に登壇した井上監督によると宇野重吉先生だそうで、それはもう筋金入りだと納得できました。


映画は渡辺美佐子さんが語る「日本国憲法前文」で締め、
その美しい言葉から放たれる前文の中で

「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し」
↑このご時勢、ここが強く印象に残りました。

監督曰く「憲法の基本の基の字、考えるきっかけ」になればと動機を話した流れの中で
師匠の若松孝二監督が何のために映画を撮るのかと問われたこと
韓国映画『1987年 ある真実の闘い』を例に挙げながら
日本に社会と向き合った映画がなく、
あわせて今年の憲法記念日が現行の憲法の最後の記念日ではないかという危機感から、
世の中の流れにカウンターから放つ映画をという思いで撮られたことなど、
相変わらず熱いトークで観客の皆さんをひきつけていく中で、

「映画のチケットに書かれた上映時間が71分だけど正確には69分」
と始まる最初のバージョンから削除された2分間の理由が、
現在この国のさまざまな局面にある「忖度の肥大化と脳内リスク」を象徴するようなエピソードで、これは間違いなくヤバイことだと否応なしに考えさせられました。
詳細はSNSで書いてもいいと言われたものの、これは観た人たちでしか感じれないと思い、
ここでは割愛、もし知りたい人がおりましたらご連絡ください。

ただこのエピソードに対して事情を聞いて柔軟に打開策を監督に話したのが
音楽を担当したPANTA氏でこれはサスガにカッコよく、
監督もPANTAさんが今もこの世界で生きているのは自身も何度か同じような局面に立たされ柔軟に回避したのではないか、という旨で話されてなるほどと。

正直、この日のウインドには映画とは別でいろいろ苦しい思いをしたので、
監督と話したいことが多々あったものの後にしたら、
その後に偶然、万代のオタ活後におっかけ女子と井上監督と再会し、
いろいろお話しした後にこれから高速バスで今度は金沢へまた舞台挨拶に行くという
井上監督をバス停留所までお見送りとなりました。

また機会がありましたらどうぞよろしくお願いします。

『誰がために憲法はある』は5月17日までシネ・ウインド、高田世界館で公開されます。
しかしいろんな監督をたくさんお会いし、見てきたつもりですがおっかけ女子がいる監督など初めてのように思います。

ついでに渡辺美佐子さんの初恋の人が原爆で亡くなったことは
是枝裕和監督の『いしぶみ』と通じるんだな、と思いました。
是枝監督にも観てもらいたいと。

『誰がために憲法はある』公式HP http://www.tagatame-kenpou.com/

日本国憲法

前文

日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民と協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。

われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。
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