日日世は好日2001

昨日の記事を書きながら大林監督の写真はやはりいいなぁ、とともに思い出したのが
大林監督の数多ある著作の中の1冊、「日日世は好日2001―五風十雨日記〈巻の1〉同時多発テロと『なごり雪』」
昨日の記事で書いた“正気”という言葉がとても印象強く登場する1冊で、
『なごり雪』クランクイン直後に9、11テロが発生、
世界中が戦争へと進む狂気の沙汰の中で臼杵という“正気”に包まれた町で映画撮影に没頭していくなか、折々で考えたことを『なごり雪』の撮影から公開までの道のりを尾道日日新聞のコラムに連載、それをまとめた1冊。
この他に大林監督のお弟子さんで、その後に『そこのみにて光輝く』で邦画の頂点に立つ呉美保監督と市民映画館をつくる会との関係、さらに大林監督がつくる会をどう見ていたかもわかる本なんで、とても思い出深い1冊です。
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