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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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Anthony Wong in 『Ebola Syndrome』



先回、このご時世に思い出す映画として『感染列島』を記事にしたところ、
猛省すべしと怒られてしまい、確かにそうだと反省しながらも、
やはり思い出した映画に香港映画『エボラシンドローム 悪魔の殺人ウイルス』があります。

ホントに罰当たりな映画でストーリーを書くことも躊躇しますが、
エボラウイルスに感染しながらも抗体を持った最低なロクデナシによって被害が拡大、
南アフリカ、そして香港が感染パニックに陥るというもの。

これは触りのストーリーで検索して粗筋を読んだだけで、
これがどんなダメな映画かわかるハズ、
それでもここに紹介するのは主演がアンソニー・ウォン(黄秋生)ということ。

担当者がアンソニー・ウォンを意識したのは90年代初頭のチョウ・ユンファ主演作
『ハードボイルド』『恋のトラブルメーカー』『フルコンタクト』と亜州影帝チョウ・ユンファを相手に
まるっきり別のキャラで登場して確かな演技力を感じさせた、というよりも
『ハードボイルド』の強烈に濃い悪役に目を見張ったことでした。

その後に香港返還前のヤケッパチな刹那的なムードの中で
『八仙飯店之人肉饅頭』、その系列の『エボラシンドローム』といったエログロ変態猟奇映画で一世を風靡し、
一躍日本でもスキモノの間で注目されましたが、
返還後にはジョニー・トー監督作『ザ・ミッション 非情の掟』『エグザイル/絆』『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』、
そして大傑作『インファナル・アフェア』の激渋い警部補役で名優の地位を確立しました。
担当者はそんな名優と呼ばれる前のゴミ映画でもビデオ化されると追っかけていたほどのファン、
ついにパンクといっていい強烈にシャウトするボーカルが収められたCDまで買ってしまうほどでした。

かつてのエログロ映画への出演も演技力の賜物だと思い、
他にも出演作は多岐に渡って多くがゴミ映画かもしれませんが、
中には『野獣特捜隊』のような傑作もあって目が離せない存在だったにも関わらず、
最近は香港の芸能人の多くが口を閉ざした雨傘運動への支持を表明。
おかげで大陸から睨まれてしまい映画業界から完全に干されているとのこと。

それでも香港映画界がこの名優を放っておくハズはなく現在公開中の
『淪落の人』では車椅子の初老の男を演じ、
香港を支えていながらもこれまで映画ではほとんど描かれなかった、
フィリピンからの出稼ぎメイドさんとの交流を描いた感動作とのこと。
アンソニー・ウォンは脚本を気に入りノーギャラで出演、
結果、香港アカデミー賞主演男優賞を本作で3度目の受賞となる快挙を成し遂げ、
干してる映画界に一泡吹かせたりしました。
かといって今も香港政府を批判し干されている状況は変わらないようですが。

映画『淪落の人』アンソニー・ウォンコメント付き予告編
https://www.youtube.com/watch?v=4VaBlPr48sM

↑こちらの日本向けのコメントをするアンソニー・ウォンの姿に、
最近の仕事がほとんどない辛酸を味わいながらもどこか一皮むけた凛々しい顔つきになってて、
それこそ30年来のファンであるこちらは感慨深く思いました。
イップ・トンやサム・リーと香港映画好きが喜ぶスターが脇で登場するようで
『淪落の人』はいつか観たい映画となっています。

画像は『エボラシンドローム』から拝借しようとしたら、
どれもこれも酷すぎるので新潟県内ロケで弥彦スカイラインをドリフトする(もう解禁でしょう)
『頭文字D』でジェイ・チョウのお父さん役を演じたアンソニー・ウォンです。
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