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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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2019年の『ひめゆり』



今年も6月23日 沖縄慰霊の日が近づき、
併せて恒例となった柴田昌平監督作『ひめゆり』がポレポレ東中野で13年目の上映となります。

このブログでも毎年紹介してるように思い、
去年書いた記事を読み返したら
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1894.html

貧困者差別をして炎上した落語家がひめゆり学徒隊をテーマにした創作落語を作ってたことに疑問を呈してましたが、
この落語家はその後、不倫相手に非道なDVを切り返してたことが発覚し、
表舞台から当然のように消えてしまい、やはり器ではなかったと思いました。

とはいえこの頃は当時の翁長雄志知事が直後に亡くなり、
知事選で基地建設が焦点となって玉城デニー知事が圧倒的大差で誕生し民意が示されながらも
年末に辺野古への土砂投入が民意を無視して強行するなど、
危惧してたかもしれませんが、まさかホントにやるとは思ってなかったハズで
年を追うごとに分断が加速していく状況の中、ひめゆり学徒隊の証言は余計に重みをもって
観賞者に伝わるのではないかと思います。
などとこちらで紹介してばかりで、またの機に長岡での上映をと思っているのですが実現できず心苦しく思ってます。

今回『ひめゆり』の公式HPを覗いたら柴田昌平監督の完成直後の思いを記した文章を再び目にしズシリと残ったので、
こちらに掲載いたします。

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今なぜ 『 ひめゆり 』 なのか・・・。

1994年、戦後50年を迎えようとしている時期、人づてに「ひめゆりの人たちが体験をきちんと記録したがっている」という話を聞きました。「なぜ?」私には意外でした。というのも、ひめゆりについての映画やテレビ番組はそれまで何度も制作されていたので、今さらなぜなのだろう、と素朴に思ったのでした。

「ひめゆり」という言葉は、私たちや上の世代の人にとっては必ずどこかで耳にしたことがある名前です。繰り返し映画やテレビ、舞台で取り上げられ、「沖縄戦における悲劇の従軍看護婦たち」というイメージが定着しています。「聖なる人々、殉国美談、反戦の語り部・・・」さまざまな概念が「ひめゆり」には付着していて、私自身には重すぎるとそれまで避けていたテーマでした。知った気にもなっていました。

しかし実際にお会いしてみると、私がわかったつもりになっていたのは余りに表面的なことにすぎないということに愕然としました。何よりも、生存者お一人お一人が実に個性的だということに驚きました。テレビの映像で観るときに感じていた “決まり文句のように悲劇の体験を伝える語り部の人々” というイメージが崩れました。

「まもなく私たちは70歳になります。いつまで生きていられるか分かりません。私たちの体験をきちんとした形で映像で記録できないでしょうか。遺言として残したいのです」
生存者の方々から言われました。

ひめゆり学徒たちの思いと体験は、マスコミなど伝える側の思いが強すぎ却ってきちんと耳を傾けてもらえなかったり、断片として切り取られ伝えられることが多かったのです。

沖縄の親戚の家に泊まりこんで、彼女たちの証言にじっくりと耳を傾ける日々が始まりました。
私はひたすら受容体となりきろう、皆さんが話したいことを話し終えるまではじっと耳をすまそうと思いました。

カメラマンの澤幡さんが優しい目線でずっとカメラを回しつづけてくれます。その後も折に触れて、体験の記録をしてきました。13年間にわたって記録した証言は、22人、約100時間分になります。

映画の完成を待たずに3人の方が他界され、2人は病気で自由に外出できなくなりました。
ひめゆり学徒の生存者の皆さんは今、80歳前後となりました。
彼女たちの眼の黒いうちにしっかりとした映画として世に出したいという思いで、この作品を皆さんに問うことにいたしました。

語られている内容は過去ですが、語っている切実さは 「今」 にそのままつながっています。
過酷な記憶を掘り起こし、自らの言葉にするまで、彼女たちには数十年の月日が必要でした。

戦争体験から受ける印象は悲惨です。

しかし、ひめゆりの生存者からはしっかりと生きている強さを感じます。

それは彼女たちの根っからの明るさ、やさしさ、そして生命への信頼感があるからです。

この映画は、今を生きる私たちに多くの示唆と希望を与えるものと信じます。    

監督 柴田昌平

http://www.himeyuri.info/story.html

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「沖縄慰霊の日上映決定!」
2019年6月22日(土)~28日(金)連日 20:30
※6/26(水)は日本語字幕付上映となります。

6/22(土)初日舞台挨拶
     柴田昌平(本作監督)
6/23(日)沖縄慰霊の日
     柴田昌平(本作監督)
6/28(金)最終日舞台挨拶
     大兼久由美(本作プロデューサー)
※なお登壇者は予告なく変更する可能性がございます。

料金 : 
   当日 1500円均一 ※障害者割引なし       高校生以下 500円
   前売 1000円 (チケットぴあ:Pコード467-797)     
    ※当館窓口・チケットぴあにて販売

問い合わせ:ポレポレ東中野

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『ひめゆり』公式HP http://www.himeyuri.info/
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