FC2ブログ

長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

子どもたちをよろしく



久々に胸糞悪い映画を観てしまった。
しかし、それらは自分がこれまで目を背けてたものがスクリーンから突き付けられたと気づいた時になんとも居たたまれないものが。

欠点が目に付く映画だと思いながらも、それを一蹴する子供たちの熱演がともかく素晴らしく、
特に目が行ったのが『教誨師』で大杉漣さんの少年時代を演じた杉田雷麟くん。
他にも話題作に引っ張りだこのようで、将来日本映画を背負う存在になるんじゃないでしょうか。

あといちいち喋り方が癇に障る女子を演じた大宮千莉さんも胸糞悪いとはいえあれだけ印象に残ると、
いづれ大きな役で目にするかもしれません。

身勝手な大人たちの犠牲となる子どもたちがテーマとなり、
これは現実だと企画を担当した前川喜平氏、寺脇研氏は自身のキャリアに重ねた訴えを映画にしたと思うものの、
それならこの逆境を手助けするような大人も登場させてほしかったような思いが。
映画と同じ境遇の子どもが本作を観てその救いのなさに一層の絶望を感じるのではと思うほど痛々しすぎる作品でした。

ついでにギャンブル依存症となり借金で首が回らなくなったオヤジが登場し、
そのアッパレな依存ぶりに他人事ながらハラハラしてしまうのは、
こちらはギャンブルは怖いので一切やらない身が、もしハマったら、
あ~なってしまうんだろうと反面教師としてこれは効果がありましたが
、だとするとなおのことラストのあの行動に違和感を感じた次第です。

あとモロに繁栄から取り残され没落した地方都市が舞台となってますが、
撮影に協力したこのロケ地はとても立派だと思いました。
本作を観てロケ地巡りを思い立つ人はあんまりいないように思い、
この映画の負の面が、この地方都市に生きることも関係があることが十分伝わってきました。
本作で町おこしとはいかないので、いわゆるフィルムコミッションは本作に関わってるのかも気になったりします。

また観ながらずっと暗雲立ち込めるような中で一服の清涼剤と言っていいのか、
担当者が知っててお世話になってる方がデリヘルの客という難役で登場、
そればかりかとんだゲス野郎だと明らかになって笑わせてくれましたが、
以前は役者として鳴らしながら、今は本作含め数多くの映画の配給を手掛ける偉い存在になりながらも、
こんなゲス野郎を喜々と演じているのに嬉しく思いました。

この映画のチラシをシネ・ウインド支配人から頼まれ先日の『祝の島』上映会でお客様に配布したものの、
はたして受け取った方で本作を観に来た方がいらっしゃるのか、
大いに気になって足を運び観ましたが、日本はすっかり没落してしまったと思わざる負えなかったです。
ラストの白々しい証言って、あれってあたしゃその没落の原因と言っても過言でない
現政権の胸糞悪い白々しい答弁と重ねて観ておりました。

最後に途中で消え去った二人組のその後をぜひまた映画化していただきたいです。
あまりにもドラマチックすぎてちょっと震えました。

『子供たちをよろしく』は4月3日までシネ・ウインドで公開。
明日は寺脇研氏の舞台挨拶があるそうです。

『子どもたちをよろしく』公式HP http://kodomoyoroshiku.com/

スポンサーサイト



| 未分類 | 22:57 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

TRACKBACK URL

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/tb.php/2587-9fd9bab3

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT