長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

サー・ランラン・ショウ



2014年1月7日、ショウ・ブラザーズを創立し名実とともに香港映画の父と呼ばれた
大プロデューサー、ランラン・ショウ(邵逸夫)が享年106歳で老衰のため大往生を遂げました。

担当者が映画を見始めた80年代はショウ・ブラザーズはすでに衰退し、
香港映画というとリアルタイムではゴールデン・ハーベストが席巻していたので、
ショウ・ブラザーズの作品群はビデオやDVDで主に追体験するしかなく
それらクンフー映画の中で激闘を繰り広げたジミー・ウォング、ティ・ロン、デビッド・チャン、リュウ・チャーフィなどのキラ星のような武打星の名だけで思わず興奮してしまい、
彼等を世に出したランラン・ショウについては掛け値なしに偉大な映画人という印象を持ってました。
80年代ですでに伝説の人だっただけに2014年の年明けに大往生されるというのは驚かされました。

ショウ・ブラザーズはクンフー映画だけでなく、
自前の撮影所も構えミュージカル映画も量産し、
辺境の植民地でもある香港を“東洋のハリウッド”に仕立て上げ、
それらの作品に日本の映画人も招き、香港映画の技術の底上げも担ってました。
井上梅次監督に「嵐を呼ぶ男」を、中平康監督に「狂った果実」など
自作を香港でリメイクさせるなど大変興味深い映画の国際交流を行ってるのも注目できるかと思います。
また国際進出という点で「ブレードランナー」に出資したことは謎ですが興味深く思い続けてます。

そして人材育成という点でも自身が経営するテレビ局TVBの俳優養成所からは
チョウ・ユンファ、アンディ・ラウ、トニー・レオン、レオン・カーフェイ、チャウ・シンチー、ラウ・チンワンと今も映画界を背負ってる大スターを次々と輩出したことも特筆かと思います。

長岡アジア映画祭ではショウ・ブラザーズの作品は上映していませんが、
それでもリアルタイムでまだ細々と映画製作をしていた頃の
感動作「變臉(へんめん)/この櫂に手をそえて」や
金城武主演の大活劇「暗黒街 若き英雄伝説」を観ていづれも
ショウ・ブラザーズのタイトルが冒頭に出てきたことが恥じない傑作だったことも覚えています。

もちろんタランティーノ等、ショウ・ブラザーズに深い思い入れがある映画ファンは
世界中にたくさんいるかと思うので、あまりでしゃばることは恥ずかしいですが、
まぎれもなく香港映画の黄金時代を築いたばかりか、
今回の報道で多くの学校に多大な寄付をした慈善家としても大変尊敬されてると知った
サー・ランラン・ショウにこの場を借りて深い敬意を。
スポンサーサイト

| 未分類 | 13:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/tb.php/262-d6e316e0

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT