「阿賀に生きる」in三条

「映画は阿賀の強い方言で話されてます。三条弁と違いますから、わからなければ諦めてください」
小林監督と同郷のフルート奏者の演奏、
新潟水俣病患者救済に取り組んでいる弁護士の講演に続き、
小林監督の簡単なあいさつで始まった「阿賀に生きる」の12月22日の三条上映会。
http://ameblo.jp/gareki3/
満席となった会場は時折笑いに包まれながら深く見入り、
上映後は盛大な拍手が沸き起こりました。
主催者の方によれば「阿賀に生きる」の三条での上映は完成の時以来、
その間、観てない人も増えたのでどうしてもこの機に上映したかったと。
また現在、長岡在住の小林監督は下田村出身。
下田村は現在、三条に合併したのでいわば小林監督にとって凱旋上映の意味合いも。
上映後の講演では自身が下田村出身であり、
五十嵐川とともに生きてきた生活が豊かだったことを振り返り、
映画に登場した人々の生活に重ねて触れて
「もう一回、落ち着いて何が豊かなのか考えてほしい。
未来のために過去をノスタルジーでなく過去をきちんと見ること」が
大事なことと話してたのが印象的に残りました。
担当者は「阿賀に生きる」は公開当時から何度か観ていますが、
ニュープリント上映での観賞は初めてになります。
間近に映写機の回転する音が流れ、放たれた光の先の銀幕に浮かび上がる、
阿賀の人々の姿を観てこれまでを思い返しながらも、
やはり311後の未来に向けて撮られたかの印象もあり、
笑いながらも時折ドキリとしながら観ておりました。
また今回、上映会のお手伝いにも参加し、
椅子並べ、チラシ組、そして物販の販売などを手伝い、
やはりこうして上映する側でドタバタすることが好きなんだと思い知らされました。
機会をいただきました「未来の生活を考える会・三条」の皆様ありがとうございました。
スポンサーサイト
| 未分類 | 01:01 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑