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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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祝島から



3月14日 『祝の島』上映と纐纈あや監督トーク

2011年3月12日。
福島原発危機の中、纐纈あや監督は『祝の島』上映会で山梨に赴き、
会場を抜け出し菅総理の記者会見をテレビで見ても、全く今後についてどうなるのかわからず不安を抱き、
また上映中の会場に入ったらスクリーンには屈託のない祝島のおばちゃんたちの笑顔に救われる思いがした。
そんな話の流れで3,11当時と現在を重ね、また奇しくも非常事態の中『祝の島』上映会に赴くのも、
たぶん纐纈監督の運命なのではと思ったりしました。

こちらがお迎えすることもなく会場にやってきたので、もう長岡は慣れたんじゃないかと思いましたが、
一同、こんな事態の中でお越しいただいたお礼を述べ、
すぐにスタッフと打ち解けておりました。
本当にこれは嬉しいです。

『祝の島』上映後のトークでは本橋成一監督のスタッフをしてた当時『アレクセイと泉』の上映会のため、
祝島へフィルム担いで行ったところ、原発を反対してる人たちと事前に聞いて構えていたら、
出迎えた島の人たちは普通すぎるくらいの人たち、
しかしその後にテレビで原発反対をする祝島の人たちと報道されたら、
自分が知ってる島の人たちとまるで違う姿ばかり捕らえてたことに憤りを感じ、
それなら映画制作などまるで考えてなかったのに、
自ら映画を撮ることを決意、取材も兼ねて祝島に住もうとしたところ、
当時は島へ移住する者が皆無だったので、なかなか見つからなかったと話してましたが、
現在の祝島は若い世代の移住者、Iターンが増えているとのこと。
その一端はおそらく『祝の島』がきっかけのように思いました。

東日本大震災を経て中断した上関原発計画はやはり法律を勝手に解釈し曲げて、
ぞろぞろと動きが始まったようなので、映画を観たお客様へ状況を注視してほしいと訴え
どうしても伝えたいこととして映画に登場する棚田の深淵なエピソード。
これは実際に映画を観た方しか通じないと思うのですが、
祝島へ行く機会があったら、ぜひ行ってほしいということで
映画に登場する石垣が何段も連なる棚田。
歩いて1時間ほどかかるそうですが、
現在の主人の祖父が30年かけて孫のためにと石を積んで完成したもの。
自分の孫のために作られながら、その後は原野に戻ればいいと、
未来を予見しながら積み上げた圧巻の棚田と原発が対峙する姿を見た時に、
映画の核ができたんだろうと思いました。
しかし今のこの時代に存在するあの棚田が存在するだけで、
大切なものは何かと雄弁に説いてるように思います。

あと印象に残ったのが島の原発推進派を描いてないという批判は重々承知の上、
「退屈で眠くなった」
という感想があると、日常を撮ることが目的なのでやったと思ったなど。
やはり作り手は批判は覚悟の上と肝に銘じてるんだろうと。
多くの映画監督にはそういった器の大きさを感じたりしました。

そして最後は制作中の新作の狙いとカンパの呼びかけをして
https://satomoribito.wixsite.com/miho/blank-7
幕を閉じましたが、新作も棚田を被写体にしてるのは偶然でしょうが面白いです。

顔見知りとなったスタッフと話し込んだり、ウィズコーションに強い関心を持ったりと
今回、こんなご時世となりましたが、次回はもっと長岡を満喫してほしいと思いました。
というのも帰りがけに「また呼んでください」と言っていただいたのは大変嬉しかったです。
本当にこんなご時世に来てくださり、ありがとうございました。
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