法律の中の愛 『愛と法』上映会を前に

11月9日『愛と法』上映会にて、映画上映後「弁護士という生き方~LGBTsに関わるということ~」という演題で講演いただく黒田隆史弁護士より寄稿いただきました。
本日と明日の二回に分けて掲載したいと思います。
黒田弁護士、お忙しい中ありがとうございます。当日はよろしくお願いいたします。
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法律の中の「愛」
「愛」と「法」なんてなんの関係があるの?と思われるかもしれません。
今日は、法律の中の「愛」を探してみましょう。
児童福祉法1条
全て児童は、児童の権利に関する条約の精神にのつとり、適切に養育されること、その生活を保障されること、愛され、保護されること、その心身の健やかな成長及び発達並びにその自立が図られることその他の福祉を等しく保障される権利を有する。
子どもたちを愛するのはとても大切なことですね。未来に生きる子どもたちを、みんなで大切にしなければいけません。法律は人を縛り付けるだけではなくて、人を幸せにするためのものでもあるのです。
ストーカー規制法2条
この法律において「つきまとい等」とは、特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、当該特定の者又はその配偶者、直系若しくは同居の親族その他当該特定の者と社会生活において密接な関係を有する者に対し、次の各号のいずれかに掲げる行為をすることをいう。
こんどはちょっと怖いお話になりましたね。愛も間違った方向に行くと人を傷つけることがあります。そこはやはり法律の出番なのです。
日本国憲法前文
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、 平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
そう、とても大切な愛もあります。現実社会では世界のあちこちで紛争がおきていますが、本当はみんな平和に暮らしたいはずなんです。
法律は、この世界に必要なルールを形にしたものです。世界から愛が無くならない限り、法律からも愛は無くなりません。
映画「愛と法」をご覧になるみなさんは、いくつの愛を見つけることができるでしょうか?
*黒田隆史弁護士講演 「弁護士という生き方~LGBTsに関わるということ~」
プロフィール
1978年生。長岡高校、早稲田大学法学部、早稲田大学大学院法学研究科、北海道大学法科大学院卒業。
2009年弁護士登録、新潟県弁護士会所属、新潟県弁護士会レインポープロジェクトチーム座長。
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◎ 『愛と法』長岡上映会
日時 11月9日(土) 10時30分~
上映後 黒田隆史弁護士講演 「弁護士という生き方~LGBTsに関わるということ~」
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
*『沖縄スパイ戦史』長岡上映会
日時 11月9日(土)14時~
上映後 福本圭介氏(新潟県立大学准教授)講演 「今、一市民として沖縄の米軍基地問題をどう考えるべきか?」
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail nagaokatsukurukai@gmai.com
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/
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