長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

自由人(みゃあらくもん)の系譜

泯さん歩く

6月30日の「長岡アジア映画祭・プレイベント」では漂白の俳人・井上井月をテーマにした「ほかいびと」を上映し北村皆雄監督をお招きしトークも開きます。
監督のお相手に井上井月の研究を長年している大星光史先生と長岡ペンクラブの川上洸さんを予定してます。

長岡の文化人では以前、こちらに目もくれず原稿を執筆していた稲川明雄先生や
お会いするまで様々な段取りがあり、どんな方かとちょっとビビってたらとても気さくだった
鈴木昭英先生(瞽女研究家、民俗学者)などとお会いいたしましたが、
今回の大星光史先生(80歳)はまたちょっと毛色の違う方だとお見受けしました。

そこで貸していただいた著作「自由人(みゃぁらくもん)の系譜」を読みましたが、
富山弁である“みゃぁらくもん”とは先生いわく道楽者、ひまで物好きな人、
しかし何事もにもとらわれず、一途で素直な生き方をしてるという意味のようで、
それに沿った文人を俎上に載せて先生が解説していくのですが、
各人物をわずか2ページに凝縮させての評伝で読み応えがありました。

とはいえ漱石や鴎外といった文豪をみゃぁらくもんの系譜に入れていいものか?
名誉にとらわれない生き方を全うしたという意味で入るのかもしれませんが、
やはりこの二人は規格外のような気もしましたが、
井月はもちろん芭蕉、一茶、蕪村、良寛、放哉、山頭火等々、
世間体を気にせずに、自己を貫いた文人たちへのシンパシーを抱いたと思う、
先生の文章は冴え渡っており、読み終えてちょっと理解できたのが、
大星先生のどこか浮世離れしている様は”みゃぁらくもん”への強い憧れが根底にあるからではなかろうかと。

北村監督は先生の著作を何冊か読み当日会うことを楽しみにしているようですが、
ただ当日会うということはお二人はまだ面識がないので、
当日のトークはどのような形になるのか今は想像もできません。

ついでに「自由人の系譜」には“赤猪子”という古事記に登場する女性の話が出てくるのですが、
彼女を見初めた男というのが久しぶりに『ヒドイ男だ』と憤慨できるとんでもない男でありました。
どんなヒドイ男かはぜひ読んでみてください。

『涼しさや 銭を掴まぬ 指のさき』

井上井月の章ではこの句を冒頭に挙げていました。
スポンサーサイト

| 未分類 | 23:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/tb.php/23-47bdb993

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT