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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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旺角卡門

thumbnail_陳梓桓監督写真
(C)2016 Ying E Chi All Rights Reserved.

本日、市民交流ホールAを借りて『乱世備忘 僕らの雨傘運動』の試写をしました。
冒頭は花火の下での抗議デモを捉えてましたが、否応なしに香港映画と花火というと1997年の香港返還の際に盛大に打ち上げられてた花火が登場する『花火降る夏』や『インファナルアフェアⅡ』といった香港映画の傑作が脳裏をかすめてしまい、続いて警察官と対峙するデモ隊の姿から始まり、これは完全にこれまで上映した三上智恵監督の辺野古の抗議運動と重なってしまい、重苦しい幕開けでしたが、
まだ若い監督がカメラをとともに雨傘運動の只中に入ると、そこには同世代の仲間が未来のために闘う姿を捉えた青春群像劇となり、俄然と若々しさが時間とともに漲っていくように思いました。

それで観ながらふと思い浮かんだのが『旺角卡門(モンコック・カルメン)』という1本の香港映画。
雨傘運動は各地域でそれぞれ占拠をし抗議活動をしていたようで、映画に出てくる地名。
尖沙咀(チムサーチョイ)、油麻地(ユマティ)、そして旺角(モンコック)などは担当者がかつて香港旅行をした際、喜々と街歩きを楽しんだ場所、そして数々の香港映画のロケ地として登場する場所。
2014年の秋の姿は若者たちが路上で闘ってたこんな姿だったのかと感慨深く思いながら観ており、監督とその仲間たちは庶民の歓楽街である旺角に陣取り、ある日そこへ中学生の少女が訪れ、次第にみんなと親しくなっていく様が映し出されていきます。

『旺角卡門』はその名の通り、旺角に生きるチンピラとお嬢様のストレートな純愛を絡めたヒリヒリする香港ノワールの傑作。
英題はストーンズのバラード「As Tears Go By」から取り、日本語タイトルは「いますぐ抱きしめたい」となった、その後に巨匠と呼ばれるウォン・カーウァイ監督のデビュー作。
スコセッシの『ミーン・ストリート』と百恵・友和の純愛映画をミックスしたと当時監督は語ってた記憶がありますが、ほんとにそんな映画です。

『旺角卡門』に限らず香港ノワールの主人公は金や打算よりも友や恋人のために命を張ることを選択、
「金なんかいらない、友情だけでいい」(『狼 男たちの挽歌最終章』)なんて名台詞がすべてを象徴する世界なのですが、
『乱世備忘』は監督とその仲間たちが、一世代若いこの少女の未来のためにあえて負け戦に突入してしまうクライマックスがかつて観た香港ノワールの主人公に重なってしまい、またも感慨深くなって涙腺が緩んだりしたことを白状します。

最も一緒に観た方たちからは雨傘運動と現在の香港民主化デモとの違いについて上映前に一言あってもいいのでは?
という意見があったりしたので上映会当日は資料でも配布した方がいいかと思ったりしました。

「道は続きます。私たちは若い。闘い続けます」
↑主人公の女性の独白ですが、もろに今の抗議デモを暗示しておりました。

『乱世備忘』に登場する若者たちはおそらく現在の香港民主化デモにも参加してるハズ。これを知るとテレビで流れる香港のデモがもはや他人事に映らなくなったのも事実。

あと民主の女神アグネス・チョウさんもワンシーン登場するのでファンの方はお見逃しのないよう。

画像はチャン・ジーウン 監督。

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◎ 『主戦場』長岡上映会

日時 12月22日(日) ①10時30分~ ②14時~
   
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

*『乱世備忘 僕らの雨傘運動』長岡上映会 
日時 12月22日(日)17時~
  
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail nagaokatsukurukai@gmai.com
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/
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