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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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春を告げる町



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↑こちらで紹介した『春を告げる町』が無事にシネ・ウインドで公開されたので足を運びました。

原発事故によって避難先から故郷の広野町(福島原発から20キロ)へ戻ってきた人々、
多くの町民が原発の廃炉、除染に従事する中で希望の象徴ような赤ちゃん、新たに田んぼを始める農家とアイガモ、仮設住宅を後にする人々、まだ戻れない自宅のピアノ、復興への小さな灯に映るストーブの火と火まつりの対比など
人々の生活を見つめ記録していくなかで、
やはり高校生の演劇部員が「本当の復興とは何か?」をディスカッションしながらお芝居を作り上げていく様が強く印象に残りました。

完成した「人生ゲーム」という名のお芝居で各自が思う復興を挙げながら、
それに容赦なくツッコミを入れる様が強烈、
こちらが安易にイメージする復興について当事者のまなざしが受け入れ難いものと実感し、
お芝居とこの映画の観賞者に改めて「本当の復興とは何か?」を深く問いかけます。

『阿賀に生きる』『1000年の山古志』『風の波紋』に連なる作品と思いながらも、
この高校生達の問いかけが、一線を画すことで強靭な個性を得た作品だと思いました。

そして7年目の3月11日、津波が襲ったであろう海辺に人々が追悼で集まり鳴り響くサイレンは決して、
あの日を忘れるなとこちらの胸にも迫りました。

島田隆一監督は『1000年の山古志』で助監督として培ったであろう経験を活かし、
デビュー作『ドコニモイケナイ』からより高い境地に達し、
決して声高にならず丹念に被写体と寄り添い記録、
こちらは登場する人々を見つめやはり「復興」とは?を考えさせられる意義のある秀作を完成しました。

『春を告げる町』は5月22日までシネ・ウインドで10時より上映の他、
仮設の映画館でも観賞できます。
http://www.temporary-cinema.jp/

でもやはりこちらはスクリーンで観るべき映画だと思いました。

『春を告げる町』公式HP  https://hirono-movie.com/

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