新潟県産業博覧会 長岡博の開催と戦災復興・産業振興

お世話になってるにいがた映像ギャラリーの長谷川代表から
「この前、新潟日報長岡版に長岡博の本が出来たとあったんで買ってきてくれないか」
という電話があったので早速、販売してる長岡市立中央図書館にて1500円で購入しました。
長岡博と何かで読んだことがありましたが手にした
「新潟県産業博覧会 長岡博の開催と戦災復興・産業振興」と題された冊子をめくると、
昭和25年に開催された博覧会、「新潟県産業博覧会」通称、長岡博と呼ばれ、
まだ長岡空襲で市街地が焦土のなか、この開催を契機に街路の整備が進み、
やはり戦災復興の促進と地域の産業振興を目的に開催。
特に戦災復興に重点を置いて開催されたようで
7月20日から8月30日まで開催。
本会場は今の神田小学校付近及び農機具館の会場は今の長岡グランドホテルとあって、
たぶんイメージとしてよく映像で目にする大阪万博より前の長岡版なんだろうかと思いました。
冊子には貴重な当時のポスター、各展示館の写真に見どころ紹介だけでなく、
新聞記事のほか、いったいどうやってこんな資料を集めたんだろうかと思う一冊。
ちなみに芸能界からのゲストは笠木シヅ子と京マチ子って、
ちょうど京マチ子さんは『羅生門』の公開中に来てたのだろうかと。
しかしなぜ長谷川代表はこの冊子に興味を抱いたのか。
尋ねたところヤフオクで昔の上越線開催を記念した博覧会を記録した16mmが出品されたけど、
落とせなかったので県内の博覧会を今調べてる、とのことで随分と勉強熱心なことに感心しました。
あと図書館に入る際に市民映画館をつくる会二代目会長と偶然お会いし挨拶しましたが、
この方と亡くなった大林宣彦監督のいきさつを思うと会うのも何かの奇縁かと思いました。
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