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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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証言 沖縄スパイ戦史



「両目を閉じてる人たちの片目でもこじ開けようという暴力的な映画を作っています。」

三上智恵監督が多くが称賛する某映画に対して違和感を持った流れで、
自作についてこうコメントを述べてたのが最近印象深く思いました。

その三上監督が映画『沖縄スパイ戦史』を完成後も新たに追加取材を加えた証言集+ノンフィクションが完成、
2月17日より集英社新書より発売されるそうです。

https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-721111-5

これはぜひ読みたいと思ったので、三上監督がFACEBOOKで述べた自作の紹介記事を転載いたします。

https://www.facebook.com/chie.mikami.54/posts/3463685530373234


沖縄スパイ戦史という映画から生まれた本でありながら
その後一年余りさらに追いかけて
東京や長野や岐阜まで取材して
証言集プラスノンフィクションの
分厚い一冊になりました
(^◇^;)

集英社新書から
2月17日発売
750ページ
1700円!

でもゆうに新書3冊、4冊分は
あります

映画では細切れに
パズルのピースのように配した
元少年兵のおじいたちの言葉は
もちろん全部
大変な時代を生きた唯一無二の
壮大な人生の0.0001%にもならない断片

その一人一人の
ライフストーリーを
本という形で読んでいくと
少年とはいえ
1人の兵士の立場に自分を置いて
心を寄せて読むことになるので
沖縄戦を戦った側の視線や
無茶な戦争を強いられた兵士にしか
見えなかった残酷な世界が
見えてくると思います

21人の護郷隊員
1人の海軍少年兵
1人の少年通信兵
そしてゲリラ戦を指導した
中野学校仕込みの教官97歳
その人に教えられた岐阜の少年兵

合計二十五人の
元兵士たちの証言は圧巻です
半分は
これまで活字になったことのない
貴重な記録です
映画よりもっともっと
多くの人の目に触れ
長い時間残るものにしたいと
がんばりました

読んでくださいね
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