チェ・スンホ監督 『スパイネーション 自白』

「記者に質問させないと 国が滅びます」
『共犯者たち』の中で言論弾圧の当事者・李明博大統領その人に向かって叫ぶのが本作の監督チェ・スンホ。
公営放送MBCの凄腕のプロデューサーとして政権の不正に目を光らせた番組つくりをしていたのが、
李明博政権の介入によって骨抜きにされたMBCから解雇。
それでも不屈の闘志で独立した市民メディア“ニュース打破”を仲間とともに設立。
調査報道を継続しながら国家の不正の追及の手を緩めない番組つくりをしてた中で発表したのが『スパイネーション 自白』
拘束された“北朝鮮スパイ”への疑念を感じたチェ・スンホ監督とニュース打破のチームが
取材を進めていき国家権力の闇に突き当たるというドキュメンタリー。
韓国では『共犯者たち』の前に公開され、東京では昨年末に『共犯者たち』と同時公開された本作。
当然、新潟では未公開なので今回の『共犯者たち』上映会の評判が良かったら上映できたらとも思いますが、
まぁ、その前に『共犯者たち』を観てもらわなければ、と。
しかし「記者に質問させないと 国が滅びます」
このセリフを前に日本はもう滅ぶ兆候を感じてる方はぜひ観に来ていただきたいです。
『スパイネーション 自白』
2013年、脱北者でソウル市の公務員だったユ・ウソンさんが“北朝鮮のスパイ”として拘束された。しかし、国家情報院が提示した明白な証拠は彼の妹の「自白」証言だけ…。疑念を抱いたチェ・スンホ監督は、「ニュース打破」取材班とともに動き出す。取材を進めていくと、国家情報院の協力者が証拠書類の捏造を暴露する遺書を残して自殺を図った。さらに被害者は脱北者だけではなかったことが判明する。韓国、中国、日本、タイをめぐる粘り強い追跡取材の末、映画は40年間途切れることなく続いてきた国家権力の中枢によるスパイ捏造の深い闇へと切り込んでいく。
http://www.kyohanspy.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=f7_JBfqHdmU
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*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後 新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail nagaokatsukurukai@gmai.com
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/
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