水俣病の苦難語り継ぐ ~かくしてバンドは鳴りやまず15~

3月14日『祝の島』」上映前にライブを披露してくださるウィズコーションが昨日の新潟日報21面にデカデカと記事が掲載されていたので、そのまんま転載します。
当日は新曲を歌ってくれないかとお願いしましたが、この水俣病をテーマにした曲を歌ってくれるかもしれません。
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水俣病の苦難 語り継ぐ
長岡、柏崎の60代3人組 被害者の証言集め曲制作
「関心持ち、学ぶ機会に」
長岡市と柏崎市の60代3人でつくるバンド「With Caution(ウィズ・コーション)が新潟水俣病や水俣病をテーマにした2曲をつくった。被害者から聞いた苦しみや語り継ぐ大切さを歌詞に込めた。メンバーは「水俣病を自分のこととして考えてもらえるよう、多くの人に届けたい」と力を込める。
ウィズ・コーションは10年ほど前に結成され、現在はリーダーの若井武美さん(66)=長岡市=、星野淳さん(60)=同=、飯塚寿之さん(60)=柏崎市=の3人で活動している。曲のテーマは、平和や人権など社会問題が中心だ。
水俣病をテーマにした曲は、新潟水俣病患者の支援者から提案を受け、2018年冬に制作を始めた。被害者から話を聞いたり、熊本県水俣市を訪れたりした中で、印象に残った被害者の言葉などを歌詞にしていった。
1年ほどかけて完成したのは、「阿賀のお地蔵さん」「水の旅・水の記憶」の2曲。重厚な曲調の「阿賀のお地蔵さん」は、「みばが悪い助 どこにも行っちゃならぬ かかえた病を わかってもらえぬ」などと被害者のつらさをつづり、「おめさん 頼んだよ 阿賀の語りに しっかり光をあてるんだよ」と風化防止を呼び掛けている。
星野さんは「当時の人々の生活や阿賀の景色が浮かぶような演奏を心掛けた」と話す。
「水の旅・水の記憶」は軽快なメロディーに「いのちを愛する歌を抱いて遠い海をめざす 世界にノーモア・ミナマタ 未来にノーモア・ミナマタ 伝えてゆく」との歌詞を乗せ、「若い世代にも水俣病問題を発信してもらいたい」との思いを込めた。
作詞・作曲を手掛けた飯塚さんは「流れ出た水銀によって、日常が苦難を強いられ命を落とす状況に一転し、地域や家族の分断された。それが水俣病だと伝えたかった」と語る。若井さんは「音楽を通じて一人でも多くの人が水俣病に関心を持ち、学んでもらえるとうれしい」と願った。
曲の販売予定はないが、依頼があれば歌いに出向くという。問い合わせは若井さん、090(1992)1085.
プロフィール
1980年結成、およそ10年間、長岡を中心に活動。しばらく休止したが東日本大震災と「福島第一原発事故」後、活動を再開。
曲はオリジナル、「命と地球にLoveSong」をポリシーに、「どこでも1曲でも」をモットーとして県内中心でLive活動展開中。
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.With Caution(ウィズコーション)
飯塚寿之 ボーカル、ギター、ブルースハープ
星野 淳 ギター、ボーカル、コーラス
若井武美 ベース、コーラス
*『祝の島』上映と纐纈あや監督トーク
開催日時 2020年3月14日(土)
18時~ ウィズコーションLIVE
18時30分~ 『祝の島』上映 (105分)
20時15分~ 纐纈あや監督トーク (約30分)
会場 長岡市社会福祉センター トモシア 3階 多目的ホール
主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail nagaokatsukurukai@gmai.com
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/
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