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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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小林茂初監督作 『放課後』



長岡在住・小林茂監督はご存知のように佐藤真監督『阿賀に生きる』の撮影をし高く評価され、
それ以前に師匠であり福祉記録映画を生涯に渡って撮り続けた柳澤壽男監督の現場で映画を身体で吸収された方。

柳澤壽男監督のもとで映画の矜持を、佐藤真監督とは共犯関係を続け映画の思想を学んだように思ったりするのですが、小林監督がいづれ自ら監督となるのは必然のことだと思ってました。

90年代後半、藤本幸久監督作で炭鉱をテーマにした『闇を掘る』の撮影で北海道に滞在していた小林監督が確か人の紹介なのか案内された学童保育所”つばさクラブ”の障がいのない子もある子も共に力いっぱい遊び楽しんでる姿を見て、これはぜひカメラに収めたいと『闇を掘る』の20分のフィルムを譲り受けて撮影したのが『放課後』

目の前の躍動するありのままの子供たちを小林監督のカメラは追って必然とイキイキとしたリズムが全編を貫き撮影時間と同じく作品時間も20分なのですが、小林監督のナレーションで学童保育の背景を解説、また指導員へのインタビューも挿入され、決してありのままをそのまま映した作品でなく、撮影した20分のフィルムを前に小林監督が試行錯誤を辿った跡が刻まれてるように見受けられます。
その過程を経て小林監督は監督としての手ごたえを感じたのではないかと思います。

その後、このつばさクラブの子どもたちにカメラを向けて『自転車』『雪合戦』を完成、これらは『放課後』を含め『こどものそら』として劇場公開されましたが『自転車』の疾走シーンと美しすぎるラストシーン、『雪合戦』のつばさクラブの問題提起と子どもたちが無邪気に雪合戦に投じる対比と一作ごとに手法を変えていき、それらと並行しての『ちょっと青空』は核となる人物の周囲の人間模様まで掴み飛躍を遂げたと思いました。(僭越です)

そして師匠の柳澤壽男監督の遺志とともにある『わたしの季節』からは編集に佐藤真監督のお弟子さんともいえる秦岳志氏が参加。
以後、アフリカのストリートチルドレンに自身の少年時代を重ねてたと思う『チョコラ!』
佐藤真監督への返信な気もする『風の波紋』と撮影した映像を観て秦氏とともに試行錯誤を重ねて完成作を重ねていきます。

その原点と呼べるのが今回上映する『放課後』
この時点で小林監督はその後に手掛ける一連の長編ドキュメンタリーのことまで脳裏にあったのかはわかりませんが、この映画での試行錯誤の試みが間違いなく、その後の作品へと繋がってる大変貴重な映画に思います。
そんな意味では最近、『風の波紋』で小林監督を知った方などはうってつけではないかと思います。

今回も『小林茂のOタスケ隊』のメンバーでかつて高校の同級生として、以降、影なり日向なりで小林監督を支え続けてる須藤伸彦氏より上映前に撮影中の『魂のきせき』を含め小林監督についてお話をお願いしてます。
併せてご期待ください。

放課後の居場所がない障がいを持つ子どもについて考えもしなかったという旨で小林監督は自省を込めて語っていますが、同じような意味か心もとないですが、完成直後の本作を観て担当者は初めて学童保育について知りました。
この作品以降にわりと学童保育と耳にするようになったのでつばさ学園はいわば先駆けなんだろうかと。

『放課後』(1997年 20分 ) 監督・ナレーション 小林茂
小林茂監督の第一回監督作品。札幌の学童保育所「つばさクラブ」の一日。エイサーを踊るやら、コマやケン玉が乱れ飛ぶは、障害のある子もない子もごちゃごちゃと遊んでいる。20分のフィルムを回して、20分の映画に完成したエネルギー満載の映画。小林監督はその後、同クラブを舞台に「自転車」「雪合戦」の学童3部作を発表している。

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ながおか市民活動フェスタ‘19 参加企画

長岡監督・ロケ映画特集 第5弾

日時 9月7日(土)

会場 アオーレ長岡シアター

入場無料 (よろしければカンパをお願いします)

*10時~ 長岡・山古志ロケ映画 原田裕司監督「冬のアルパカ」 (2012年 30分)
出演 仁後亜由美 伊藤公一 大迫一平 宇野祥平 他 

*10時40分~ 長岡出身・五藤利弘監督「春待ちかぼちゃ」
(2017年 30分)
脚本 水元久美子 出演 桃果 安藤瑠一 平塚麗奈 内藤忠司 他
上映前 五藤利弘監督舞台挨拶

*11時20分~ 長岡出身・五藤利弘監督 「雪の中のしろうさぎ」(2011年 32分)
出演 岩尾望(フットボールアワー) 石橋杏奈 あべこうじ 他
上映後 五藤利弘監督トーク

*13時40分~ 小国ロケ映画 長岡造形大学教授 ヨールグ・ビューラ監督 「ストーンフェイス」 ー 侍がゆく、小国古道 (2017年 12分)
出演 佐藤鉄男 他
上映前 ヨールグ・ビューラ監督舞台挨拶

*14時00分~  長岡出身 柴野太朗監督「内回りの二人」(2018年 30分)
出演 川籠石駿平 岡野真也 他
上映前 柴野太朗監督舞台挨拶

*14時35分~14時55分  長岡在住 小林茂監督・ナレーション 「放課後」(1997年 20分) 
上映前 須藤伸彦氏「小林茂の仕事 Oタスケ隊」トーク

・予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

主催 長岡アジア映画祭実行委員会! 問 電話09045204222

E-MAIL nagaokatsukurukai@gmail.com

HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2345.html
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