『共犯者たち』in立教大学

昨年の6月おそらく日本公開よりも半年早く開かれた『共犯者たち』の上映会をS東京特派員が観賞していたのでレポを送っていただきました。
ありがとうございます。

『共犯者たち』
政権が放送局に政権寄りの経営者を送り込みコントロール。
政権を批判する記者は解雇、もしくは閑職に追いやられる。
そんな言論封殺に対するジャーナリストの戦いを描いた映画が『共犯者たち』。
2017年8月に韓国で公開されて以来話題の作品が日本で見れるということで行ってきたのが去年の6月の立教大学での上映でした。
1000人以上入るホールに多くの観客がつめかけ熱気がありました。
韓国の放送局が政権の圧力を受けていた、という事実を知らなくて、まず驚き、そして巨大すぎる相手に会社を解雇されて個人の立場になったジャーナリストがどう立ち向かうのか?ドキュメンタリーながらものすごくスリリングな映画でした。
また、政権側の人間が記者の追及にどんな顔をしてどんな風に接しているか、そこからその人間性が立ち上がってくるところがなんといっても映像の強みだと思いました。
この上映にはチェ・スンホ監督も来日、上映後にシンポジウムもありました。
東京新聞の望月衣塑子記者も参加していて、この映画の中の韓国と同じような状況の現在の日本で放送局と新聞という違いはあるものの同じ報道に関わる者として刺激を感じているようでした。
先日見た『主戦場』のミキ・デザキ監督が観客とのQ&Aで「映画に現実は変えられない。けれどそのきっかけは与えられる」と話してましたが優れたドキュメンタリーは気づきのきっかけを与えてくれるのだと思います。『共犯者たち』もその1本なのは間違いないと思いました。
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*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
『共犯者たち』公式HP http://www.kyohanspy.com/
主催 長岡アジア映画祭実行委員会!電話 09045204222
e-mail nagaokatsukurukai@gmai.com
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com
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